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タイに住んだら成長できた理由その2【元駐妻、現ワーママ】

タイ人の気質を表すといわれている2つの言葉があります。

「大丈夫」という意味の「マイペンライ」。「気持ちいい、快適、楽しい」の「サバーイ」。

この言葉、日常でも実によく使います。

人からちょっとしたことで謝られたらマイペンライ。買った野菜が少し傷ついていてもアリついていてもマイペンライ。全国的にレジ袋が急に禁止されても、手で持ったりバイクのヘルメットに品物入れるからマイペンライ!

細かいことに固執するよりも、おおらかにゆるーく構えるのがマイペンライ精神なのです。(私流解釈!)

そして、そのほうが快適=サバーイなのです。

私がタイで得たものその2は、このマイペンライ&サバーイ精神です!

よ く言えば、寛容でおおらかで人生を楽しんでいる、悪く言えば雑で適当で危機管理意識が低い、でしょうか。

この空気、私には合っていて心地いいなあと思いました。

(家族ビザでは仕事できなかったため、専業主婦だったからという理由もあります。もしタイで仕事していたら日本のようにきっちりと仕事が進まずイライラして何がマイペンライじゃ!と思っていたかもしれません。また、日本が非マイペンライであるからこその勤勉な国民性&経済大国であることは重々承知なのですが。)

私は長らく日本的企業で会社員をしてきたのですが、いかに自分の視野が狭く、思い通りに仕事が進まないとすぐイライラしていたか、タイで仕事から離れたら初めて分かりました。マイペンライとは真逆の精神で、この通りに物事が進まないとだめ!という意識で生きてきたわけです。

そして、自分がサバーイであることよりも、効率やら保身やら未来の心配やら他人の目線やらを優先してしまうことに気づきました。

プレー中のゴルフ場の真ん中で、木陰で休憩していたおっちゃん程のマイペンライ精神はとても身につけられませんが、(ボールが近くに飛んできて「おっ!」とびっくりしてました。プレー中だからさ…)自分にも他者にも寛容な価値観もあっていいんだ、とおおらかに構えたいです。

今は、細かいことでクヨクヨ&イライラしそうになったら、マイペンライ精神を思い出して、寛容に「遊び」を持つ余裕を心がけています。

こういうことは、ずっと同じ環境のままで過ごしていても気付かなかったことだと思います。タイでの暮らしの中で、価値観・見方で物事は変わるということを体感しました。

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