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【読んだ本まとめ】史上最強の人生戦略マニュアル

「問題がひとりでに解決することは、ない。行動せよ!」

これがこの本の力強いメッセージです。

アメリカの訴訟コンサルタントである著者は問題解決のプロ。それまでに解決に導いてきた方々の事例を紹介しながら、人が陥りやすい思考パターンに警告を鳴らします。そして重要なのは自分の人生に責任を持つことで、問題は自分の行動でしか解決に近づけない、と繰り返し主張します。

とにかくパワフルな文調で、なんとなく生きている私の目を覚まさせるようなボディーブローをバシバシと打ってくる本でした。

次々と繰り出されるパワーワードの数々!引用します。

「本書は、目的と戦略を持って生きていくのに必要な道具を与えるためのものだ。なにしろ、あなたは今も将来も、 自分自身の人生に責任がある のだから。 きっとあなたも例外ではないと思うが、たいていの人は、自分に難しい質問をぶつけず、自分の本当の性格や態度を直視せず、成功するための努力を無にする肝心な問題に取り組まないことによって、自分をダマしている。 私の考えはこうだ。自己欺瞞の霧の中で暮らしている他の人たちは放って置こう。あなたは目隠しをとり、真実に対処する。」

「問題がひとりでに解決することは絶対ない と言っていい。そのまま放って置いて状況が良くなることはない。麻薬中毒の子供や重病、浮気性の配偶者を持つよりも悪いことが、一つだけある。問題を抱えているのにそれに気づかないこと、あるいはそれ以上に悪いのは、 気づいていながら事実ではない振りをすることだ。」

「「自分は正しい」とか「自分が正しいことを認めさせる」といったことは忘れよう。今のやり方でうまくいかないなら、違う方法をとることだ。「うまくいっているか、いっていないか」が、あなたの考え方や行動をはかる物差しになる。 簡単明瞭だ。あなたはもう十分長い間正しかった。今度は、勝者になる番だ。」

「質の高い人生を作り出すのに必要な技能は、人生の因果関係を理解し、コントロールする技能だ。言いかえると、自分の知識を生かして、望むようなかたちで物事が起きるようにすることだ。つまり、自分および他人がなぜそんな行動をとっているのか、なぜ行動しないのか、その理由を知ることである。こうした知識は、人生の競争の中で信じられないほど役に立つ武器になりうる。」

「他の誰かを責めている時には、自分自身について冷静に判断することができない。自分の人生をコントロールしようと思うなら、誰かのせいにするのをやめることだ。 責任を他に転嫁してはならない。」

「競争社会では、責任は自分にあると認めるだけで、人に差をつけることができることもある。窮地から助け出してくれる人間は自分しかいないと判断すれば、問題に取り組みはじめるものだ。事実を直視しよう。」

「行動を選ぶ時、あなたは結果も選んでいる 考えを選ぶ時、あなたは結果も選んでいる」

「あなたに認めてほしいのは、どんなことか? それは、あなたの人生の中でうまくいっていないすべてのことだ。結婚や仕事、態度、怒りや抑うつや恐怖 ── うまくいってないことなら、どんなことでも認めてほしい。 これまで言ってきたように、自分がしていることは正しいと、一抹の疑念も抱かず、一〇〇パーセント確信していようと、関係ない。うまくいっていなければ、変えるだけのこと。」

「たいていの人が求めているのは、真実ではなく、自分が正しいと認められることである。正しかろうと間違っていようと、自分の考えに対する裏打ちを求めているのだ。」

「夫か妻のどちらかが私のところに来て、「マグロー先生、誰が正しかろうとかまいません。私は自分たちの結婚がうまくいけばそれでいいのです」と心から訴えるケースはめったにない。夫と妻がたいてい口を揃えて言うことは、とどのつまり、「私が正しいことをあなたに認めてもらい、私が正しいと夫(妻) に認めさせてほしいのです。そうすれば、私たちは私のやり方でやることができる」ということだ。 こんな風に 自分が正しいということにこだわると、悲劇的な結果につながる。」

「偶然の出来事など存在しないのだ。あなたは、選択や行動によって自分自身の経験をつくりだしているのである。」

「問題が何かを明らかにすれば、半分解決したも同然だと信じている。(中略)だが中途半端ではいけない。たとえば、ある目標を達成できずにいる理由を見極めようとすれば、疑わしい点を自分に有利に解釈してはならない。自分に言い訳を許してはだめだ。これまでに見てきた「人生の法則」に従って生き、考えなければならない。」

「 引き金を引け。知識を得るだけで終わらずに、これまでとは違う何かをするのだ。 人生は流れや勢いに乗って進む。運動することであれ、自分の感情を言葉にすることであれ、もう一度学校に行くことであれ、祈ることであれ、新しい仕事に応募することであれ、何か違うことをはじめれば、行動に弾みがつく。 新しい人たちに出会うことだろう。新しい可能性が開けるだろう。」

どうでしょうか?強いですね。

私は、「ぼんやり生きてきてすみません…」と謝りたくなりました。自分の中の他責思考を見透かされてドキッとした気分です。

何かを変えたいけれど踏み出せなくて勇気がほしい方にオススメです。

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