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北京五輪を楽しく見る!一足早い注目ポイント紹介【②フィギュアスケート編】


東京五輪の感動と興奮もまだ冷めやらぬ中ですが、実は北京五輪の開幕が2月4日に迫っています

北京五輪ではスキーやスケートなどウインタースポーツ全15種目が、20日までの15日間にわたって開催されます。また、それに向けて日本代表選出のための選手権大会などもこれから続々と行われます

例えばフィギュアスケートは、五輪以外でも毎年頻繁に大会が開催され、テレビ中継もあるのでどんな選手がいるのか、を知っている人も多いでしょう。ですがそれ以外の競技はあまりなじみのない方も多いのでは。

そこで五輪開催前にチェックしておきたい、各競技のルールや注目ポイントを紹介します。今回は「フィギュアスケート編」です。
五輪前にいち早く知っておけば五輪も、そして代表決定戦も楽しめること間違いなし!

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フィギュアスケートの種目とルールは?


冬季五輪の華ともいえるフィギュアスケート。その華麗な舞は、ウインタースポーツにあまりなじみがないという方も魅了されるのではないでしょうか。

競技としても、冬季五輪が始まった1924年より前の1908年のロンドン五輪、つまり夏の五輪で開催されており、歴史と伝統があります。

北京五輪では2/4(金)に団体戦からスタート
男子、女子シングル、ペア、アイスダンス、団体戦の5種目で行われます。


フィギュア一番の注目はやっぱり男女のシングル
男子は2/8(火)にショートプログラム、10(木)にフリーが、そして女子はそれぞれ2/15(火)、17(木)と開催されます。

ショートプログラムとフリーの違いですが、ショートは4分のフリーに比べ2分40秒(共に±10秒)と時間の短さもあり、指定された7つの要素で構成されたプログラムを滑走する必要があります。
例えばジャンプ一つとっても「アクセル系のジャンプ」「単独のジャンプ」「ジャンプコンビネーション」の3つを実施する必要があります。

フリーは原則自由ですが、ジャンプは最大7回、スピンは3回と決められていたり、全く自由というわけではないです。

それぞれの詳しい規程の違いは下記のサイトに載っていますので、ぜひ参考にしてください。


そして、共に二人組で行われるペアとアイスダンスの違いですが、一番わかりやすいのは、ジャンプの有無です。

アイスダンスではジャンプが禁止されていますし、男性が女性を持ち上げるときも頭の位置より上に持ち上げることを禁止しています。つまりステップや姿勢などが重視されています。その違いもぜひ楽しんでください。


日本代表が決まるのは?


3月に行われた世界フィギュアスケート選手権大会で日本は、北京五輪フィギュアシングルの男女3枠を無事確保しました。女子は平昌五輪では2枠だったので、1枠増えたことになります。

フィギュアスケート男女シングルの代表決定方法ですが、まず12月22日(水)~26日(日)に、さいたまスーパーアリーナで行われる全日本選手権の優勝者は、最優先で代表入りします。


次に同選手権の2、3位、そして12月9日(木)~12日(日)に大阪で行われるグランプリファイナル出場者の上位2名、そして全日本選手権終了時点の国際スケート連盟(ISU)シーズンベストスコア上位3人の中から2人目の代表が、そしてそこから漏れた中からISUの世界ランキングなどを総合的に判断して3人目の代表が決まります。

つまり代表入りの為には12月の全日本選手権への出場は必須となりますが、過去に世界選手権での実績を持つ選手が、けが等でやむなく参加できなかった場合の救済措置もあるわけです。

ペアとアイスダンスは各1組が五輪代表となることができ、こちらも12月に行われる全日本選手権の優勝、またはISUが定めるランキングで最上位となったペア、カップルの中から総合的に判断して選ばれます。



五輪出場が期待される注目選手は?


男子代表候補は何といってもソチ、平昌と二連覇中の#羽生結弦 選手。1920~28年のギリス・グラフストローム選手以来の三連覇を目指します。

何より彼が目指しているのは、前人未到のクワドアクセル(4回転半ジャンプ)の成功。あいにく負傷で11月のNHK杯を欠場するなど、北京五輪に向けて不安は残りますが、前回平昌五輪でも負傷で直前の大会を欠場したにもかかわらず金メダルに輝いています。
全世界が注目する大舞台で、自身の目標であるクワドアクセルを成功させられるか。固唾をのんで見守りたいところです。

他にも先日のNHK杯で二度目の優勝を果たした平昌五輪銀メダリストの#宇野昌磨 選手、そして昨シーズン全日本選手権で羽生、宇野両選手に続いての3位、世界選手権で銀メダルなど躍進した、これからの活躍が期待される#鍵山優真 選手にも注目です。


女子代表候補では初の五輪出場を目指す #紀平梨花 選手、平昌五輪4位の #宮原知子 選手、そして先日のNHK杯で大会二連覇を果たした #坂本花織 選手等に注目です。他にも代表を狙える候補が多く混戦状態の為、今後の世界大会の結果から目が離せません。
ちなみに平昌五輪の金メダリストのザギトワ、銀メダリストのメドベージェワ(いずれもロシア)は、実は北京五輪の代表候補リストから外れています。

アイスダンスでは、全日本選手権で3連覇中の小松原美里&小松原尊組に、バンクーバー五輪銅メダリストで昨シーズン復帰した#高橋大輔 選手と、平昌五輪代表だった#村元哉中 選手のコンビが挑みます。NHK杯でもそれぞれ7位、6位と拮抗しており、五輪代表争いから目が離せません。

ペアは3月の世界選手権で10位に入った三浦璃来、木原龍一組が突出した存在で、五輪代表は確実。
北京五輪でどれだけ順位を上げてくるかに注目です。

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まとめ


北京五輪での活躍がそのまま競技人口の増加につながりますし、結果、有望な選手が増えてメダルを狙える選手が増える。フィギュアスケートはその好循環に入りつつあります。

実は東京五輪をきっかけに、競泳などの水泳競技のメインの舞台で使われていた辰巳国際水泳場が2025年(予定)にスケートリンクに転用されることが決まっています。北京五輪の結果が今後の日本のフィギュアスケート界を左右するといっても間違いないでしょう。

今後の代表争いの行方は勿論、羽生結弦選手の三連覇&前人未到のクワドアクセルにもご注目ください!


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