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ダイアログ・イン・ザ・ダーク

ダイアログ・イン・ザ・ダーク(Dialog in the Dark)
とは、照度ゼロの暗闇空間で、聴覚や触覚など視覚以外の感覚を使って日常生活のさまざまなシーンを体験するエンターテイメント。「DID」と略称されている。
(以下、DIDとする。)

真っ暗闇のエンターテイメントとして知られ、これまで約24万人が体験した「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。案内人は暗闇のエキスパート、視覚障害者。完全に光を遮断した”純度100%の暗闇”を探検し、視覚以外の様々な感覚、コミュニケーションを楽しむ、発見が満載のエンターテイメントです。そして、ただ「見えない世界」の追体験をするのではなく、人と人とのかかわり、つながりをどう育み、保っていくのかを体感していきます。暗闇で、あなたとの出会いを心待ちにしております。

https://taiwanomori.dialogue.or.jp/did-ticket/
対話の森より。


元々薄暗がりなところが好きで、木陰や軒下、日中の人気がなく電気のついてない柔らかな日差しだけが入った部屋が見つけては吸い寄せられるようにそこに居座っていた。もっと暗いところも好きで、真っ暗な部屋で灯籠の火が揺れる感じとか、パチパチと刻む音だけが心地よかったり。幼子から成長期、大人になってもそれらは変わらず、安らぎの場所だった。

大人になってからは、それらを求めては夜に公園に行ったり、薄暗がりのカフェを探したり、陰翳礼讃を読んでみたり、そういう愛でかたをしている。
(一時期、とても不思議な空間のイルマン堂というカフェがあり、大好きだったのだが、閉店。)

今回も暗闇を求め、失われている感じがする五感を研ぎ澄ましたくて、ネットの海を泳いでたところ
"暗闇ごはん"と"DID"を発見。
(残念ながら、暗闇ごはんはあまり東京ではやってなさそう?)

いつも付き添ってくれる好奇心旺盛な先輩を誘い、DIDへ。

正直、「暗闇の中で五感研ぎ澄ましてぇ…!」が強すぎて、あまりDIDがなにかも理解しないまま現地に到着。

今回のコンセプトが「対話」だったことは、体験後の得た感じとパンフレットで知り、エンターテイメントだってことも、体験の始め、案内人の視聴覚障害者さんが完璧なエンターテイナーだったので気がついた。
エンタメ施設だった驚きと、案内人の方がエンターテイナーとしての完成度が高く、「ゥワッ!エンタメだ!エンタメだ!凄い!」と本人の目の前で暫く呟いていた。
(最悪)


まぁそんなこんなあり、
体験してきた感想を簡潔にまとめるとこんな。
 ☑人が漂わせている気配について。
 ☑想像力から生まれる創造力について。  


人と共に過ごすことへの配慮考慮、創造が生まれる瞬間などなど、今夜は台風がくるから早く帰ろうねといいつつ、カフェで先輩と語り合う時間が楽しく、幸せだった。

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