漬け丼（映画「ナイル殺人事件」）
（少しだけネタバレしています）。
ブリが安かったんですよ奥様。ブリが。
いつも自宅で漬け丼作るときってマグロの切り落としを安売りの日に買ってきて作っている私。この日はちゃんとした刺身形状のブリを買えました。そのかわりに1人4切れ。大切に大切にご飯の上にのっけて頂きました。ごちそうなブリの漬け丼でした。
ごちそうが出てくるシーンと言えば結婚式やクルーズ。その両方が出てくる映画が「ナイル殺人事件」です。アガサ・クリスティの「ナイスに死す」の映画化作品です。昔むかし「オリエント急行殺人事件」見たことありまして、あれやあれやのタネ明かし（ここでは言いませぬ）。ですので作品自体には期待しておりました。
実はこの映画、上映中に大きな看板をしょっちゅう見ております。豪華絢爛な衣装の登場人物ずらりと並んだあの圧が、とにかく目を引いていました。映画館に見に行こうかなあ、どうしようかなあ、なんて迷っているうちにアマプラにやってきてくれたのです。
24インチのテレビで見ていると「ああ。。変なとこ予算削ったなあ」と思うような感じの場面もありました。おそらく大画面で見ればそう見えない画面だったのだと思います。
そして今回のキーワードは「愛」、というよりも情念なのかな？ クルーズ船に乗り込んだ人たち全員なんらかの因縁がありまして、ううーん乗るの？ そんな思いを相手に持っているのに乗っかるの？ なんて思いつつ。
ポアロさんの凄みは中盤の推理が始まってからがしがし研ぎ澄まされてきます。乗り込む人数と、下りてくる人数。歩く足の数が違います。
ミステリーではありますが、自分的にはちょっと後味の悪さが残りました。ポアロさん別件対応でのとばっちりというのもねえ。。おっとこれ以上は辞めておきましょう。
美しい衣装に美しい俳優さんたちの立ち居振る舞いを見ているだけでもゴージャスな気分になれるこの映画。歌姫サロメさんのキャラと服のセンスが私の好みでございました。
（アマプラ）
（オリエント急行殺人事件・同じケネス・ブラナーさんが演じてます）
（「ナイルに死す」原作）
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