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【お悩み相談】 人との交流が億劫でなりません

NY在住 何歳からでも諦めない人生をデザインする心理カウンセラー・コーチ 平野さきです。

今日は ココロノマルシェ に寄せられた、マイさんのお悩みに回答します。

ご相談文はこちら⇩

こんにちは。

今回ご相談したいのが「他の人と交流することが必ずしも必要なのか?」という点です。

根本先生やお弟子さんのブログを拝見していると、紆余曲折ありながらもカウンセラーのお仕事をされて、人との交流をしている人を多く見ます。相談者さんもそんな方が多いのかな、と感じております。

自分のことを「隠れ自立型武闘派女子」であることを自覚しておりますが、どうにも人との交流が億劫でなりません。
人と一緒にいると変に気を使って動きや要望を先読みして疲れてしまうし・・
人と合わせるのも苦手だし、疲れるし・・
ズカズカと自分のエリアに入られるのも嫌です。
だったら一人でいるほうがずっとずっとラクなのです。
一人で絵を描いたり、ゲームをしたり、ぼーっとしてる方がいい。

こう思う理由としては、幼少期から親の機嫌を伺って、自分の気持を抑えてた経験があるからだと思うのですが・・(わたしは離婚シングルマザー環境のいわゆる毒親育ちです)。

<質問>
・これは自立しすぎててサレンダーできていないということでしょうか?
・パートナーシップを求めずとも、一人でのらりくらり生きていけるものでしょうか?

根本先生からは「そんなん自分でキメたらええやん」って答えが返ってきそうな気がしますが・・お伺いさせていただきたいです。
ずっとモヤモヤしていて頭がパニックになっております。よろしくお願いします。

マイさん

マイさん

ご相談ありがとうございます。
人との交流が億劫でならない、一人でいる方がずっとラク、
もしもそんな自分を否定的に見ているところがあるのであれば、
まずはご自分を認めてあげること、から始めてみましょう。

自分はおかしいのか、なんて感じる必要はありません。
お米が好きな人がいれば、パンが好きな人もいる、
というように、人それぞれです。
一人で過ごす時間が好きなのであれば、
思う存分、一人で過ごすことを楽しんでみませんか。
それはある意味、貴重な時間です。

例えば、子育てに追われるご両親、
家族の介護が必要で自分の時間が極端に限られている方々。
そんな方々から見れば、自分の時間を100%コントロールできて
一人で過ごすことができるマイさんの環境は、
羨ましくてたまらないと思います。

ただし、このように相談されているということは、
マイさんの心のどこかで
人との交流を楽しみたい自分、
がいるのかもしれません。

その点にフォーカスして、回答させていただきます。
マイさんの心のモヤモヤが少しでも軽くなり、
ご質問を解決する助けになれば幸いです。


本当は人と交流することを楽しみたい?

まずお伺いしたいのは、
一人で過ごす時間に、本当に満足していますか?
ということです。

ご相談文からは、マイさんの年齢やパートナーの有無についても分かりかねますので、想像の範囲となってしまいますが、
ふと寂しくなったり、
今後の人生でずっと一人でいることに不安を感じたり、
ということはありますか?

もしも本当に満足していて、
寂しさや不安もないのであれば、
疑問に思うこともなく、このように相談されることもないのかもしれません。

マイさんの心のどこかに、
本当は人との交流をもっと楽しんでみたい自分
がいるのかな、と思いました。
いかがでしょうか?

思考と感情

だったら一人でいるほうがずっとずっとラクなのです。
一人で絵を描いたり、ゲームをしたり、ぼーっとしてる方がいい。

どんなに頭で考えて、少しは人と交流するように努めてみよう、
と行動を起こしても、
感情が「え、やだ、もう疲れた」と拒否してしまう、、、
それが今のマイさんかな、と思いました。

思考よりも、感情はとてもパワフルです。
根本さんがよくおっしゃる
エクセルと電卓の例え。
分かりやすくて私は大好きです。

https://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/46372

無理やり“行動”に移したとしても“継続”はできません。
そこで結局、今の現状の繰り返しになってしまいます。

だから、行動のモチベーションとなっている”感情”を取り上げてみたいと思います。

人といることが疲れる原因

幼少期から親の機嫌を伺って、自分の気持を抑えてた経験があるからだと思うのですが・・

幼少期の頃から、自分と最も近い存在である母親の機嫌を伺って行動することが当たり前だったのですね。
そのような環境で、マイさんの「他人軸」がどんどん強くなっていくのも
無理はありません。

幼い頃から、マイさんは一生懸命生きてきたのですね。
マイさんはきっと、人の気持ちのわかる、優しくて思いやりのある
女性だと思います。
だからこそ、相手の気持ちを考えるあまり、
自分が疲れてしまうことが起こるのだと思います。

それなら、ひとりいた方がよっぽど楽、
と思うのも当然です。

本当はお母さんに手放しに甘えたかった、
もっと自分の気持ちをわかって欲しかった、
そんな思いが、今でもマイさんの心の奥底にありませんか?

そうだとしたら、マイさんの”インナーチャイルド”を
癒してあげること、
は、ありのままの自分を受け入れるためにも、大切だと思います。

それは、自分を大切にすることの第一歩です。
”他人軸”から”自分軸”を取り戻していくための過程で大切なことは、
他人を大切にするように、自分のことも大切にする、ことです。

自分の感情を大切にすることなしに、
相手の感情にばかりフォーカスしていたら、
それは「自己犠牲」になってしまいますよね。

逆に、自分の感情を大切にすることができたら、
”自然と”相手の感情も大切にできるようになります。
この”自然と”というのがポイントです。
無理にではなく”自然と”できるので、
人と一緒にいても疲れることが減ってきます。

他人軸から自分軸へ

こうして段々と、自分の気持ちも大切にすることができるようになると、
人と一緒にいて疲れることも減り、
自分に自信がでてくるようになります。

自分に自信が出てくると、人の感情を気にせずに、
「自分はどうしたいのか」により敏感になり、
自分はどうしたいのかに素直に行動できるようになります。
「自分軸」が育っていきます。

・パートナーシップを求めずとも、一人でのらりくらり生きていけるものでしょうか?

すると、マイさんのこの問いかけも、何となく答えが見つかるでしょう。
それは、いわゆる世間一般の”正解”を求めるのではなくて、
自分はどうしたいのか、
という視点で考えるようになる、ということです。

ひとりで思うように生きていくことも素晴らしい選択です。
誰かと一緒に、一人では経験できない人生を歩んでいくのも
素晴らしい選択です。

どんな生き方を選ぶのか、それはマイさんご自身がデザインできるのです。
マイさんの人生、主役はマイさんです。

私の尊敬するデザイナーの一人、マーク ジェイコブスが
以前こんなことを言っていました。

"人生はファッションショーのようなもの。
あなたのランウェイは、この日常の世界。”

マイさんは、どんな風にランウェイを歩きたいですか?

きっとマイさんしか歩けない、素敵なランウェイを歩んでいかれることと
思います。

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継続的に変化をサポートしていきます。

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心理カウンセラー・コーチ
平野さき



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