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私目線で紹介!パラリンピック競技 #9 車いすバスケ 【連載】

みなさん、こんにちは!パラスポーツをこよなく愛するあいあーです。ブランドサッカー、アーチェリーの紹介でスタートをした普段は取り上げられる事が少ないパラリンピック競技について紹介していく【連載】企画

9回目となる今回は車いすバスケットボール!

1. 車椅子バスケットボールについて

1)競技概要

ボールを持った(膝の上に載せた)状態で、車いすを3回漕ぐと「トラベリング」になることと、「ダブルドリブルがない」、という点以外は、10分ピリオドの4回で1ゲームなど、基本的に通常のバスケットボールと変わりがない競技です。最大の特徴は、車いすに乗って競技を行うことです。
東京2020大会では、男子・女子の実施が予定されています。

2)クラス分けについて

障がいの重さによって、車いすバスケットボールは「持ち点制」という制度をとります。持ち点は1~4.5点の0.5点刻み、障がいが重い人は1点、障がいが軽い人は4.5点に近づいて点数が渡されます。クラス分けについては、腹筋や背筋、下肢の筋力の状態などを測定して決定します。コート上の5人の合計点は14点以内と定められています。

※クラス分けとは※
障がい者スポーツには、障害の程度による競技性の公平性を考慮し、「クラス分け」というものがあります。

3)特徴

バスケットボールをやったことのある人であれば、想像に難くないと思いますが、車いすに乗っただけで、コートもボールも何ら変わりのない競技です。その為、車いすという、座ったままの状況で、高いゴールにボールを入れること、足のばねが使えないこと、など、その競技性としての面白さを感じることができます。車いす操作×ボール操作の高い技術力は、ぜひ体験会などで実感していただきたいです!
競技中には、正面からの接触プレーは認められており、その激しさに車いすごと横転する選手、試合中のパンクもしばしば・・・競技中に車いすが体から離れないよう、ベルトもつけてプレーをします。

4)注目選手

車いすバスケ界で最も有名な選手といえば、カナダ出身、パトリック・アンダーソン選手ではないでしょうか。

車いすバスケの技法「ティルティング」(片輪を上げて、高さを出す技法)など、アンダーソン選手は、各技術の高さもさながら、世界選手権優勝、ジュニア世界選手権終了、パラリンピック金メダル、と大きくチームの実績に貢献したスーパープレイヤー!代表を引退したこともありますが、再度復帰したとのことで、またその活躍を目の前で見られる日を楽しみにしています!

(参考 https://sportrait-web.com/report/report_03.html 2021年3月25日参照)

2.あいあー推しポイント

私が障がい者スポーツの世界に飛び込むきっかけとなったのが、実はマンガ「リアル」を読んだことです。スラムダンクの著者である井上雄彦さんが、車いすバスケットボールを通じて、ヒューマンドラマを描いています。障がい者スポーツ、と一口に言っても、スポーツとしての純粋な面白さ、仲間との関係など、主人公やその周囲の人も一緒に悩みながら成長していくことに、エモさを感じます・・・。

(参考 https://itplanning.co.jp/works/real 2021年3月25日参照)

3.どんなことが車いすバスケットボールを通じて学べるか

本競技は、障がい者スポーツのなかでも、健常者・障がい者関係なく、大学生であればだれでも参加ができる、大学選手権大会が開催されています。
実は私の地元茨城では、私が学生当時(2013年ごろw)2校の大学が、車いすバスケのチームを持っていました。茨城県立医療大学のROOTsさんと、常磐大学のStardustさんです。(私はどっちの練習にも行ったことがあります)
大学選手権大会では、クラス分けが行われておらず「持ち点」制度を採用していません。その為、車いすに乗ってバスケをする、というイチ競技スポーツとして、普及・振興されています。

(参考 https://ja-jp.facebook.com/pg/GBP.JCWBF/posts/?ref=page_internal 2021年3月25日参照)

次回もお楽しみに!

これまでのパラリンピック競技の紹介#1 ~ からの記事はこちらから

(Top 写真提供 = ACHPF / Shutterstock.com)

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