『千に一つの奇跡をつかめ!』

今、多くの人に届けたい本!!


連続起業家 千本倖生さん

稲盛和夫さんとともに第二電電(現・KDDI)を創業し、イー・モバイル(現・ワイモバイル)などを次々に立ち上げた連続起業家の千本倖生さんが歩んできた人生から実感した「生き方論」。
安定した場から飛び出して、一見、無謀にも見えるチャレンジを実践し、試行錯誤といっては生易しいくらいの苦難の連続を乗り越えて成功を手繰り寄せてきたプロセスを、ある意味、泥臭くそのままを熱く語りかけてくれるような言葉。
今では当たり前にあるサービスは、実はこんな素晴らしい方々の情熱と努力と決してあきらめない強い意志によって存在して、私たちの生活を豊かにしてくれている。

第二電電を創業した稲盛さんのお話しは有名で、よく耳にしてはいたが、はじめに提案して、稲盛さんを巻き込んだのが、独占していた電電公社(現・NTT)の一社員だったとは驚きでしかない。
安定した職場を離れ、ライバルとなる会社を創業しようと稲盛さんをはじめ、名だたる経営者を巻き込み、独占していた市場を開放したとは千本倖生さんは本当に凄まじい。
なぜ、そのような選択ができたのか、そしてその選択をし続けてこれたのかを、実体験からの舞台裏を含めて存分に教えてくれる。
そして、登場する偉大な経営者とのエピソードは、ご本人たちから語られる姿とは別視点で捉えられて、イキイキと温度感が伴って心に入ってくる。
そして、稲盛さんの著書と同じ編集者がこの本を編集しているから、更に連動していて、深みを与えてくれている。

人生の大飛躍「クオンタムリープ(量子的飛躍)」

普通では考えられないような大飛躍は、誰にでも起こる。

量子力学の世界に「クオンタムリープ」という言葉があります。
物質を形づくっている原子を分解すると、電子や中性子や陽子といったさらに小さ な単位に分かれます。それらを総称したものが量子ですが、この量子は不思議なこと に粒子と波(波動)の性質を併せもっています。
いわば、粒子という固定的な状態と波動という流動的な「現象」の間を行ったり来 たりしているのですが、ふだんは定常的な連続状態で起こっているその変化が、ある ポンと非連続的、かつ飛躍的に起きることがある。これがクオンタムリープです。

大きな飛躍が起こる条件として大きく二つある。
一つは、大きな苦難に遭遇した時
もう一つは、未知の体験をした時

未知なる世界への挑戦を続けることが飛躍を生む

リスクを恐れずに、新しい分野に挑戦することは、飛躍的な成長、また心や魂の向上に繋がる。
失敗を恐れて、安定志向で固まってしまっている今の日本人が、この本を読み、千本さんが実践し、実証し、実体をみせてくれ、実感してきた生き方の指針をほんの少しでも触れ、一歩でも前に踏み出すことができれば、きっと日本の世界の未来は明るくなる。
本来は未来は明るく、微笑んいるのに、立ち止まってしまっていては気付けない。

迷ったら進む

迷うということは、その中に意思や可能性が含まれているから、失敗したらという自己防衛から悩んだり、迷ったりする。

人はそもそも「できない」ものを「したい」とはあまり思わないものです。はなから実現が望めないものについては、人はやろうとも思わず、やりたいとも願わないものです。

つまり迷った時点で、できる可能性があるから、失敗を恐れずに行動するほうを選ぶ。
迷って動けないままの現状維持は後退であり、現状を保つためだけにも少しの前進が必要とするなら、一歩でも前に行動することが大事になってくる。
例えていうなら、東京駅や渋谷駅の複雑な構内と同じ。立ち止まっていても目的地には到着しない。看板を見て一歩踏み出すと更に次の看板が見えて行く方向を教えてくれる。(もちろん間違っていたら、それも教えてくれる)
すべてにおいて、踏み出して行動してみることで、新しく見えてくるものがある。

チャンスは誰の人生にも訪れる

この本を一人でも多くの人に読んでもらいたい。
実体験を通しての言葉は、どれも体重がのっていて、響くものがある。
「今まで」が、どうだったか関係はなくて、「これから」どうしていくか、どう生きていくか人生の行動指針として取り入れることができることがたくさんある。

80歳を超えても起業家として活躍されている千本さんの姿に年齢なんて関係ないことを教えてくれる。
そして、凄まじい経験を経て、気付いた人生の教えを、少しでも若いうちにキャッチして、実践する人が一人でも増えれば、どんな人生が待っているか、どんな未来が待っているか楽しみでしかない。

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