⑦私立の非常勤講師として働いたのがとても良かった理由

父の日ですね。お祝い事の段取りがヘタな私は午後になってからプレゼントを買いに行き、夫の目の前で子どもたちに「ほら!書いて!」と手紙を書かせるという、なんともダメなパターンで父の日お祝いをいたしました。でも喜んでもらえてよかった。Thank you for being the BEST father for our kids.

さて、前回は公募で私立の非常勤講師に採用された話でした。私立はツテ採用だと思っていたのでかなり意外な展開ではありましたが、「私立」「非常勤」「少人数」「高校生」という新しい要素満載の状況に、期待MAXでのスタートとなりました。(私はHSPの中でも好奇心旺盛のHSS型だと思います。。)

結果から言うと、私立の非常勤講師として働くのは私にとって良い選択でした。理由を書いていきます。

1.拘束時間が短い・週5働かなくてもOK

専任教員だった時はとにかく勤務時間の長さがネックで、とてもではないけど育児と両立させていくのは無理と感じました。学校にいる時間に授業準備を終わらせることはできず土日も結局仕事していて、「私の休日どこ・・」という状態でした。

一方、非常勤講師は基本的にコマ数でお給料が支払われ、拘束時間は授業時間のみです。自分の授業が2限からだったら2限の開始時間までに来ていれば問題ありません。(実際には準備があるので余裕持って行きますが。)5限で終わりだったら5限の授業が終わった後、即帰ることが可能です。もちろん授業準備や採点などの授業に関する仕事はするので、私は勤務日は授業後1時間くらい残っていくのが常でしたが、それはもちろん家でやってもOKです。

典型的な一日のスケジュールはこんな感じです。家で家事を一通り終わらせた後、10:15出勤、10:45〜15:00授業(お昼挟んで4コマ)、15:00〜16:00小テストの採点・先生方との打ち合わせ・授業準備 16:00退勤 16:30娘お迎え。こんな感じで週3,4日勤めました。そう、平日に働かなくて良い日があるんですよ!(週5働くことももちろん可、学校からの希望と自分の希望が合えば)

これって、専任からすると信じられなくらい余裕のあるスケジュールですよね。私は学校でこんなふうに働けることを知らなかったので本当にびっくりしました。私立では常識の「非常勤講師」という働き方ですが、これが私の求めていた働き方だ!と感動しました。(家事をやってから出勤できるなんて・・!)(勤務のない平日・・夢の1人時間・・!!!)時間的・体力的な余裕を得ながら学校で働くことができるということが夢のように思えました。(結局、学校好きなんですよねえ)

時間・体力に余力がある状態で働いているので働くこと自体が楽しいし、私生活部分も充実させられて、良い循環が巡っていました。ライフ・ワークバランスが最高に叶えられていたと思います。

2.授業だけでいい

授業をやる人として採用されているので当たり前ですが、仕事は授業だけでいいのです。授業大好き人間としては最高でした。学級運営、行事運営、職員会議、生徒指導、部活指導、もちろん土日の大会引率も、やらなくて良いのです!!(基本的には。学校によって少し違うかもしれません。)(世界的には先生ってこういう仕事らしいですが。。)授業に集中させてくれるなんて天国でしたし、マルチタスク苦手な私にとってはパフォーマンスもだいぶ上がったように思います。

3.少人数の授業

授業はグレードが細かく分かれていたので、20人くらいの授業が多かったです。このくらいの人数ですとコミュニケーション取りながらの授業がやりやすい!特に高校生の授業はゼミのような雰囲気でとても楽しかったです。私は教員からの一方通行の授業は好きではなく、できるだけ生徒が授業の流れを作るようなやり方を心がけていました。(読解でも生徒にプレゼンさせる等。授業のやり方については別で詳しく書きたいです。)ああ、こういう授業ずっとやりたかった!!という授業ができました。幸せでした。少人数で深いコミュニケーションが取れる環境のほうがずっと私は私らしくいられましたし。英語が好きな生徒が多かったこともあり、教育実習の時に感じたような、あるいはそれ以上の充実感を感じることができました。

ということで、私立非常勤という働き方は https://note.com/springleaf865/n/nbc6be12e55a7 ←ここで書いた「HSPが学校で働いて苦労してしまう要素」がかなり解決されていたのですよね。相手する層も私立ということでかなり似ている境遇の家庭が多いし、いっぺんに相手する人数も公立よりは少ない、マルチタスクや長い勤務時間はきれいに解消され、残るは「競争を煽る指導」。ある意味公立より過酷(やはり勉強面は厳しいです)ですが、非常勤講師なのでそこまで責任を負う感じはなかったです。ということで、HSP(私)にとっては私立非常勤最高・・!という解がここで出せそうです。

そういえばブログのほうに昔こんな記事を書いてました↓「公立と私立の違い」https://ameblo.jp/springleaf865/entry-12462732257.html

デメリットは、専任教員と比べると給料が減る、くらいでしょうか。学級運営、部活指導、進路指導等をしたい人にとっては物足りないでしょうね。私は「授業がしたい人」だったのでそのへんはまったく無問題でした。といっても少人数の学校でかなり生徒との距離は近く、コミュニケーションは密でしたよ。私は個人的に進路相談されたりしていました。

次回は「私立非常勤最高。それでも退職した理由。」を書きます〜。やっと現在に近付いてきました!

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