見出し画像

オンラインでの生活がメインになったらどうなる?

本当は分人を先に書こうと思ったのだが、なんか思いついた事が出てしまったのでこっちを書こうと思う。

緊急事態宣言が全国的に出るようになり、実際に人に合わずして活動することが非常に多くなった。リモートワークやオンライン飲み会だとかそういうのがかなり増えてきたなと思う。それを以ってして、物事の本質を考えるようになったりしてきたのではないかと思っている。とあるメディアでは仕事でサボっている人が目に見えたとか、会議がコンパクトになったとかそういうのが書かれていた。オンライン飲み会では、自分のペースで飲めるし話は絶えないし意外と悪くないものだなと思ったりもする。画面共有とかすればわざわざホワイトボードとかもいらないし簡単にいろいろな事ができていいなと感じる。

さて、本題に入りたいと思う。今回の題は、「オンラインの生活がメインになったらどうする?」である。リアルに誰かと会うという事が相当減っていて、もしもこれが継続されていくとなるならば人類はどうなるだろうか?

例えば、小学生を例にとってみよう。もし、学校教育が完全なオンライン化を果たした時何が起こるだろうか。確かに自分の好きな時間で授業を受ける事ができ、分からなかったところは何度でも授業を見返す事ができる。これは素晴らしい事だ。
自分は学校教育としてではないが、受験対策としてスタディサプリを使っていた。「より良い先生方の授業をより多くの人々に届ける」確かにいい。このようなシステムが学校教育であっても悪くはない。

ただ、問題点はある。
一つ目はシンプルで、どんなに優秀な先生方でも全部の生徒の能力を向上させることはできない。実際に生徒を見て行う事ができていないので、生徒がどのように認識をしているのかが分からない。だからこそアプローチが完全たるものとしては機能しない。
二つ目は、授業をすればそれでいいのか?という問題である。学校は授業をやるためだけの場所ではない。もし逆にそうだとしたら学校は必要のない場所である。知識を学ぶだけなら。
例えば、人間付き合いはどうするのか?オンラインだけでは到底理解できない。声、表情、文脈、ボディランゲージなどなど人間は多くのことから何かを感じ取ろうとする。「心の理論」をどのようにして発達させるかは重要な点になるのではないか。

あとは、自分のやりたい事とかどのようにして見つけていくのか学んだことをどのようにして生かしていくのかはまた一つ問題となってくるだろう。
まず前者について、学校であれば半ば強制ではあるがそれまでは自分の興味のないことをやる事がある。もしかしたらやってみたら案外面白かったというようなこともあるかもしれない。これがオンラインだけになってしまったら自分の好きなことだけしかやらない可能性がある。他にも、親の考えに左右される可能性や、自分の狭い範囲の中でしか活動できない可能性がある。それを少しでも開放してくれるのが学校という存在だと思う。
次に後者について、学んだことをどのように生かしていくのか。正直ここに関しては今の教育だと、オンライン化しようがそうでなかろうがあまり変わらない。どのようにして有用な人材を育て上げていくのか、ここが学校教育の今後の鍵になってくる。これができなければ学校は何かにとって代わられるかなと思う。


話を少し変えて、、、。
人が性格を確立させるのにはまず遺伝要因、そして環境要因が挙げられる。遺伝に関しては説明することもまあないので環境要因について書いてみたい。

環境要因の中でもここでは大きく二つに分けて、親をはじめとする家族の影響と友達や上司などといった社会の影響がある。人は後者に特に影響される。先ほど人間付き合いのことを書いたが、自分がオンライン化でいちばんの懸念を抱いていることはここだ。自分たちはそこまで問題がないかもしれない。オンラインであっている人というのは大抵オフラインでもあったことのある人だし、あった事がなくてもそれなりにコミュニケーションを取る事ができるからだ。しかしあったことのある人も少なく他人とのコミュニケーションがまだまだ発展途上の子供たちからしたらこれは大きな問題である。ギャングエイジの時の過ごし方、思春期の過ごし方など果たしてどうするのか。いきなりオンラインは酷である。少なくとも自分がそんな立場なら。

いやいや、どうにかなると思ってる人、それは恵まれてるから。自分もそうだが、したいと思ったことを経験させてくれることって簡単な事じゃない。経験ができている人は本当にありがたい。自分自身も本当にありがたいと思っている。したい勉強だってできているし、大学に入るためのサポートなどたくさんのことをしてもらっている。これは当たり前のことではないなとつくづく思う。就職のこととか考えたら尚更。

話を戻して、以前教育に関する授業を受講したときに教わって今でも覚えているが、例えば調べ学習のようなものを各家庭に任せます!となったときにみんな同じように取り組む事ができるだろうか?大方できないはず。経済面での問題や家族関係の問題、親の子供の学習への関心度や親の知性などなど当然各家庭で異なる。そうすると各家庭での差が生まれ、また再生産される。

なんでもオンラインは良くないということは自分なりに書いたつもりだし、今後わかってくるだろう。このコロナウイルスによって様々な事が変わっていったが、一番大変なのは人と会う事がなかなかできないという事なのではないか。楽になったケースもあればそうでないこともある。誰かと会って何かをするということは本当に素晴らしいことであると思いたい。誰かが近くにいるからこそ、自分も幸せになれるということを考えながらコロナと戦っていこう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?