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普通のことを当たり前にやり続ける方法

本を読んだり、講演を聞いたりして、実際に行動に移す人は100人に1人。さらにそれを継続し続けることができるのは、そのうちの1%しかいないと言われています。

トータルすると、1万人に1人しかいない。
生活習慣病や肥満に悩む人が、この世から根絶されないのも頷けますね。

いくら頭で必要だと分かっていても、人はそれを行動に移すことに、非常に大きな負担感を覚えるし、それを続けるとなると、さらに苦痛に感じる生き物です。

いったいどうしたら、普通のことを当たり前にやり続けることができるのでしょう?

決断はめちゃくちゃMPを消費する

何かを決定するときって、何か精神的な疲れを感じるときってありますよね?
集中力や意志の力は、主に脳の前頭葉の部分で思考や感情をコントロールするために使われますが、何か決定や決断を下すことによって消耗し、休息や食事によって回復することが、さまざまな研究によって明らかにされています。

決断をするたびに消費し、寝れば回復するなんて、まるでRPGのMPみたいですね。決定はさしずめ呪文といったところでしょうか。

強敵が出た時にMPが足りないと困るので、脳はなるべく疲労しないよう、決断を避ける性質があるので、何か決めるのを億劫に感じるのです。

なぜ継続が難しいのか

継続が難しいのも、実はこれと同じメカニズムです。「やる」という決断や「続ける」という意思決定をするには、MPをめちゃくちゃ消費するので、脳はあまり積極的になってくれません。

同じ決断を毎日する、というのは、脳にしてみると結構しんどい行為です。新しい行動を継続できないのは、実はこういう仕組みなんですね。

一方で、私達が生活するうえで、毎日やってるのにあんまり苦痛じゃないものってありますよね。歯磨きであったり、決まった時間にお風呂に入ったりしますが、なぜこうした決断は苦痛にはならないのでしょうか?

脳を「習慣」でプログラミングする

決まったことを繰り返すといったように、決断というルートを経ずに脳に命令を実行させる方法があります。それが「習慣」です。

一定のルール、たとえば「ご飯を食べたら、歯を磨く」といったように、決まった時間に予め定められた行動をする、と脳をプログラミングすることで決断という脳を疲労させるルートをバイパスすることができます。

小さな習慣をたくさん身につけることで、MPはどんどん増えていきます。経験値を増やすことで総量が増え、できることも増えていきます。まるでRPGですね。

概ね週4日を6週繰り返すことで、脳を習慣づけるプログラミングは完了するとされています。これをMPの多い朝に行うことで、より成功率は上がります。朝活って、実は結構有効なんですね。

さぁ、未来をはじめよう。

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