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ゲームレビュー:ゴーストオブツシマ

PS4のオープンワールドゲーム「ゴーストオブツシマ」をクリアし、全フィールド解放したのでゲームレビューをネタバレなしでまとめます。


どういうゲーム?

鎌倉時代、元寇の襲撃を受けた対馬の侍のオープンワールドアクションゲーム。ほぼアクション寄り。オフラインで一人で遊びます。


良いところは?

海外の人が時代劇が好きで作った本格的な時代劇オープンワールドを遊べるというところにつきます。

美麗なビジュアルと戦闘アクションが楽しめる。

難易度は選べます。アクション苦手めでも遊べる。SEKIROみたいに難しい死にゲーということはない。

ステルスアクション中心にもできるし、真正面から戦闘を挑んでカウンターで後の先取りまくりの武芸の達人アクションもできるし、弓矢や暗具を使った道具中心プレイもできます(道具は消耗品で持てる数が限られてるので少ししにくい)

シームレスでこのビジュアルのまま戦闘シーンが行われます(これはフィールドの中でも特別な綺麗な方の地形)

スクリーンショット 2020-07-24 16.32.43

登場キャラクターのサブクエストのストーリーが時代劇的っぽく重厚さがある(オススメはいい性格してる弓矢の達人の石川先生です。こういう人が出てくるのが時代劇っぽいのかなと感じました)

日本語フルボイスで時代オープンワールドが楽しめます。時代劇面白いなという気持ちに。

演出で黒澤モードというモノクロの画面で遊べる。(フィルムのノイズも再現)

スクリーンショット 2020-07-24 16.35.46

ビジュアルを重視してるのでUIもアートも洗練されています。音楽もいいですね。

撮影モードもあり、いつでも撮れるので写真撮影家になって時代劇撮影を楽しむ味わい尽くすという楽しみ方も可能

あと、キツネを追いかけてナデナデして愛でることができます(キツネを愛でることができるゲームは珍しい)

かの有名な元寇のアイテム、てつはうも使える。


悪いところは?

オープンワールドとしての探索の面白さ、ドキドキワクワクが若干薄いです。比較対象はゼルダbotwやゼノブレイド2になる。

気になる地形を見つけて行ってみて何かあったというのが少ない。(そもそも気になる地形が少ない)

日本の地形を反映してるため、山岳部や地形の凸凹が激しめで竹林や森も多く見晴らしの良いフィールドがあまりないので気になる地形を見つけようがないというそもそもの問題点もあったりします。

装備アイテムが非常に多いのですがどういう効果があるのかさっぱり分からないものがあります(頭、顔につけるもの)。見た目を変えるのでコスプレ用としては有意義。


ストーリーは?

メインストーリーと登場キャラのサブクエストがあります。フルボイスの時代劇が楽しめます。

個人的には弓矢の達人の石川先生や女武芸者の安達政子のサブクエストが面白かったですね。石川先生が一番時代劇っぽいキャラクターだなと感じました。


プレイ時間は?

攻略などの情報を見ないで自力で遊んでクリア&全イベント終了&全拠点解放で約50時間。収集アイテムコンプのやりこみだともっと遊べます。

まあまあ遊べますが、やることが戦闘中心で同じことの繰り返しが多くパターンが少ないので最後の方はやや飽きやすいでしょう。


どんなやりこみがある?

非常に豊富な収集要素があります。装備、蒙古の拠点潰し、文書、蒙古所縁の日常用品などなど。

慣れると最初からやり直してRTAもやりやすい、やりたくなるゲームなのではないかと思います(実際にどれぐらいかかりそうかはまだちょっと分かりません)

RTA目線で見るとかなりディープで遊び応え、見応えのある内容になるのではないかと。


面白いオープンワールドかどうかのチェックだと

過去記事からの採点チェックだとこうなります

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総評

オープンワールドとしての新規性はあまりなく、やや大味。

時代劇オープンワールドという独自性があり、黒澤モードなどもあるので重厚な時代劇が遊びたいとなったらオススメ。

時代劇のゲームとして見れば面白く、演出など満足感は高いのでは。

アクション中心なので難易度上げればヒリヒリした緊張感のあるバトルを楽しめて戦闘狂の気分が味わえる。

新しくて面白いオープンワールドを求めてる人からはちょっと外れると思います(時代劇オープンワールドなんて遊んだことのある人は少ないので最初は刺激的です)

100点満点の採点で言えば

オープンワールドとしては85点

時代劇アクションとしては95点

というところになるかと。


最後に

これだけの本格的な時代劇オープンワールドなんてまた出てくるのか遊べるのか分からないので遊ばないよりは遊んだ方が良いのでは?


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