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東京製旗株式会社(TOSPA) 様

はじめに

こんにちは。Sports Connect(以下、スポコネ)です。今回より新企画「JリーグスポンサーのSNS運用」というnoteを実施します!
Jリーグクラブのスポンサー企業様には「SNSをうまく活用できている企業」がいくつもあります。

今回は第一弾として浦和レッズが設立している「Reds Business Club(RBC)」の会員である東京製旗株式会社様(以下、TOSPA様)のご紹介。

よくわからない駆け出しの組織であるスポコネのインタビューを快諾してくださったX(Twitter)担当のスタッフSさん!本当に感謝です。

※Reds Business Clubの詳細は下記をご参照ください。

1. TOSPA様の事業

今回はスタッフSさんへのインタビューの中で、事業内容もご説明いただけました。あえて言葉をお借りして事業内容を記載いたします。

”東京製旗”という会社名の通り「旗の製造」をしている企業様です。「国旗に関することならなんでも!」とのことでマグカップや缶バッチも製造しています。中には、旗だけではなくハンカチやタオルも取り扱いがあります。

元々はオーダー品の方が得意だったそうで、デザインから作ることもあれば、お客様にデータをいただいて製造することもあるとのこと。

また、ホームページの業務内容には下記のように書かれています。

一貫した生産システムにより、高い品質管理と低コスト化

東京製旗は、最新設備を整えた工場と高度な技術を備えたスタッフにより、一貫した生産システムで低コスト化、納期短縮化を図っています。

 このような体制の確立により、国際交流の舞台を演出する「各国旗」イベントやキャンペーンを盛り上げる「のぼり旗・バナー・フラッグ」オリンピックやサッカー・ラグビーなどのスポーツシーンを演出する「応援フラッグ」、伝統や誇りのシンボルとなる「社旗・校旗・優勝旗」などの製品づくりを通 して、さまざまなニーズにお応えしています。

https://www.tospa.co.jp/04company03.html

2. インタビュー

── 今回はX(Twitter)運用についていろいろお話をお伺いできればと思っております。スタッフSさんよろしくお願いいたします!

よろしくお願いいたします!

── TOSPAさんのアカウントは非常にXの使い方が上手だと感じます。そもそもX(当時はTwitter)をはじめたきっかけはなんだったのでしょうか?

もともと2011年から会社のアカウント自体は存在していたんです。投稿は"商品紹介"や"ブログ更新のお知らせ"などでした。
コロナが始まった2020年から「せっかくアカウントがあるのに上手く使えてないのでは?」と社内で意見が出始めました。当時のフォロワーは100人くらいだったと思います。"お客様と直接関わることができるように"ということで再スタートしました。
私自身は元々ネットショップの発送業務を担当していたのですが、このタイミングからTwitter担当も並行して行うようになりました。

── Twitterを再スタートして反響はいかがでしたか?

フィギュアスケートのファンの方々が結構国旗を買ってくださっていたので、それがきっかけでTOSPAを知ってもらいフォロワーが徐々に増えていきました。ですが、"Twitterがきっかけで商品が売れる"というよりは"商品がきっかけでTwitterをフォローしてもらう"という流れだったかもしれません。

── そんな中流れが変わったのがこちらの投稿ですね!

そうなんです。特定の国旗の注文が普段より増えるというのは結構あります。そういった時は大体なにかしらのイベントきっかけの場合が多いのでこの時も純粋にその気持ちを投稿しました笑
その後、リプライで「デンマーク出身のキャスパー・ユンカー選手が浦和レッズに加入する」と教えていただきRT・いいねが増えていきました。これが浦和レッズさん、そしてサポーターの皆さんとの出会いでした。

── もともとJリーグとは関わりがあったのでしょうか?

スポーツ応援と国旗の相性は良いので、選手の応援用に国旗をご購入いただいていたというのはありました。Jリーグに限らず、先ほど述べたフィギュアースケート、2019年のラグビーW杯などの時にもスポーツファンの方に手にしてもらう機会はあったのかなと。スポーツ関連へのアプローチは取り組んでいましたが、Jリーグ含む特定のクラブやチームと…というのはなかったですね。

── そこからとんとん拍子でRBC会員に?

デンマーク国旗のツイートからRBC会員になるまでは約2年かかりました笑
その2年間、浦和レッズさん関連で話題にはしていただいているにも関わらず直接貢献できないモヤモヤ感がずっとありました。ボス(代表)へのアプローチをがんばりました笑

── RBC会員になってから、もしくはサポーターに認知されてからと、それ以前とでTwitter運用の効果は変わりましたか?

商品について直接ご意見がいただけるようになったのは大きいかなと感じています。商品開発案をボスに出したとき、今までであれば「そんなの売れないでしょ〜」と言われていたものでもTwitterでの意見を見せることで「それならちょっとやってみようか」となることが増えました。

実際に"三色旗"や"3本組立式ポール&ストッパー"は皆さんのご意見から作られた商品です。

── こちらの三色旗はスタジアムでもよく振られていますよね!3本組立式ポールは私自身も実際に利用させていただいています!スーツケースに収めることができるので重宝しています。

ありがとうございます!

── TOSPAさんはXをとても自然に使えているようにみえます。運用する上で意識していることや注意している点はありますか?

意識しているのは「サポーターの皆さんと友だちになろう」という点です。以前は告知ばかりだったところを改善し、"仕事なんだけど仕事じゃない"という意識で日常の何気ないことも投稿するようにしています。色々な方と積極的に交流もしているのでもちろんリスクはあるのでしょうけど、そこは楽しみながら運用しています。

また、スタジアムに行ったという投稿もできる限りするようにしています。スケジュールや自宅との距離の関係で頻繁には行けないのですが、スタグルも好きなのでできる限り行きたいなあと。

注意している点ですが取り扱っている商品が”国旗”なので、政治的な意味合いとは切っても切り離すことができません。また”国旗=国の誇り”なので失礼のないようにという点は気を配っています。

例えば、国旗の裏表や上下の向きなどです。私たちが投稿する際に間違えることはありませんが、誰かの投稿をリツイート(リポスト)する時にも、向きが合っているか?などはとても気をつけています。とくに国旗を逆さまにすることは侮辱を意味する場合もあるので本当に気をつけないといけません。
悪意を持って投稿している人をリツイートすることはありませんが、国旗の会社として、正しい向きでないものは好意的な内容ではリツイートをしないようにしています。投稿自体は良い内容であることが多いので本当はリツイートしたいのですが…我慢しています笑

また、デンマーク国旗のご注文が増えたときは「デンマーク国旗のご注文が増えています」という書き方をしました。ここで「〇〇と比べてデンマークが売れています」など他と比較するのは好ましくないのでそこは気を配っています。

─ サポーターにどんなことを投稿して欲しいですか?

国旗に触れるような内容は全部嬉しいです。TOSPAでご購入いただいた国旗を「どのように使用した」「どこで掲げた」などの情報はとくに嬉しいですね!具体的には、2022年のACLでタイ・サウジアラビアで掲げてたという情報も拝見して嬉しく感じました。

─ 異国の地で掲げるというのはサッカーサポーターならではかもしれませんね。スタッフSさんはスタジアムに行っているのでしょうか?

数回ではありますが行くことができました!
まだ子供が小さいので、なかなか休日に時間をとっていくことが難しいんです。ガチガチに調整して1人で行きました。スタグル(スタジアムグルメ)が好きなので色々なクラブのスタグルも食べたいと思っています。

そして娘がWEリーグにも興味を持ち始めたようなので、こっちも行ってみたいなと思っています。

─ なかなかお仕事やご家庭との両立は難しいですよね。でもスポンサーになったことでサッカーを観にいくというきっかけができるのは素晴らしい流れだと思います。娘さんがご興味を持ったというのも嬉しいお話ですね。今日は貴重なお話をありがとうございました!

こちらこそありがとうございました!

おわりに

今回は、浦和レッズのRBC会員である東京製旗株式会社(TOSPA)様にお話をお伺いすることができました。「選手がきっかけとなりファン・サポーターの間で話題となり、そしていまはクラブをスポンサードしている」という一つの理想系であると言えるお話は大変緊張でした。

TOSPAさん本当にありがとうございました!


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