見出し画像

DeNAマーケターが悩める就活生に送る言葉

8/9のオンラインキャリアセミナーのゲストはDeNAでマーケティングをしている西村真陽さん。この記事では、約2時間のセミナーの中で西村さんが悩んでいる就活生に向けて送ったメッセージをまとめます。

ゲスト紹介

入社後の仕事内容

2016年にDeNA新卒入社。入社後はDeNAライフサイエンスにて『歩いておトク』の企画・運営、レベルデザインの最適化や渉外業務を担当。
兼務制度を利用して、健康経営を専門とした部署「CHO室」の立ち上げ、社内喫煙室の紙タバコ廃止、オリジナルサラダの企画、マインドフルネスのセミナー講師の他、腰痛撲滅PJを責任者として推進。2018年より、「笑い×健康」をテーマとした新規事業の検討チームリーダーを務める。2019年に事業検討終了後、現在は子宮頸がん検診啓発「Blue Star Project」のプロジェクト責任者に従事。現在はDeNAのヘルスケア部門で「疾患啓発」と呼ばれる事業に取り組んでいます。これは疾患(病気)に関する正しい知識をターゲットユーザーに届けることで、早期予防・早期発見の実現につなげていくことを目的とした事業になります。(https://note.com/masayanishimura/n/n69fcea7f28b1)

自分の決めた道を進め

自分の頭で考えて自分で判断すべき。

自分について考えたことがない学生が多いため、面接官やその他の大人が言ったことを素直に信じて従う就活生が多い。しかし、大人よって言うことは様々。その結果、どうしたらいいか分からなくなる就活生が増えている。

コロナ禍での就活は前例がない。合っているも間違っているもないから自分で考えてアクションを起こすことが重要。自分の軸にあったアクションを起こす。そのためには、自分の頭で考えて自分で判断する。


そんなアドバイスをする西村さんは、就活の面接などで自分の軸に合わない面接官と何度か喧嘩をしたそうです。

グループで一番良かった人だけがインターンにいける合同GDに参加した西村さん。話の主導権を握り論理的思考を用いてグループをまとめ、お題に対する回答も完璧に出しました。しかし、違う人が選ばれました。

その結果に満足できず、採用担当者に理由を聞くと、パフォーマンスは一番良かったが、協調性がないという回答。グループメンバー全員に話を振っていなかったからと理由を言われたが納得いかなかったため、会社の問い合わせ窓口に人事の判断基準について長文で問い合わせたそうです。

この行動力は、自分の軸がしっかりがあったからこそできたことですよね。自分の考えを曲げない性格だったため、会社で働けるのかな、と思ったこともあったそうですが、それでも西村さんは自分の軸を曲げずに就活をしたため、自分に合った会社を見つけることができました。

西村:大学のときはイベント企画をしたり、外資系の飲料メーカーで学生向けプロモーション企画を立てたりしていました。そこで自分が責任者のイベントがあり、色々な状況を深く考え企画したんですが、理不尽な理由で急遽変更になり、結局、参加者の方々に迷惑をかけてしまったことがあります。それが悔しくて悔しくて。「もう一生こういう思いはしたくない。」と誓い、その日に会社を辞めたんです。自分の立場の限界や参加者より会社都合という企業の姿勢に疑問を抱きながら、就活を始めました。そうしたら「コトに向かう」と言いまくっている会社があったんですよ。「誰が言ったかじゃない、何を言ったかだ」と。これやないか!(https://fullswing.dena.com/archives/4479)

事業のメンバーとは仲良しグループではない。協調性ではなく何をアウトプットできるかが最優先事項。プロジェクトを進めていく中で意見の対立もあるが、同じゴールを目指す過程で絆が生まれる。

他者との比較の中でしか自分の強みはわからない

グループの中で自分がどういう働きをしているかを見ることが重要

他者との相対的な比較する際に、具体的にやった方がいいことは人とアウトプットする経験を増やすこと。グループで何かしらのアウトプットをするということは、自分のパフォーマンスを上げなければいけないと言う状況。自分が貢献しないといけないというプレッシャーの中で自分がどんな働きをしたかを分析することで、自分の性質(強み)が見えてくるはず

「ビジコンとかレベルが高すぎて、自分には良いアイデアが出せないとビビってしまいます。インターンも、いろんなアイデアや難しい用語を語る学生を見て、怖くなります。ここから抜け出すにはどうしたら良いですか?」という学生からの質問に対しては、まずは量をこなすことだとアドバイス。

10回中10回同じ感想を抱くなら向いていないから違う分野で活躍すればいい
10回中3回でも上手く行ったら、上手くいかなかった時との差を分析すればいい


比較検討できないことで悩むのは時間の無駄

「マーケティングの会社で働くのと、企業のマーケーターとして働くことの差はなんですか?」と言う学生からの質問に対しての回答。

最終的な責任の違い(アドバイスをする立場or自分たちの事業)

【マーケティング会社で働くこと】

他者にアドバイスするということは、制約に囚われずに自由で幅広い発想ができる。一方で、最終責任者では無いため、実行する中で直面する問題は経験できない。

【企業のマーケターになること】

自分たちの事業なので、最初から最後までの過程を見ることができる。売った後の反応も見れるが、一つのプロダクトや事業を見続けていると自由な発想ができなくなるという特徴もある。

マーケティング会社で働くか企業のマーケターになるのか悩むのは時間の無駄。比較検討できないことで悩んでも意味がない。例えば、サプリメントなら手軽に買えるため何種類も試して比較するべきだが、ベットは1つしか買えないからよほど悪いものでなければいい。

ファーストキャリアは一つしか選べないのだから、悩むよりもまず片方やってみる。


「優秀な人」の定義

「思考力があること」「逃げないこと」の2つができる新人は伸びる

思考力=自分で考えて意思決定して行動できるか、リモートが進んでいる中で、自分で仕事を見つけ主体的に動いていけるがどうかが更に重要になっていく。

・逃げない=負荷を楽しめるかどうか(新人は何もできないから量質転化、量をこなして質を上げていくことができるかどうかが鍵)

ちなみに、西村さんが面接官をしている際に見ているポイントは成し遂げたことの大小ではなく、自分の頭の中で考えているかどうかだそうです。

優秀な人とは

新卒の場合、自分の頭で考えること、最後までやり切ることが重要だが、それ以外で考えると2つ。

「気付く力」と「PDCAを回す力」がある人は優秀な社会人になれる

気付く力=同じことをしていても、どう感じるか。うまくいかない時にその原因がどこにあるのかを探り当てることができる力。すごいリーダーがいれば勝てるわけではなく、チームの状況に気付く力がある人がいるかどうか。

例) 「最近バントの成功率が低い、だからチームが勝ててないのだ。」

PDCAを回す力=気づいたことをチームに落とし込んで、改善すること。

例)「バントの成功率が低いからバントの練習をしよう。練習の結果、バントの成功率は上がったか、チームの成績はどうなったか。次はどんな練習をすれば勝率は上がるか。」

両方あってはじめて優秀になれる。チームの勝率が上がらないことの原因がバントの成功率だということに気付けても、行動に移さなければ意味がない。逆に、日々の微妙な変化に気づくことか出来なければ原因を見つけることができない。

===================

Twitterのフォロワーが1万人を超えている西村さんのツイートを2つご紹介

↓↓↓


セミナー後のツイート

↓↓↓

就活生にオススメの一冊

↓↓↓


===================



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?