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Quantum Observation Lab通信 vol.4『結果に反応しない』

Quantum(量子)Observation(観測)Lab(研究所)量子という目に見えない世界を観測により具現化する研究所として、発信していこうと思います。

略するとQOLとなり「Quality of LIFF(生命の質)」にも繋がります。
第四弾となるテーマは「結果に反応しない」です。

いろいろな出来事に、つい良くも悪くも感情的に反応したり、惑わされたり揺さぶられたりすることがあるかと思います。
過剰に反応せずに、どうすればフラットにいられるでしょうか?

そのためには、まず「出来事」や「結果」とはなんなのかということを考えてみようと思います。
原因と結果というように、結果には原因があります。
原因から結果が生じます。

原因となる元があって、それによって結果が生じたとしたならば、原因となる元は実はすでに過去です。
元から修正、改善すると言いますが、過去を変えるためには、今と未来を変えるしかありません。
過去を悔やんだり、過去の意識で、考えたところで、何の前進もありません。
しっかり、原因と結果を見つめることは大事ですが、原因と結果に因果関係が見いだせないとしたら、そのブラックボックスをいくら考えても答えなんてでません。
できるのは結果に対してどう捉えて、観測して、どう対応していくかだけです。

ある時、大きな動きがあり「大変!」と思って気持ちが落ち着かないことがありました。
その時に、ある人に、「大変にしているのは自分だよね」と言われたときに、ハッとしました。
確かに、出来事自体に対応する必要はあるけれども、大変かと言えば、自分が傷ついたわけでもなく、全く損害はないことに気付きました。
ただ、この後どうなるんだろうとか、自分が過剰に反応していただけだと気付きました。

多くの人は、結果と自分をイコールして、反応したり、更にまだ起こってもいないことを想定して過剰に反応してしまいます。
しかし、結果と自分を切り離して、客観的に見てみると、見え方が変わります。
つまり、自分の位置を変えることで、見えるもの変わります。

一つ目に、結果と自分を切り離して冷静に見ること。
二つ目は、自分の位置を上げて、結果自体を観測しなおしてみること。
三つ目に、過剰でもなく過小でもなく、結果に対して対応すること。
どんどんステージが上がるごとに、結果が大きくなり、反応しやすくなりますが、いかに、その3ステップを繰り返せるかです。

よく間違うのは、反応しない=放置するではないということです。
簡単な例だと、テーブルからコップを落としてしまって、水が飛び散った場合は、怒ったり、落ち込んだり、誰かを責めたりしたところで、現状は変わりません。
そして、反応しないと決めて、放置したところで、水はこぼれたままです。
やることは、粛々と片付けるだけです。

感情的になるなというわけではなく、感情的になっても、感情のままに進まないということです。
感情が動くのはあくまでバロメーターとして、自分の反応しやすいところや状態を教えてくれるだけです。
感情的になるとは、脳の中で扁桃体が揺れてしまっているだけです。
前頭葉で扁桃体の揺れを牛耳ることで、感情の過剰な反応を抑えることができます。

同じ自分で、同じ位置にいると、結果に対して、無力感を感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、カタチになってしまった結果さえ、自分を上げて、自分の位置を変えることで、姿形を変えることがあります。
姿カタチを変えたり、塊ではなく細かく分解してみると、自分が対応できることが見えてくるかもしれません。

結果はあくまで、過去の自分から生じたもので、今の自分とイコールではないことを知ること。
そして、過去と同じ自分で同じことを繰り返すと同じ結果になるので、今の自分を変えて、上げ続けることが大事です。

アインシュタインも
「同じ方法をやって、違う結果を求めるなんて、どうかしている」
と言われたそうです。

「結果に反応しない」練習を重ねることが大事ですが、全く反応しなくなるということは、同じ場所にいて変わり映えのない生活をしていて停滞している可能性もありますので、少し違う場所に出てみてください。
そこで、反応するようなことがあったら自分が上がるチャンスであり、進化のお知らせです。

結果はあくまで、自分を教えてくれる材料として、惑わされずに自分を前進させるためのツールとして使ってみてください。





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