大好きな友人の大好きなところ

もうすぐ大好きな友人が遠くへ行ってしまう。

新幹線で数時間の距離だけど、そこで恋人と新しい生活が始まる。

そして数年後にはまた遠くで暮らす。

新幹線で数時間の距離だけど、そこで恋人と一生を共にする。


どんな環境でも自分の軸をブラさず、前へ進み、その人柄で常に周りをも明るくする友人。


友人とは、中学校からの付き合い。中高は部活が一緒だったが、それ以降は同じコミュニティーに属することはなく、会う頻度も決して高くはない。

でもいつ会っても会話は絶えない。

よく(私が)感じる、久しぶりに会った人と、「あれ、この人とどんな間合いで話してたっけ?」と戸惑うことが、友人に対しては全くない。それくらい私の心の土台になっているのだと思う。出会えたことに感謝しかない。


大好きな友人の何がすごいのか、書き出してみる。


愛情深さと、どんな環境でも自分で道を切り拓く姿勢


それは働き始めてから一層感じた。仕事に対して大変だという話ももちろん聞くが、「もう1回就職活動したとしてもこの会社に入ると思う」と会社への愛情をにじます。

就職活動している時から「この業界というよりこの会社が好き!」と言っていたのが働き始めてからも変わらないそうだ。

地元からいきなり転勤が決まった時もそう。最初はショックを隠せない様子だったが、数年過ごした結果、転勤先が大好きになって帰ってきた。いやどこ出身の人?って思うくらい転勤先の好きなところをたくさん教えてくれたし、「こことこことここ行きながら、これとこれとこれを食べてほしいの〜!」とその道の人のように旅行プランまで提案してくれた。

友人はとにかくフットワークが軽く、コミュニケーションを自ら取ろうとする。

合間を見つけては車を運転して自然や食に触れたり、数少ない知り合いを辿って会い、気付いたら同じ大学出身の人たちとの飲み会コミュニティを構築していたり、職場の人たちと仕事の外でもイベントを楽しんだり、辛いこともあったろうに、自分も、きっと友人の周りの人たちをも明るく照らしていた。

転勤先で楽しみを自分で見つけて大好きになるだけでなく、仕事の大変さも聞きつつ、職場や転勤先の好きなところもたくさん教えてくれる。

友人の愛情深さと、自ら道を切り拓く姿勢、素敵すぎる。


将来の具体的な計画性、外部環境の変化にもブレない軸


友人がもうすぐ遠くへ行ってしまうのは恋人との将来を過ごすためだ。

恋人と過ごすために何が必要で、何年後にどこで暮らして行くのか、友人は具体的に計画し、着実に進んでいた。

習い事をしたり、今の仕事をどうするか考えたり、いつ恋人について行くのか、両親にいつ説明するか、実行していたりした。


将来の選択は特に、選択をしたときに得るもの、失うものを真剣に考えると思う。

そして、世の中は自分が想像もしなかった方向へ進むことがある。

今の状況もそう。恋人の暮らしも不透明になっているようだ。

でも友人はブレない。選択した計画は進める。不透明な部分は自分の選択・行動でカバーできる。そう力強く話していた。

計画性と、外部環境にもブレない自分の軸を持っている友人。眩しかった。


友人から学ぶこと


今の状況を前向きに進めるかは自分次第なんだなと改めて思ったし、大きな選択をすると共に、変化に対応しつつも大切な軸は太く持つことの大切さも学んだ。

私はまだまだできていないなと思う。特に将来への選択は、自分の意志と、選択することで何を得て何を失うか、深く考えられていない。そろそろ真剣に考えないと、とも思わせてもらった。


友人が新しい環境でも友人なりの道を切り拓き、笑顔で過ごせますように。

そして友人と出会った人たちも笑顔いっぱいになりますように。

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