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アンチ・ドーピングのことを知るために -研修会について-

こんにちは、スポーツファーマシストサポートサービスです。
今回は仕事紹介その2として、研修会についてご紹介します。
研修(勉強)って、あまり好きではない人もいるかもしれませんが、実はとっても大切なものなんです。

どうしてアンチ・ドーピングの研修が必要なのか

例えば、こんな選手がいたら皆さんはどう思うでしょうか。

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競技歴15年、日本代表を決める選考会に初めて出られた苦労人の選手がいました。試合は2日間。初日の競技をまずまずの結果で終えてホッとしていたところに声を掛けられました。
『すみません、ちょっとよろしいでしょうか』「はい。なんでしょうか」『あなたはドーピング検査の対象になりましたので、今からドーピング検査を受けてください』
(えっ、ドーピング検査あるんだったっけ…。いや、検査の事全然分からないんだけど。なんでよりによって私に当たるんだよ…。そういえば、今朝栄養ドリンク飲んだけど、あれって検査に引っかかるんかな…、えっ、どうしよう…)
不安なまま、言われるがままにドーピング検査を受けて、次の日の試合もずっと昨日のドーピング検査のことが気になって集中できず…
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どうでしょうか。何だか可哀そうな感じを受けるかもしれませんし、ちゃんと知っていないのが悪いと厳しい意見を持つ人もいるでしょう。そもそもこんな選手なんていないでしょうと思われるかもしれませんが、実は私が大学生の時に出場した日本代表選考会で同級生の友人がまさに同じ状況に陥っていました(ちなみにその友人の検査結果は陰性でした)。今から15年以上前のことですが、当時は今よりもアンチ・ドーピングの教育を受けられる機会が少なかったのでこうなることも仕方なかったのかもしれません(私も当時はあまり詳しくなかったですし)。教育の機会が増えた現在でも恐らく同じように何も知らずにドーピング検査を受けることになってしまう選手は多いのではないでしょうか。

何も知らずにドーピング検査を受けることほど不安なことはありません!!

何も知らない状態では、ドーピング検査に対する不安だけでなく、結果が出るまで気分が落ち着かずパフォーマンスにも影響します
まずは、アンチ・ドーピングってどういうものなのか、何のために必要なのかといったところを知っておくだけでも充分です。一度研修を受けましょう。

アスリートの競技レベルに応じた研修があります

一言で研修といっても、アスリートの皆さんは様々な競技レベルにあると思います。アンチ・ドーピングの研修においても、競技レベルに合った研修内容をご用意しております。日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の方で競技レベルによりアスリート・カテゴリー(下図、JADAのHPより転載)が分けられていて、このカテゴリーに準じた研修を行って参ります。

アスリートカテゴリー
アスリート・カテゴリー

例えば、学校の部活動であれば「どうしてドーピングをしてはいけないのか?」「アンチ・ドーピングってどういう決まりがあるの?」といった基本的な内容を実感してもらうプログラムが中心になります。ドーピング検査が行われるような大会に出場するレベルであれば「どのようにドーピングに気を付ければよいのか」「ドーピング検査の手順」といったより具体的な内容にシフトしていきます。トップレベルであれば、ケーススタディなどより実践的な内容を盛り込んでいきます。
どのレベルであっても、アンチ・ドーピングをとりあえず知っておくことはとても大切です。ざっくりと教えてという研修でも大歓迎です!!

アスリート以外の人向けの研修も可能です

さて、アンチ・ドーピングの研修はアスリートしか受けちゃダメなものではありません。むしろ、より多くの人にアンチ・ドーピングの話に触れてもらいたいと思っています。
これまでの実績として、医師に対する勉強会・理学療法士やアスレティックトレーナーを目指す学生への講義、大学の一般教養としての講義を行ってきました。また、スポーツとは関係がない一般の人でも、アスリートの取り組みを参考にどのように薬と付き合ったらよいのか、みたいな話もできます。

スポーツ団体だけでなく、学校・地域団体・個人などどのような方でも研修依頼をお受けいたしますので、お気軽にご連絡ください。
※団体内で講師料などが決められている場合はご相談ください、柔軟に対応いたします。


私の仕事内容はこちらからご覧ください。
グッズ販売はこちらのネットショップで行っています。
よろしくお願いいたします。

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