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Spotify ポリシー変更:人為的ストリーミング/収益化条件/ノイズコンテンツについて【ご利用ユーザー様へ】

sprayer をご利用いただき誠にありがとうございます。
sprayer ユーザーサポートです。

Spotifyのポリシー変更についての詳細をお知らせします。
本ポリシーは2024年4月1日以降、全世界で適用が開始されております。

収益やコンテンツ内容に関する大きな変更となっておりますので、ユーザーの方は目を通していただきますようお願いいたします。

今回のポリシー変更は3つで構成されています。
(1) 人為的ストリーミング阻止のための新たな料金の請求
(2) 収益化される楽曲についてポリシー変更
(3) ノイズコンテンツについてポリシー変更

また、本件にともなってsprayer利用規約の更新を予定しております。更新の際は、改めてご連絡いたします。


(1)人為的ストリーミング阻止のための新たな料金の請求

Spotifyは人為的なストリーミング再生の検出、防止、除去に以前から取り組んでいます。今回から、不正なストリーミングが検出された場合にそのコンテンツを提供する当社を含むレーベルやディストリビューターに対し、その旨を通知するとともに、トラックごとに料金が請求されることとなっています。この新しい仕組みは、Spotifyの新たな検出技術と、新しく設立されたMusic Fights Fraud Allianceに続くものです。

<当社の対応>
Spotifyより当社へ不正再生の通知・請求があった場合は、サービス利用規約に従い、該当楽曲のアカウントに対して下記の対処が行われます。

① Spotifyからの請求に基づく料金のお支払い
▶️ウォレット残高もしくはクレジットカードのご登録がある場合

請求の発生した1楽曲につき2,000円を残高から差引もしくは自動的に決済を実施します。
▶️ウォレット残高もしくはクレジットカードから決済が行えない場合
クレジットカードまたは銀行振込でのお支払いのご案内をアカウントに登録されているメール宛にご連絡いたします。必ず期限までにメールの記載内容に沿ってご対応ください。

② 当サービスの利用制限
お支払いが完了するまで、アカウントからのウォレット残高引出しなど当サービスの利用が一部制限されます。

③ 該当楽曲を含むパッケージの配信停止
Spotifyにより不正再生と判定され当社へ通知された楽曲が含まれるパッケージは配信ストア(Spotifyを含むが、これに限られません)での配信が停止されます。

※対処について異議申し立てがある場合は「お問い合わせ」からご連絡ください。
※不正再生と判定された楽曲がない限り、アカウント管理者に不利益が及ぶことはありません。

参考リンク


(2) 収益化される楽曲についてポリシー変更

2024年4月以降、Spotifyの販売収益が発生するには、過去 12 か月間で楽曲のストリーミング数が少なくとも 1,000 回に達している必要があります。

達成した場合のみ、その月の楽曲の販売収益を受け取ることができます。なお、過去12ヶ月間の合計再生回数の計算はレコーディング毎(例:「オリジナル」と「リミックス」など)に別集計されます。

<当社の対応>
速報アナリティクスで閲覧できる直近の再生回数は今まで通り報告されますが、毎月の確定レポート・確定アナリティクスでは条件(過去12ヶ月間の合計再生回数が1,000再生以上)を満たさない場合、当該楽曲のSpotifyについての報告は行われません。

参考リンク

(3) ノイズコンテンツについてポリシー変更

Spotifyによって「ノイズコンテンツ(Noise Recordings)」と判断される楽曲が、2分未満である場合は販売収益が発生せずサービスから削除される場合がございます。さらに、2分以上の「ノイズコンテンツ(Noise Recordings)」と判断される楽曲についても、1再生を0.2再生として販売収益が通常より減額される形で算定されるようになります。

<当社の対応>
配信した楽曲が「ノイズコンテンツ(Noise Recordings)」に当たるかについては当社からは回答しておりません。「ノイズコンテンツ(Noise Recordings)」の内容については下記引用とリンクをご確認いただくようお願いいたします。

ホワイトノイズ(あらゆるカラーノイズ)、自然音、環境音(バックグラウンドノイズ、喫茶店の音、交通音など)、機械音、効果音、非スピーキングASMR、静寂、および関連するサブジャンルを含むが、これらに限定されない、すべての非音楽、非スピーキングワードオーディオと定義する。
ノイズコンテンツは、トラック長が 2 分を超えるものでなければなりません。Spotifyの判断により、トラック長が2分以下のノイズコンテンツはロイヤリティの対象外となり(該当するライセンス条項が適用されます)、プラットフォームから削除される可能性があります。

Spotify Metadata Style Guide (MSG)から筆者が翻訳

引き続き、皆様の音楽活動に役立つ情報をお届けしていきます。
今後とも sprayer をよろしくお願いいたします。

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