神は死んだ。
神は死んだ。
たった5文字で、これほどインパクトのある言葉が他にあるだろうか。
これは、ドイツの哲学者であるフリードリヒ・ニーチェが、自らの著作の中で使った言葉である。
初めてこのフレーズに出会った時、
「えっ?神って生きてたの?
そんで、死んだの?いつ?
死因は何?もしかして他殺?」
頭の中、パニック。
しかし、ニーチェ哲学全体を学ぶ中で、
「なるほど。あえてキレッキレの言葉にして多くの人の目を覚まさせようとしたのか。」
と、理解できた。
ニーチェが言いたかったこと。
それは、
人生に意味?
そんなもん、ない。
な〜い〜よっ。
ないっ。
キリスト教の物語に自分を組み込んで、無理やり自分の人生に意味を見出そうとするやめなさい。
ってこと。
手厳しい。。。
ただ、こんな考えになりそう。
「人生に意味ないの?だよね。何もかも、どーでもいい。生きるに値しないよ、人生なんて。」
この考え方に対して、ニーチェは言う。
弱い。
それは、逃げてるね。
君のような考え方(ニヒリズム)はイケてないよ。
グサッ。笑
ニーチェはさらに言う。
確かに、人生の生は無意味な繰り返しにすぎない。
でも、それはわかりきってる事じゃん。
ならば、
「運命を受け入れ、自分の人生に自分で意味を与えよ。」
神(キリスト教)に頼るなよ。
かっけぇ…。
ニーチェは、こうした一切を運命として受け入れ、創造的に生きる姿勢を「能動的ニヒリズム」と言い、こうした生き方ができる人間を「超人」と呼んだ。
一度しかない人生。
自分の人生に、自分で意味を見出し、前向きに生きていきたいものですね。