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FF7リバース:ネタバレ考察 運命の壁観点

こんにちは。
FF7リバースをクリアしました。
素直にストーリーを受け止めた考察はこちらにまとめたのですが、運命の壁観点での考察の余地があるので、新しい考察まとめを用意しました。

どちらもネタバレしかないので知りたくない人はここで離脱してください。















運命の壁突破説がある

FF7リメイクの最大の焦点は"フィーラーがいて、運命を変えようとすると邪魔してきて修正する"という点があることです。
その観点で考察をするとFF7リメイクとFF7リバースの見方が変わります。


FF7リバース時点でのフィーラーについて

リバース時点でフィーラーは3種類存在します。

  • 黒いフィーラー

    • リメイクから登場

    • 運命を変えようとすると修正する

    • 通常は不可視

    • 運命を変えるのに関わる存在にだけ視える

  • 黒いフィーラーで顔面に光球

    • リバースで登場

    • セフィロスの手先

    • 黒マントがフィーラーに変化したもの

  • 白いフィーラー

    • リバースで登場

    • ライフストリーム側のフィーラー

    • ウェポンと一緒にいる

    • ライフストリーム側であり、エアリスの味方と考えられる

    • 黒いフィーラーで顔面に光球がある勢力と敵対している(セフィロスと敵対)


運命の壁について

黒いフィーラーが運命を変えさせないように侵入を防ぐ壁になる現象。
1回目はリメイクのラストバトル直前に発生した。
リメイクではエアリスの不思議な力により突破した。


運命の壁突破による分岐

リメイクでは仲間全員が運命の壁を突破している
リバースではクラウドだけしか運命の壁を突破できていない

リメイクで運命の壁を突破したが、そこで起きた変更点はセフィロスにとって都合の良い内容になっていた。(ミッドガルも半壊している)
運命の壁を突破したのはエアリスの不思議な力によるものだった。
リメイクのエアリスは運命の壁を突破することが重要な意味を持つことは知っていた上でセフィロスを倒すために実行したと考えられる。
リバースでは不思議な力を失い、白マテリアが透明なマテリアになった。
同時にエアリスもリメイクの時に持っていた重要な知識や記憶を喪失している。


リバースでの運命の壁は中途半端な形で突破した

クラウドだけが運命の壁を突破したため

  1. エアリスが死んだ本来の世界

  2. エアリスが死ななかった世界

2種類の世界が生まれてしまった。
クラウドの目には2の世界が視えている。
他の仲間には1の世界になっている。
この結果、クラウドは運命から逸脱した存在となっている。
影響の余波でエアリスも2の世界だけに存在しており、1の世界にいるティファやバレットたちと一緒に行動することができなくなった。


運命の壁自体はセフィロスとパラレルワールドのエアリス起因

リメイクの世界でフィーラーが登場するようになったのはセフィロスやパラレルワールドのエアリスが介入してきた影響だと考えられる。
運命を変える存在が現れて介入するようになったポイントゼロとなる物語がどこかにある。(現時点ではまだ語られていない)


リメイクの運命の壁突破による変更点はセフィロスに都合が良い内容になっている

結果論だがセフィロスは意識的に運命の壁をクラウドたちに突破させ、運命を変えようとしているとみなすことができる。(運命の壁を突破する決断をしたのはパラレルワールドのエアリス)
パラレルワールドのエアリスにとっては、運命を変えてでもセフィロスの暗躍を止めるという目的意識ができていたと考えられる。


セフィロスの目的

  • パラレルワールドがあることを知っている

  • 新たな分岐を作り出して新しい世界を生み出そうとしている

  • 新しい世界を生み出した上で全てのパラレルワールドをリユニオンしようとしている

  • 行動の結果を見ると自分では運命の壁を突破できない

  • 運命の壁を突破して変えさせるためにクラウドを利用しているとみなせる

セフィロスが自分の運命を知っているかどうかはリバース時点では明確になっていない。(知っている可能性もある)
自分が滅ぶ運命を知っているため、それを変えさせて自分が勝利する運命に書き換えるために暗躍している可能性もまだ考えることができる。


オリジナルと変わってしまっている今後の展開

オリジナルでは古代神殿でセフィロスが"星を破壊するために黒マテリアでメテオを発動する"と宣言したため、セフィロスを止めに行く、黒マテリアをセフィロスから奪いに行く(大雪原や大空洞に向かう)、などがオリジナルのストーリー展開となっている。
リバースではその部分のストーリー動線が完全になくなっている。
リバース以後もセフィロスを追いかける必要は依然として変わっていないが、セフィロスの目的がメテオを撃つことだというのは明確に語られていない。(クラウドの意識がなくなっているため、古代神殿以後の正確な展開がプレイヤーにも共有されていない)
三部作のストーリー展開としてはウータイに行き、何かを達成するのが目的となると考えられる。(オリジナルのストーリー展開では古代神殿の前にウータイに寄っているので展開が既に大幅に変わってしまっている)


三部作目の目的がまず語られないといけない

エアリスの敵を討つためにセフィロスを追いかけ続けるストーリーになるのか、クラウドは意識をなくして知らなかっただろうけどセフィロスはメテオを撃とうとしていると改めて説明されるのか、などの三部作目の目的の説明がされる必要が出ている。


運命の壁突破説における問題点

3種類いるフィーラーの区別や目的を把握する必要がある。
特に単なる黒いフィーラーとセフィロスの手先となっている黒いフィーラーの区別して背景を整理するのがややこしい。
不安定な世界を作り出し、自分にとって都合の良い世界を生み出す可能性を作るのがセフィロスの目的なのか、たまたまの結果論なのか、2つの世界が視えているクラウドの影響がどうなってしまうのか、非常に不安定な状況となっている。
また、エアリスがパラレルワールドの絡んでいるリメイク・リバースで非常に重要なキープレイヤーなのに対して、三部作目でどのように絡んでくるのか不明である。
運命の壁突破説だと、クラウドだけが運命の壁を2回突破しているのでクラウドのみエアリスが生存している世界が視えるという複雑な状況が起きており、そのような複雑な状況が今後の展開にどのような影響があるか不明。
特にプレイヤーにとっては難解になっていく恐れ。
三部作目は非常に難解な内容になっているかもしれない。


以上です。
運命の壁突破説の観点だと、プレイヤーにとって三部作目が難解なストーリー展開になりやすいと予想されます。

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