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ビジネスで結果を出す、最強のスキルとは

新規事業の立ち上げを任されたり、重要な課題の解決策を頼まれたりすることって、ありますよね。
そういう時に、皆さんはまず何から手を付けますか?

マーケットのトレンド調査?
競合の動向をリサーチ?
まずは小さく始めてみることでしょうか?

残念ながら、ここから手を付けていては、バリューなある仕事はできません。そう、スタート地点を誤ったら、目指すゴールに着けないのです。

成果に辿り着けるのは、核心を突いたイシューのみ

いかに始発の新幹線を予約しても、盛岡に行きたいのに東海道新幹線に乗ってしまったら、待てど暮らせど目的地には着きません。

ビジネスにおいても、これは同様です。正しいゴールに辿り着くには、スタート地点をしっかり定めなければ、結果を出すことはできません。
成果を上げるためには、より課題の本質を突いた、良い課題設定が必要なのです。

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この図は、縦軸に課題の本質性、横軸に解の質を置いていますが、芯を喰っていない問いを立てたグレーの線は、永遠にバリューのあるところに辿り着けません。
一方で問題の初期設定に成功した赤の線は、めちゃくちゃ楽に成果を上げているのが、見て取れます。

この図は、横軸には移動できますが、縦軸方向へは、基本的に動けません。事程左様に、スタート地点、すなわち解くに値する課題の選択は、めちゃくちゃ重要なのです。

解のクオリティは誰でも上げられる

一方で、めちゃくちゃ誤解されがちなのが、課題の解き方こそ間違ってはいけない、非常に重要なポイントだ!という思い込みの壁です。

実は解の質って、試行錯誤さえすれば、誰にでも上げる事ができるのです。学校のテストと違って、何度でも解き直しができるので、やり続ければ解法に辿り着くことができるのです

競合の研究や成功者の体験談などを集めたりして、ともかくここを突き詰める向きが強かったりしますが、実はここが割とどうにかなってしまうものです。

本質を突く問いを立てるには

では、成果を上げるために真芯を捉えた問いを立てるには、どうしたら良いのでしょう?

「良い問い」とは、課題の本質に迫るものですが、実はこの本質に迫る方法というのは、非常にシンプルです。その問いが、どうして生じているのかをひたすら突き詰め、ひたすら「なぜそうなっている?」と、問いが尽きるまで繰り返すのです。

①人口が減っているのはなぜか?
②子どもが生まれないから→それはなぜか?
③子育てが大変だから→それはなぜか?
④経済的に厳しいから→それはなぜか?
⑤……→それはなぜか?

例として、人口減少問題ついて上げてみました。

「それはなぜか?」この問いを答えが尽きるまで、ひたすら繰り返すのです。こうすることで、本質に迫る事ができます
百回繰り返しても、答えが尽きないことも有りますが、そうした時は、途中でどこかの経路で誤った答えを出していることが多いですね。

この途中経過で出てくる要素は、基本的に枝葉です。本質を突かないと、根本的な解決には辿り着きません。

この良い問いを立てる技術こそが、不確実性の高まった現代において成果を出し続ける、最強のスキルなのです。

さぁ、未来をはじめよう。

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