見出し画像

ゴッホ展@SOMPO美術館に行ってきた🌻


週末に、SOMPO美術館で開催されている「ゴッホと静物画ー伝統から革新へー」に行ってきました。


感想を一言で言ってしまうと、「モネとかピサロに比べると、ゴッホの不幸/不運オーラすごくない???」です(笑)
でも、だからこそ私たちはゴッホの絵に惹かれるのかもしれないですね。


当日は傘や上着など荷物が多かったので館内の無料のロッカーを使用しました。
展示室内は暖かく人も多かったので、上着は脱いで行って正解でした◎


また、日時指定制だったのでそこまで行列ができていたわけでもなく、割とスムーズに移動できました。

事前購入していたチケットをスタッフさんに提示し、音声ガイド(本展は600円)を借りて、いざ鑑賞!


そういえば、今回初めて鉛筆(展示室内で使用できる筆記用具は鉛筆のみ)をお借りしてメモを取りながら鑑賞をしてみたのですが、大正解でした◎

見たもの、聴いたもの、どんなに驚いても感動しても、展示室を出るとそのうちの6、7割は忘れてしまうんですよね。
(私は特に、展示室外のミュージアムショップに夢中になってしまう。笑)


でも、気になったこと、初めて知ったこと、その時感じたことをメモしておけば、時間が経ってもメモ見ればすぐに思い出せますし、何よりその作品を展示室で観たときの感情がよみがえってきて楽しい。


というわけで、今回は私の書いたメモを見ながら展示を振り返ってみたいと思います。

この展覧会は、ヨーロッパの静物画の流れの中にゴッホを位置づけ、ゴッホが先人たちから何を学び、それをいかに自らの作品に反映させ、さらに次世代の画家にどのように影響を与えたのか探っていくものです。


ゴッホだけでなく、ゴーギャン、モネ、ルノワール、ピサロなど様々な画家によって描かれた静物画を観ることができました。


ちなみに、作品は一部の作品を除き撮影可(非営利かつ私的利用の目的に限る)。

それでは、ここから何点か私が気になった作品をご紹介したいと思います。


1つ目。
ピエール=オーギュスト・ルノワールの「ばら」。
思わずため息ができるほど美しく、優美な作品。
ルノワールの、絵画は「美しく描かなければいけない」という言葉が、この絵を通して改めて伝わってきました。

2つ目。
フィンセント・ファン・ゴッホの「青い花瓶にいけた花」。
ゴッホの作品の中では、比較的明るい絵です。
背景の細かい筆触から、印象派や新印象派の影響が見てとれますが、絵画を全て点描で覆うことはせず、特に花や花瓶は絵具の厚みをもって描かれています。ゴッホらしさが見えますね。

3つ目。
クロード・モネの「グラジオラス」。
掛け軸を思い起こさせる縦長の画面と、壺に生けた一輪を配置した簡潔な構図は、モネの日本美術に対する関心を表しているとも言われています。
こんな掛け軸あったらおしゃれかも。

4つ目。
フィンセント・ファン・ゴッホの「ひまわり」。
ゴッホは、アルルの黄色い家をひまわりの絵で飾りたかったそうです。
しかし、4枚目を描き終えたところでひまわりの季節は終わってしまった。。。
このひまわりの構図は、ゴッホの作品の中で代表的な構図といえます。

5つ目。
フィンセント・ファン・ゴッホの「アイリス」。
アイリスの構図もひまわりの構図とよく似ています。
そして、実はこのアイリスは描かれた当時もっと紫色に近かったそうです。
長い年月を経て、赤色が褪せてしまい、青いに近い色になったと。知らなかった。。。

6つ目。
フィンセント・ファン・ゴッホの「靴」。
ゴッホはわざとかかとの潰れた、形の崩れた靴を集め、あるいは自分で靴を履きつぶし、それを描いていたそうです。
この「靴」の解釈・説には様々なものがありますね。
実は一対の靴ではないとか、靴がゴッホと弟のテオを表しているとか、靴はゴッホのものではなく農夫のものであるとか。。。
私もいろいろと考えこんでしまいましたが、このように絵を観た人の想像力をかき立てるのが、ゴッホの絵の良さなのかなとも思います。


いかがでしたでしょうか。
この他にもたくさんの素敵な作品が展示されています。

ミュージアムショップでは、迷わず図録とポストカードを購入。
大満足の1日でした。


ゴッホ展は2024年1月24日(日)まで開催されていますので、まだ行っていない方はぜひ、行ってみてください!🌻




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?