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私が「バンド」を好きな理由


好きな音楽は? と問われたとき、みんななんと答えているのだろう。ふつうは好きなアーティストの名前や音楽のジャンルを言うのかもしれない。でも、私はいつも「バンドが好きです」と回答する。

バンドサウンドが好きだから。「音楽のジャンルで答えると、なんか『ツウぶってる』ように聞こえてやだな……」という自意識を過剰に持っているから。と、さまざまあるけれど、最大の理由は「バンドという形態」に強く憧れているからだ。


バンド。
3〜4人で構成されるのがもっとも一般的だろうか。バンドのほとんどは、メンバーの役割(担当楽器や作詞・作曲など)が固定で決まっている。つまり、メンバーのそれぞれが、そのバンド内のその役割のプロフェッショナルとして存在しており、日々各々で能力を磨いている。そして、レコーディングやライブのときには、個々の能力を引き出し合って、ひとつのものをつくり上げていく

私は、自分をさらけ出すことが苦手な上、縛られることを好まないので集団行動も得意ではない。なのに人生の中で「個人プレー」をしたことがほとんどないのは、やっぱり〈苦手〉を差し置いても「バンド的なチームプレイ」に惹かれてしまうからだろう。

関わる人が多くなれば、衝突が生まれたり、うまく足並みを揃えられなかったりと、それはそれはめんどくさいことが増える。ひとりでやれば避けられるかもしれない七面倒なことをしてまでも、バンドという同じ看板を背負って、ああでもない、こうでもないと四苦八苦しながらものを生み出す。そこに私はうつくしさを感じてしまう。すごく人間くさいから。


自分の応援しているバンドの中で、いちばん「好きなバンド像」をしているのはBase Ball Bearだなと思う。彼らの活動それ自体が、まるでドキュメンタリーを見ているような、そんな気持ちにさせてくれる。ぶつかり合っているところ、模索しているところ、悩んでいるところ。そういう「人間くささ」を隠さずに見せてくれるバンドだ。

それは、彼らがこれまでにリリースしてきた色とりどりのアルバムを順番に聴くだけでも十分感じられるだろう。

ここで彼らの長い歴史について細かく言及するのは文字数的にも難しいが、自己紹介的1曲“Eight Beart詩”があるので、まずはこちらをご参照ください。

なんか今日1曲ずつ貼れなくてアルバム丸ごとになっちゃうな、、、なんで。

あぁ、早くライブに行きたいなぁ。生で、全身で受け止めたいなぁ。ライブハウスが恋しすぎて変な気を起こしてしまいそうだ。


ちなみに、同じような理由でジャニーズWESTのことが好きなんだなぁと最近気づいたのだけれど、これはまた別の機会に書きます。


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