Artlist AIボイスオーバーの使い方(実例あり)
革命的なクオリティー Artrist AIボイスオーバー
はじめに
Artlistは映像リエイターのために多数のデジタルアセットを専門に扱うサービス。
2ヶ月のボーナスが付与されるリンクです!ぜひこちらから!
https://www.youtube.com/watch?v=VGQr2D7Rpeg
今回新たに Voiceover(AI音声ジェネレーター)を導入し、サービスを拡大 した。テキストを書き、好きな音声を選択するだけで、VoiceoverのAIが、鳥肌が立つほど人間らしいナレーションを作成する。
今回は、私が実際に制作した動画を元に、導入方法から実際の制作方法までを紹介しようと思う。まずは何よりも実際のAI VoiceOverを使用した動画を見ていただきたい。
このチャンネルは英語がほとんど話せない僕が、ChatGPTとAI VoiceOverだけで英語の動画作品にチャレンジしていくチャンネルです。(ぜひチャンネル登録お願いします!)
まずは実際に聞いてみて驚くと思いますが、これまでのAIナレーションのどこか無表情な感じと違って、ウィスパーボイスまじりの、とても雰囲気のあるナレーションになっている。
このナレーションが、テキストを入力しただけで即座に生成され、編集で音声素材として使えるのだから、もの凄い時代になったと思う。
Artlistのプランと料金
ご存知の方も多いと思うがArtlitはコンテンツクリエイター向けのさまざまなアセットを提供するサービス。基本は映像で使える高品位なBGMを著作権フリーで提供するサービスである。そのサービスに追加する形で、効果音・映像素材・タイポグラフィーなどのテンプレート・編集ソフトのプラグイン・動画と写真の編集アプリを提供する。そこに新たに加わったのが Voiceover (AI)である。
アプリとプラグインに関してはまだ使った事がないが、Artlistだけ契約しておけば、Adobeに頼らなくてもArtlistだけで十分にコンテンツ制作が出来る環境が整えられている。
今回紹介するVoiceoverは単体プランとArtlist Maxという全部入りプランの2種類から選ぶことになる。
私はすでにMusic&SFX Proを契約していたのですが、単体のVoiceoverは追加できず、強制なのかArtlist Maxしか選択肢がない状態でした(単体でMusic&SFX ProとVoiceoverを契約したかったので、ここは選べるようにしてほしい)
月額で(16$+11$)27ドルと39ドルと実に12ドルも違う、日本換算で1800円前後なので年間だと21,000円の差が生まれる。これは大きい。
ただ、全てのサービスを自由に使えるとしたら割安感もある。が、正直に言って感覚的には高い。
英語がダメならChatGPTに頼る
筆者自身、簡単な旅行会話と撮影に必要な英語しか話せないので、ナレーション原稿を英語で書くなど程遠い。
それなら割り切ってChatGPTに英訳してもらった方が良い。英語の原稿が書けるのは高いレベル英語力が必要なので、勉強する時間を考えると、思うような英語のコンテンツが制作できるようになるまでの、機会的損失の方が遥かに大きい。要はタイパ重視でいきたいわけです。
ChatGPTで英訳した文章を、ナレーション原稿用に調整するところまで、AIにお任せ。
いざViceoverを使う!
基本はChatGPTで制作したナレーション用テキストをArtlistのVoiceoverにペーストするだけで完成する。
下がArtlistのインターフェース、シンプルで分かりやすいです。
まずは自分の作りたい作品のイメージに合うAIナレーターを選びます。
現在39種類のAIナレーターから声を選べます。言語は英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語から選択可能です。声によって言語の数が異なります。日本語対応も待ち遠しいですね(予定があるのかどうか不明)
今回の映像では、怪しげで囁くような哀しげなイメージの声が、作りたいイメージに合うのでSerenityをセレクト
後は、ChatGPTでナレーション用に作成した原稿をペーストするだけ。文字数は一度に5000文字とかなりの長尺まで対応している。
テキストを入力したら、Generateボタンを押すと生成が開始される。
生成時間はとても早い、正確に測ってないが、これぐらいの文字量でも2分かかってない感じだった。
生成が終わった音声データは My Voiceovers のタブをセレクトすると全て保存されている。
表示形式はMusicなどと同じで分かりやすい。すでに何回も使ってるので、新しい音声データが上に積み重なる。必要無くなったデータは削除も可能。
今回の作品では、音声の調整なしのデフォルト設定で制作したが、自分の好みに調整することもできる。
微調整はできるが変化は決して大きくない。あくまでニュアンスの調整と思った方が良い。組み合わせ次第で色々試せるのは良い。
VoicePeakなどのように、細かくイントネーションや間を調整することはできないようだ。基本はAIに任せる感じで生成する。
生成が終わったらお馴染みの矢印ボタンで、任意の場所にダウンロードして編集ソフトに取り込んで編集するだけ。
音質も素晴らしく音量のレベルも最適なので生成後、直ちに編集で使用できる。
使用量に制限がある
このVoiceoverサブスクではあるが、使用量に制限がある。1ヶ月に50000クレジットのポイントが付与され、そのクレジットを消費していく方式。
50000クレジットで約1時間分 何度もやり直したり調整したい僕には、少なく感じる。
実際今回の動画を作るにあたって約8500クレジットを消費したので。
私の場合は、10000クレジットで 動画1本 といった感じ。月5本以上英語ナレーション入りの動画を制作する事がありそうなら足りないかも知れない。
本物の人間で録るコストと比べて
実際に生成してみると、とても自然で個性を感じるナレーションに好感が持てる。が、全てが素晴らしいとは言えない。
サンプルで聞いても感じるが、いかにもAIかな?と感じるサンプルもまだある(とは言えクオリティーは高い)
でも、驚いたのは黒人さん特有のイントネーションも再現されているようで、英語のわからない僕でも気づくほど自然に再現されていた。
ともかくこのVoceoverはAIであることを忘れてしまうほどのクオリティーで、今回の作例でも、ナレーションによる没入感を感じるほどに引き込まれた。
これを実際にリアルで制作したら予算がどれ程かかるだろうか?安く見積もっても10万からといった感じだろう。MAルームを一日おさえるだけでも、それぐらいは当然かかる。そこにナレーターさんと翻訳家さんのギャラなどキリがない。今後、低予算の案件ではAIナレーションがデフォルトになると予想できる。
それにしてもこのクオリティーと気軽さ、
「これからどんなコンテンツを作ろうか!」と、これまで蓋をしていたアイデアが一気に噴き出すような感覚がある。
予算などの理由で諦めていた、英語のナレーションという武器をぜひ手に入れてみてほしい。
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