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英語を喋るに必要な息の量

英語を喋るための息の量のお話。

強い息と|強勢《アクセント》。

もう間違いなく英語を喋るためにマスターすべき二大絶対必要条件。

この二つを理解できると、まず間違いなくあなたの英語は英語ネイティブスピーカーに通じるようになります。個々の発音、ThやRやFも大事なのはもちろんですが、この英語息と強拍と弱拍のアクセントさえマスターすれば、下手に二十年海外に住んで英語を定期的に喋ってる人よりも、あなたの英語は様になったものになります。

英語の根幹は、間違いなく独特のアクセントに支えられたリズムと、そのリズムを作り出すための強い呼気。強い息と弱い息で強弱のコントラストを作り出すのです。

日本人は普通は意識していませんが、日本語の呼気というものは均一。常に同じ量の息を吹き出し、吐きながら喋っている。

ラップのようにある言葉を怒鳴るように強調すると、日本語としては不自然。

英語由来の音楽リズムの日本語ラップでは美しい日本語は歌えない。日本語の性質を鑑みると、自明の理なのですね。

というわけで英語息を考えるに良い例を突然思いつきました。

きっとこうした英語息論を書かれた方は他にはいらっしゃらないのではないか、とも多少自負しています笑。


日本語早口言葉を誰でも上手になる方法

さて、

English is a language of breath (英語は息の言葉である)

ということを語るに、よく出来た英語解説書には英語を喋る時には喋るための息の量を2倍にしましょうなんて書いている本もありますよね。

とても良い指摘であると思いますよ。

次の本を最近アマゾンで見かけて(少しばかり無料立ち読みできます)、目次にわたしの持論と同じことが書かれてあり、ああこの方はきっと実用英語が上手なのだろうと思いました。

わたしはこの本を読んでいませんが、機会があれば目に通してみたいですね。

さて、喋る息を2倍にするってなんのこと?と普通は思われますよね。

わたしは管楽器を学生時代より吹き続けていて、オーケストラでフルート・ピッロコを担当していたことがあるくらいですので、息を吹き込むということに関してはある意味エキスパートなのですが、誰もが管楽器に精通しているわけではありませんので(学校で吹くリコーダーでは本式な腹式呼吸までは学ばないはずです)、全然別の例を今回は紹介いたします。

ピッコロはフルートよりも embouchureアンプシュア
つまり息を吹き込む口の形が小さくないといけなくて、吹き込み口が極めて狭くて演奏困難。

日本語早口言葉

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