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塩むすびと鏡のワーク

読書記録1 野村総一郎著「人生に、上下も勝ち負けもありません」文藝社.2019

1番ズシンときた内容(鏡のワークより)
「目の前にいる自分から見て、ほんとうに誇れる生き方が出来ているか?」p.41

本著には、精神科医による『思い込みをやめてジャッジフリーに生きてみませんか』という問いかけがある。
古代中国老子の言葉を引用しながら、ジャッジフリーになるための32の思考を解きほぐす。コラム風に所々ワークがあり、塩大福の思考、水の思考などとユニークに名づけられた項目が並ぶ。
幸せになる選択肢が日常にあることを示唆する。

私事ですが、不用意な発言で失敗をしました。(途中略)その失敗による結果を受け、失くしたものの大きさに気づきました。そうした経緯もあり、以前から新聞の記事で親しんだ著者の本を読もうと思ったのです。
一方で、本著『塩むすびの思考』のように、『足りている』を実感し、『幸せ情報をキャッチするアンテナの立て方』を学びたい思いがまだあることも自覚しました。

その芽生えは、どんな時もいつもそばに本が居てくれたからだと。身から出たサビと申しましても、人との摩擦にいい塩梅の回答は、なかなか見つかるものではないかもしれません。
でも本は、いつも静かにそこに居て、ヒントをくれたり、冷静に異論を述べてくれたり、気持ちのスイッチを切り替えるきっかけをくれました。こよなきなぐさめであり、良き友です。

塩むすびの思考に話を戻すと、無条件でたくさんある幸せのタネを噛み締められるような、思考パターンが書かれています。
冒頭に述べた、自分に誇れるとまではいかなくとも。これからは正直に生きるように。
失敗を踏まえて『よく考えて発言し、今度こそ周りの人たちと自分を本当に大事に過ごそう』と考えました。
読んで良かったです。
そして、読んで書く事を続けるよう励ましてくれた実在の友人に心から感謝します。
ありがとう。

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