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チームカラーとプレーには相関関係がある!? 「チームカラー」×「色彩心理」でラグビーチームの分析をしてみた

こんにちは、SpoLive編集部・スポーツ初心者担当の小川です!

お恥ずかしながら、ラグビーファン超初心者の私。いまだラグビーチームのそれぞれの特徴など、把握しきれていないままでおります。

スポーツの専門知識を持たない私は、試合の分析などの有益情報を提供することがなかなかできません。しかし、私も知識がないなりに皆さまに楽しんでいただける記事を提供したい……!

そんな思いから考えた今回の企画。色彩検定2級の知識を活かして、各チームのチームカラーを参考に色彩心理学でチームを分析(というか想像)していこうと思います!

「いやいや、チームカラーって、そのまま企業のコーポレートカラーでしょ?」
と思われた方、

確かにその場合が多いと思います。

しかし、チームカラーとコーポレートカラーが一致していないところや、ユニフォームの色が一致していないところ、意外とあるんです。

勝手に分析して、各関係者の方に怒られないかビクビクですが、知識が無いなりに真剣にやってますので、優しい目でお付き合いいただけますと幸いです。


健康的なグリーン!:NECグリーンロケッツ

基調となっているのは鮮やかな「緑」。そこに黄色のアクセントが加わっています。
チームロゴも立体的で、ポップなイメージを与えます。海外のアニメーションなどで出てきそう。

「緑」色が与える色彩的な印象は、「健康的」や「安らぎ」、「自然」「若さ」など。
新緑や田園風景などを見ると心が落ち着くのと同様、緑色は人をリラックスさせてくれる色なのです。

チームロゴの緑は深緑に近い色なのですが、グリーンロケッツのメインユニフォームは薄めの蛍光グリーン。黄緑色です。

現在のユニフォームは9代目だそうで、輝く緑は新たな挑戦を表現しているとのこと。確かにフレッシュな印象を与える緑だと思います。新緑というか、芝の色に近い色ですね。

引用:
http://rugby.necsports.net/topics_detail1/id=1468

黄緑色は「上昇するエネルギー」をイメージさせる色
試合中の選手のやる気アップと精神安定に一役買っていそうです。(相手としても、優しい雰囲気をまとっているので攻めづらい、みたいなところあるかもしれません……!?笑)

このことから、グリーンロケッツは「健康的で上昇志向の強い」チーム。
フレッシュで若々しいプレーと、新しい戦略やトレーニングなどにどんどんチャレンジしていく気概のあるチームなのではないかと予想しました!


冷静なブルー!:NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス

シャイニングアークスのメインカラーは「青」。青色は一般的に、見る人に「冷静」「信頼」「集中」など、クールな印象を抱かせます。また、興奮を抑え、気持ちを落ち着かせる効果もあります。

IT企業には「信頼感」「スピード感」の印象を与える青色のコーポレートカラーが多いという話や、青い食器を使うと食欲が抑えられるという話は、よく知られている話かと思います。

シャイニングアークスのロゴには、そんな青色の中に、一筋の黄色い光が輝いています。

黄色は青色の「補色」と言われ、相対する相性のいい色だとされており、色のイメージとしては「活発な」「明るい」「勢いのある」などが特徴です。

このことからシャイニングアークスは、熱くなりがちな試合においても常に冷静なプレーを心がけつつ、その中で個々の選手の能力がキラリと光る、そんなメリハリのついたチームだと思わせます。

余談ですが、サッカー日本代表のユニフォームって青いですよね。「SAMURAI BLUE」と呼ばれていますが、なぜ青色なのかは諸説あるらしいです。

「日本の国土を象徴する海と空の色」である、という説が有力らしいですが、後付けの理由だと言われていて、正確な由来はに関する文献等は残っていないそうです。

いずれにしても、「青」は島国に住み、勤勉な日本人に馴染みの深い色なのかもしれません。

引用:
http://www.jfa.or.jp/info/inquiry/2011/11/post-19.html


情熱のレッド!:神戸製鋼コベルコスティーラーズ

神戸製鋼コベルコスティーラーズのチームカラーは「赤」。赤は興奮色と言われ、「情熱」「勝利」「行動力」などの活気のある印象を与えます。

購買意欲を高める色としても有名で、ショッピングサイトのボタン等でよく使われる色でもあります。実際にボタンの色を青→赤に変えただけで、購買率が跳ねあがったという話もあるそうです。

赤色は見る人に、炎のような強いパワーとエネルギーを感じさせます。「◯◯レンジャー」のような戦隊もののリーダーが「レッド」であることが多いのは、そういった色のイメージも影響しているのかもしれません。

そんな火の赤をテーマカラーに持つコベルコスティーラーズ。きっと攻撃的なプレーで敵を圧倒する、個人個人が勝利に貪欲な、積極性のあるチームなのではないでしょうか。


また、ラグビー日本代表のユニフォームも、赤と白を基調としたデザインになっていましたね。こちらは日本の国旗・日の丸を意識したカラーリング。武士道を重んじる心から、兜をイメージして「精神性」「誇り」をテーマにデザインされたそうです。

引用:CANTERBURY ®

目を引くブラック×イエロー!:サントリーサンゴリアス

サントリーサンゴリアスのロゴのメインカラーは黒。ユニフォームは黄色を基調にしています。

黒と黄色の組み合わせって、踏切などに代表される「危険色」なんですよね。人の注意を一番引く組み合わせです。

「俺たちを甘く見てると怪我するぜ……!」的な感じでしょうか。

黒色は「強硬色」や「重量色」と言われ、非常に強い印象を与えるカラーです。強さや権威、高級感を強調する色であるため、魔法使いのローブなどが黒いイメージなのはこのためでしょうか。秘密組織などもだいたい黒い。

重厚感を与える色なので、対戦要素のあるスポーツでは、単純に「強そうに見える」という効果も軽視できません。

ユニフォームでは、その黒をポイントで使いながら、明るい黄色をメインカラーにしています。
黄色はフレンドリーな印象を与える色。あらゆる人からポジティブに受け入れられやすい色であるとともに、コミュニケーションを円滑にしたり、判断力や知性をアップしてくれる色とも言われています。

サンゴリアスの「サン」は太陽を、「ゴリアス」は巨人 という意味から取られているとのこと。明るくエネルギッシュな太陽と、どっしり重厚感のある巨人。それぞれの色のイメージともぴったりですね!

黒の与える強い印象に負けない本物のパワーを駆使しながら、チームメイトとの連携で最善のプレーを選ぶ……
そんな、武と智を兼ね備えたチーム
なのだと印象を受けます。


ちなみに、以前は「主審の色とかぶる」という理由で、ユニフォームに黒色を使うのはNGだったんだとか。(最近は審判の服装も自由になってきたようで、認められるようになったそうです)ユニフォームにもいろいろと制約があるのですね。



以上、全ては紹介できませんでしたが、色をテーマにチームを分析してみました。いかがでしたしょうか。

合っているところ、的外れなところ、いろいろあったかと思いますが、「今まではあまり色に注目して見たことなかったな」という方に、新しい発見を提供できたとしたら幸いです!

私もこの記事の答え合わせができるように、もっとラグビーのこと知っていきたいと思います!
お付き合いいただき、ありがとうございました。


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