【プレイリストインのための第一歩!】アーティストプロフィール・作品紹介文の書き方を解説!
ディストリビューションサービスを経由してApple MusicやSpotifyなど各ストリーミングサービスへ楽曲配信を行う際、入力を求められる「アーティストプロフィール」や「作品紹介文」。記入は必須ではないため、空欄のまま配信申請をしたり、簡素な内容で済ませているアーティストもいるかもしれません。
しかし、ストリーミングサービスでさらなるリスナーを獲得するためには、「アーティストプロフィール」「作品紹介文」を適切に設定することが欠かせないのです。
この記事では、「プロフィールや紹介文がなぜ重要なのか」「どのようにプロフィール・紹介文を書けばいいのか」を解説していきます!
アーティストプロフィール・作品紹介文とは?
sprayerでは、アーティスト登録の際に「アーティストプロフィール」、新規パッケージ登録の際に「作品紹介文」を入力することができます。
アーティストプロフィールは、楽曲情報がまとまったページ(『spray LINK』)に表示されリスナーも確認できるほか、ピッチ(各配信ストアで展開されやすくなるためのプロモーション。詳細は後述)の際にも利用されます。
作品紹介文は、新規パッケージ登録画面における「詳細情報」項目内と「ピッチ情報」項目内の2か所に記入欄があります。前者は『spray LINK』に表示されリスナーに公開されるもの、後者はピッチの際に利用されるものです。
プロフィールと作品紹介文はなぜ重要なの?
では、なぜアーティストプロフィールと作品紹介文を適切に記入することが重要なのでしょうか? その理由を2点に分けて解説します。
理由①:公式プレイリスト入りのためのプロモーションに必須!
プロフィールと作品紹介文を書くべき最大の理由は、前述したピッチに必要だから。
ピッチとは、各配信ストアの公式プレイリストやバナーなどで展開されやすくなるためのプロモーションです。ピッチのためにはプロフィールと作品紹介文の入力が不可欠です。
ストリーミングサービスの普及に伴いアルバムではなくプレイリスト単位で楽曲を楽しむ人も増えているいま、話題の新曲や季節に合った楽曲などを紹介する人気の高いプレイリストに楽曲が追加されると、新規リスナーの大量獲得に繋がります。
つまり、プロフィールと作品紹介文を用意することで、まだ見ぬリスナーにあなたの音楽が届くチャンスが大いに増えると言えるでしょう。
理由②:セルフプロモーションやプレスリリースにも活用できる!
配信を機にプロフィールと作品紹介文を用意しておけば、ピッチのみならず様々なプロモーションに活用可能です。
SNSや公式サイトなどにアーティストの魅力を言語化したテキストが掲載されていると、まだあなたの楽曲を聴いたことのないリスナーも、きっと興味を持ってくれるはず。
また、リリース情報を音楽メディアに掲載してほしい時には、各メディアに送付するプレスリリースが記事の基となりますが、その内容にもプロフィールと作品紹介文が流用できます。
プロフィールと作品紹介文が充実していると、あなたの音楽がリーチする範囲は大きく広がるのです。
ちなみに、sprayerスタッフもプロフィールと作品紹介文を参考に日夜sprayer利用アーティストの作品をチェックし、公式SNSでのピックアップ、公式noteでのインタビュー実施やレコメンド記事制作、プレイリスト『naresome』『Outernet』への選曲などを通じ、要注目の楽曲を発信しています。
とりわけSNS担当者は、プロフィールや作品紹介文で特徴が言語化されているアーティストを掲載しやすいと判断し取り上げています。
みなさんの音楽の価値を引き出させていただくために、ぜひご協力をお願いします!
アーティストプロフィールの書き方
では、ここからは実際にアーティストプロフィールを書く際のポイントを見ていきましょう。
ポイント①:基本情報を整理しよう!
設計図がないと建物を作れないように、何を書くかを決めずにいきなり文章を書き始めるのは難しいもの。まずは、プロフィールに盛り込む基本的な情報を箇条書きで整理していきましょう!
メンバー構成や音楽性の説明だけではなく、これまでの特筆すべきリリースやライブ、受賞実績などもアピールすると効果的です。以下のテンプレートを参考にしてみてください。
情報がまとまったら、伝えたい内容を起承転結や時系列を意識しながら文章に起こしていきましょう。
ポイント②:簡潔に、でもオリジナリティは大切に!
プロフィールは、カッコよく仕上げるためについつい複雑な文章を書きたくなってしまうかもしれません。しかし、読む人に一発で意味が伝わるために、シンプルな内容を心がけることを大切にしましょう。
「内容は一文につき一つに絞り、長くなりすぎないようにする」「主語と述語の関係を正しくする」「不要な修飾語や接続詞は省く」などを意識すると、簡潔に書き上げられます。
一方で、あっさりとした内容に終始してしまい、あなたのオリジナリティが伝わらないのも考え物。音楽性についての説明は、他のアーティストとの違いがハッキリと伝わるように、詳しく記載しましょう。
作品紹介文の書き方
次に、作品紹介文の書き方を解説します。
ポイント①:基本情報を整理しよう!
作品紹介文を書く際も、プロフィールと同じくまずは基本的な情報を書き出して整理していきましょう。
楽曲の説明のみならず、関わったクリエイターや直近の活動、そして今後のライブ予定なども書き出すと、より奥行きのある紹介文になります。
以下のテンプレートもぜひ活用してください。
その後は、プロフィールと同じく簡潔な内容にまとめていけばOKです!
ポイント②:リスナー向けではなく関係者向けの情報を!
sprayerでは、リスナーが閲覧できる紹介文と、ピッチに使用される紹介文を個別に入力することができます。そのため、ピッチ用の紹介文は、より業界関係者に向けた内容にするとベターです。
これまでの実績や楽曲のより詳細な解説、今後の展開などを、具体的に記載するようにしましょう。
【応用編】海外向けのテキストはどう書く?
作品紹介文・アーティストプロフィールには、英語での記入を求められる「海外向け欄」もあります。
DeepLやChat GPTを活用して、日本語で記入した内容をそのまま翻訳し転記することも可能です。が、より効果的なアプローチを狙うなら、海外のリスナーやキュレーターにも伝わる表現に書き直すことをオススメします。
日本国内ではよく知られているライブ会場や番組名などの固有名詞も、そのままでは理解されない恐れがあります。具体的な動員数に書き換える、詳細な説明を追記するなどして、文化圏を問わず誰が読んでもわかるテキストを心がけましょう。
まとめ
あなたの音楽の個性をより詳しく伝えるために、そして、あなたの音楽をより多くの人に届けるために。プロフィールや作品紹介文へのこだわりは、あなたのアーティストキャリアをさらなる飛躍へと導くことでしょう。
ぜひ本記事を参考に、魅力的なプロフィール&紹介文を書いてみてください!