考えたこと_エンターテイメントの本質

エンターテインメント(entertainment)は、人々を楽しませる娯楽を指す。

広辞苑 "エンターテイメント"

仕事・勉強を離れた余暇などに心を楽しませたり慰めたりしてくれるもの。

広辞苑 ”娯楽”

今日はエンターテイメントの本質について考えた.
このテーマについては随分昔から考えていたことだが、今回の機会にもう一度言語化しておこうと思う.

エンターテイメントの本質は感情の起伏だと考えた.

自分が今まで体験してきたエンターテイメントの中で一番最高のエンターテイメントは音楽フェスだ.あの体験は忘れられず今でも思い出すだけで高揚感が蘇る.
なぜあの時の体験が忘れられずに心に残るかといえば、感情の落差が群を抜いて大きいからだと思う.

ぶち上がる曲が流れれば、高揚感は最高潮にまで達し、我を忘れてしまう.
バラード調の曲が流れれば一気に感情は落ち着き、涙を流す人もいる.
この感情の落差が音楽ライブは特に大きいと感じる.

2022年に日本中を熱狂させたサッカーワールドカップも同じように説明できる.初戦に強豪チームであるドイツとあたり日本が勝てる見込み薄く誰もが期待値の低い状態で観戦した.しかし、日本はドイツを破り見事に勝利し観た人に大きな感情の昂りをもたらしたと思う.これも非常に大きな落差がある感情の起伏だ.

中高で習った漢文や俳句や短歌で行われている対比なんかも全てではないがこれに当てはまると思った.当時は「だから何」としか思っていなかったが、こうしてみるとエンターテイメントの本質的な部分は昔から変わってないと思った.眠たいことばっか言ってないでこれを教えてくれれば良いのに

この持論をもとに所属しているサークルが行なっているファッションショーの構成や映像に活かしてみたがあまりうまく行かなかった.うまく行かなかった理由は自分のロジックに基づいて進めすぎてしまったことだと思う.
自分が感情の起伏を設計に入れ、製作したとしても他の人が設計と同じ体験をするとは限らない.チームメンバーに自分の意図を伝え、制作物を体験してもらい、制作物が意図した通りに機能しているか確かめるべきだったと思う.

手が悴んできたのでおうちに帰る.

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