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ゴールボール 【連載】私目線で紹介!パラリンピック競技 #3

みなさん、こんにちは!パラスポーツをこよなく愛するあいあーです。ブランドサッカー、アーチェリーの紹介でスタートをした普段は取り上げられる事が少ないパラリンピック競技について紹介していく【連載】企画

3回目となる今回はゴールボール!

1.ゴールボール競技について

1)競技概要

視覚障害のある選手が行う、「パラリンピック」種目です。オリンピックに本種目はありません。3対3のチームになり、バレーボールコート(縦18m×横9m)ほどの大きさのコート内で、相手陣裏にあるゴールへボールを入れて得点を競います。選手全員が「アイシェード」と呼ばれる目隠しをして、音源(鈴)の入っているボールを、自陣のゴールに入れないよう、言葉通り「全身」を使って止める競技です。試合は前後半12分 ずつの計24分、音が重要な競技のため、試合中観客は「静かに」見ることが義務付けられています。

2)特徴

なんといっても、ゴールボールの「ボール」が特徴的です。本競技種目のための専用のボールとなっており、大きさはバスケットボールほどですが、重さが1.25kgほど。バスケットボール7号球の約2倍の重量があります。(そしてゴールボールの値段は2万円以上ww)そのボールが地面をバウンドorすごい速さで転がってくる(男子トップ選手は70km/hで投げるらしい)ものを、視覚情報無しに受ける… ゴール裏で見る迫力に圧巻です。

3)注目選手

ずばり日本代表、浦田理恵選手です!ゴールボール女子日本代表は2012年北京大会で金メダルを獲得したこともある、競合チーム、そのチームをけん引するThe ゴールボーラー!(今ゴールボール選手の名前を、私が勝手に名付けました。ラクロス選手のことをラクロッサーとか言うと思うので!)
浦田選手がコートにいると、チームの安定感も違うなあ、と私は思っています!東京大会にもぜひ注目の日本人選手です。


(参考: https://athlete.ahc-net.co.jp/csathelete/rie_urata 2021年2月9日参照)

2.あいあー推しポイント

ゴールボールの投げ方が選手によって独特なんです。そこにぜひ注目して見ると、ゴールボールの奥深さがより一層感じられると思います!
例えば、ボールを投げる際に、体を一回転させて投げる選手などは、私から見ると、視覚情報がないのに回転したら、方向が分からなくなりそう・・・とかひやひやするのですが、ゴールの枠内に、きれいに入るんです。。。ゴールボール七不思議です。他、投げる選手ではない選手が、足音を鳴らして、相手チームを惑わせたり、実は試合中の駆け引きも頻繁に行われている奥深い競技です!

3.どんな事がゴールボールを通じて学べるか?

人間の聴覚機能の最大能力発揮、とでもいえばよいでしょうか。聴覚情報から、相手の位置、ゴールの位置、味方の位置、ボールの位置を瞬時に判断する空間認知能力、判断力が連続して問われるスーパースポーツだと思っています。視覚情報がない分、試合の中で味方との端的な会話を元に戦略を練っているとか、コミュニケーション力も非常に重要なチームスポーツです。

次回もお楽しみに!

前回までの記事はこちらから

(写真Top提供 = FocusDzign / Shutterstock.com)

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