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【あなたストックとフローの違いを説明できますか?】マクロ経済学part6

 経済を勉強すると一回ぐらいは目にする「ストック」と「フロー」。あなたはこれらの概念について説明できますか?最後にchatGPTさんにも回答してもらってます。

どうもこんにちは! こちらの続きです!


前回までのあらすじ

  • 経済を回す登場人物は家計、企業、政府の3人であり、各々、消費、投資、政府支出を行う。

  • 経済を回すステージは、財市場、金融市場、生産要素市場であり、財市場についてこれまで注目してきた。

  • 政府支出により、乗数効果が効くことで総需要とGDPが増える。

  • しかし、GDPが増えると同時に下がってしまう需要が金融市場にある。

テーマ

財サービス市場について

 前回のおわりに、金融市場を考える必要があると申しました。なぜ金融市場がピックアップされるのか、それはストックとフローという概念に触れることで分かります。

 財サービス市場では、文字通りに財、サービスを扱ってます。GDPは財サービスの総量なので、財サービス市場について考えることはそのままGDPに直結しました。
 このときのGDPはフローについて扱っています。いきなりフローという言葉を使ってしまい申しわけないです。説明します。

ストックとフロー

 経済学を学ぶと1度は聞く「ストックとフロー」。

  • ストックとは、ある時点の量

  • フローとは、ある期間の量

よく水で例えられるので私も水で例えてみます。

 25mプールの会社が一日に必要な水の量を考えてみることにします。25mプールには一体何リットルの水が入るのでしょうか。調べたら600㎥入るそうです。

 ですが、1日に600㎥の水を使うでしょうか。水の入れ替えをしてるので、少なくとも600以上はかかりそうです。1時間に1回のペースで水が入れ替わるとしたら24×600ほど必要です。

このとき、ある時点の水の量は600㎥です。これをストックといいます。
 しかし、一日にという期間の水の量は24×600㎥です。これがフローになります。

 GDPはストックかフローかどちらになるでしょうか。1年間という期間に国内で生産された財サービスの総量なので、フローになりますね。
ストックという点に考慮できてないことになります。

金融市場を考える理由

 前回までの財サービス市場では、GDPについて扱うのでフローを扱いました。
 この財サービス市場というステージだと、GDPのストックに対する点については考慮できません。そこで、ストックという点に考慮できる市場が我々には必要です。

 ストックは、ある時点の量についてでした。これは銀行の預金、証券口座の株式などが該当しますね。これらは金融市場で扱うものですので、金融市場が登場します。

ストックとフローの違い

 私的に両者の違いは、時間ですね。一点の時間で見るか、幅のある時間で見るかです。ChatGPTさんにも回答してもらいます。

ストックは特定時点での蓄積された量を表し、フローは時間内に移動や生じる量を表します。

chatGPTより

まとめ

 経済のストックとフローの両方を考慮していく段階に入りました。財市場だけの分析ではフローに留まってしまいます。金融市場を通じてストックに対する理解を深めます。

次回はこちらから!

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