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私の友人が野球を楽しいと言った話〜高校の友人編〜

 この記事では、高校の友人を野球観戦に誘い、徐々にその魅力を感じていく様子を、第三者目線で分析しながらお伝えしたいと思います。(少し日記チックになります)


高校の友人を野球観戦に誘ってみた

初めての観戦への不安

 私はプロ野球にハマってから日が浅いです。ちゃんと好きになったのは忘れもしない、2021年8月7日。自己紹介でも記載した、東京オリンピック野球決勝戦でした。そこから毎日毎日野球を見る生活を送り、タブレット越しに観ている野球を、生で見たいという思いに駆られるようになりました。
 私はすぐに高校の友人を野球に誘いました。すると、即答で「行く」と。
理由を聞くと、「生でみてみたいじゃん、面白そう。」
まさかそんな回答が来ると思っていなかったので正直驚きが半端じゃなかったですが、これがこの子と私が親友たる所以かと納得。
 本編へと続く、9/11 巨人vs中日の試合を観にいくことになりました。

第一試合 巨人vs中日 @東京ドーム

座席は2階FC席。

試合前

 初めての試合なので何をもって行ったら良いのかも分からず、とりあえず双眼鏡と財布とスマホとポータブル充電器を持って出陣しました。初めてということもあり、どうせならと、たくさんグッズを買ってしまいました。プロ野球のグッズショップは非常に充実していて1日中観ていても飽きないと思うほど。友人はせっかくだしと、ちょっとお高めのニューエラキャップを購入。試合に向けて二人してワクワクしていました。

購入品は小林選手のユニフォーム、タオル、ニューエラキャップ、ウィーラー選手のタオル。

試合中

 意外と近い?と思う時とやっぱり遠い!と思うときでまちまちでした。ファウルポールのすぐ隣だったので、外野の選手はよく見えました。友人は、ルールがほとんど分からないので、私は詳しく解説をして教えていました。
 試合中盤、試合展開が落ち着いてきた時間があり、楽しんでる?大丈夫?と聞くと、「そりゃダレる時間はあるけど、正直ルールわかんなくてもボールが飛んでったりみんなが騒いだりしてるのが普通にめっちゃ楽しい」と、笑顔で言ってくれました。

試合終了後

 試合は4−5で中日に軍配が上がりました。私はテンションが上がり、この後チケットを買おうと思っているけどくる?とダメ元で聞きました。すると、「行く」と。意外と楽しかった。と、何度も言ってくれました。そして、次章の巨人vs広島戦へとつながります。

第二試合 巨人vs広島 @東京ドーム

座席は内野席3塁側。

試合前

 この日(10月16日)は奇跡の森下暢仁選手の登板日でした。私は試合前練習から見てみたいと、開場してすぐに会場入りしました。そこから、ビールの売り子のお姉さんに話しかけてみたり、東京ドーム内を散策したり、写真撮影をしたりと、試合開始前からいろいろ楽しんでおりました。

試合中

 実は友人は、「内野席はファウルボールが怖いからあんまり…」と乗り気ではありませんでした。しかし、圧倒的に前回の座席よりも近く、選手たちの迫力がすごくありました。この試合は広島が1回から猛攻、そして9回には逆転か、という場面があり、非常に面白いゲーム内容でした。友人は岡本選手を応援しており、応援バットを使って懸命に応援していました。あそこまでテンションの高い友人は久々に見た気がしました。

試合終了後

 広島が勝ち、私は上機嫌、友人は巨人を応援していたため残念がっていました。1ヶ月前まで野球の「や」の字もなかった友人が、試合の勝敗で喜んだり悲しんだりしている姿を見ることができて、本当に嬉しかったです。ここに私が野球を人に勧めたい理由がありました。感動や感情、応援する気持ちを共有したいのです。その日応援しているチームは違いましたが、友人と一緒に喜んだりライバルみたいにふざけて話したり、そう言った時間が非常に尊いのです。

「日本シリーズを見るから夕方までしか遊べない」

 これは、11/27(土)の友人からの連絡でした。この日は、2021年に熱い戦いを繰り広げた、日本シリーズの第6戦でした。
ここまで好きになっているとは正直思っていなく、私は自分の好きなものを大切にしてもらえたことがすごく嬉しかったのを覚えています。
ではなぜここまで私の親友は野球を好きになったのか?勧めた側からの一方的な視点で理由を紐解いていこうと思います。

なぜ親友は野球を楽しむようになったのか?

 ここまで友人との思い出をブログのように書き連ねていましたが、ではなんで友人は野球に魅力を感じたのでしょうか?当人のパーソナリティもありますが、以下のことが大きな要因だと考えます。

①「意外とルールが分からなくても楽しい」

 友人の言った台詞の一つでもありました。野球を生で見る雰囲気、コロナ禍で十分に声を出して応援できないにせよ、応援バットの音、外野スタンド後方から流れる応援歌、拍手、小さいながらも良いプレーに対して生じる響めき、そう言ったものを肌で感じ、一緒に笑い、一緒に一つのものを応援する楽しさを知ったようです。さらに、友人はルールがわからないけど、球が飛んでいってバッターが走って、守備が守って、というその単純な構図が見ていて楽しいと言っていました。そこから、わからないルールについては私が説明したり、ネットで調べたりしてルールについて知識を深め、さらに野球に対する理解度が上がると楽しめることが増えると話していました。

②なにわ男子・藤原丈一郎さんの存在

 2021年11月にデビューした、ジャニーズ事務所のグループ「なにわ男子」。ご存知の方も多いかと思います。そのメンバーのうちの一人である、藤原丈一郎さんは大のオリックスファンです。友人はなにわ男子を5〜6年前から応援しており、様々なメディアで藤原さんがオリックスについて発信しているのを観ていました。そのため、「野球=推しの好きなもの」という構図は元々インプットされていました。野球を見にいくきっかけを得ることができたことで、推しの好きなものにさらに興味を示し、推しの好きなものから、自分も好きなものへと変化していったと思われます。

まとめ

 私は友人の野球好きのきっかけを与えたに過ぎませんでした。元々興味はあった、というのが今回の友人のパターンです。
 しかし、私は友人の「行く」と即答してくれたことに、野球にハマる根本のきっかけがあったとも思えます。普通なら、興味のないことにはなかなか誘われてもお金を払っていきたいとは思えません。ですが、友人の知らないものを見てみたいという好奇心があったからこそ、野球を好きになったんだと思います。
 皆さんも、百聞は一見に如かず、テレビでイケメン選手を見たから気になるとか、なんでもいいんです。少しでも野球を見たいと思ったらぜひ球場へ足を運んでください。その日がきっとターニングポイントになります。野球の素晴らしさは、人からではなく、自分で感じてください。 

 次回は、「私の友人が野球を楽しいと言った話〜大学の友人編〜」という記事を書きます。彼女は、野球を全く見たこともなければルールはキックベースのルールでしか知らない、という子でした。その子が野球を楽しいと言ってくれた、その様子と私が彼女に渡した野球を楽しめる資料をお見せできればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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