見出し画像

splatoon2で前衛ブキのサポート枠という役割はあるのか?

こんにちは。

今回は前衛ブキのサポート枠という役割についてです。

splatoon2では「短射程でも塗りなどでサポートできる、だから前衛でなくてもいいんだ中衛後衛にいてもいいんだ」と主張するプレイヤーがいたりします。

それについてどうなのかなーと観測・調査をしてきてまとまってきたのでここでお話しします。

個人的な意見・経験則的なものを含んだお話です。


前衛ブキのサポート枠は限られた条件で成り立つ

結論を先に言っちゃいます。

塗りなどでサポートする短射程は存在します。

成功例でいうと、第5回甲子園の優勝チームは攻撃的な中衛3枚+サポート短射程の編成があります。この場合は撃ち合いに勝つため攻撃的な中衛を中心にして、でもこれらのブキがそこまで塗りが得意じゃないので塗りをカバーする役割が必要だったという編成になります。

詳しくは過去に甲子園についてのレポートをまとめてあるのでそこで確認できます。

前衛ブキのサポート枠は、チームのうち3名のブキに共通する弱点があって(塗りが足りなくなりやすいとか)それを補うのに向いているブキがなれる形になっています。

そういう訳で固定チームの大会や対抗戦、リーグマッチなどではメンバーで話し合って戦略や役割をすり合わせて合意しているなら全然OKです。

成り立ちます。

第5回甲子園で優勝チームが証明してるんだからそこに異論を挟む余地はもうない訳です。


ガチマッチだと前衛ブキのサポート枠は話が変わってしまう

ガチマッチだとレートを中心に区分して、あんまり不公平にならないように射程別に区分してなるべく揃える(1人多かったり少なかったりアバウトな感じ)マッチングの仕様になっていると言われてます。

実際にガチマッチ戦績データ何百試合分を確認して調べたこともありますがだいたいほぼそのような傾向です。

ガチマッチのマッチングでは塗りブキとかキルが得意なブキとか、全く考慮されてないんですね。

はーいみんな集まってー、レートの近い同士で集まったね、じゃあ前衛2名後衛2名お互いに分けてなるべく配分するね。という感じの分け方、マッチングをしています。

そうすると、僕はサポート枠なので後ろ気味に回ってサポートしますねということがやりにくくなる。

「お前は前衛枠として判断されてマッチングされてるから前衛の仕事をしなきゃいけない、サポート枠だからと言って後ろに下がられると前衛のコマが足りなくなって前線が不利になるから止めろ。」

そういうことが起きやすくなる。

前衛がこっちだけ1枚多く余っているときはそういうサポート枠は一応許容されます。

しかし前衛の数が同じだったらあんまり下がって欲しくない。前線で頑張ってほしい。

さらに前衛の数がこっちだけ1枚少なかったら前衛不足なのに何やってんだお前、と味方から怒られたり文句言われたりします。

そういう訳でガチマッチのマッチングではブキの役割を考慮せずに配置する傾向があるので、前衛ブキのサポート枠を肯定するのが難しくなるんですね。

したがって、そういう前衛ブキのサポート枠というのはちゃんと前線で戦える、そういう役割もちゃんとできますよという人じゃないと編成運に振り回されて安定しなくなります。

ガチマッチでは前衛ブキのサポート枠は、サポート枠もできるけど前線で戦える役割もちゃんとこなせます、となって、おおそうかこの試合勝てるように頑張ろうなとなれるわけです。

そういう風になれるように上手くなって実力をつけなきゃいけない。だから、まぁ難しい方のブキになります。簡単ではない。


前衛ブキのサポート枠が嫌がられる本質的な理由は?

前線での撃ち合いに参加しない、自分だけ戦闘に参加しない、そういうのがあまりチームに貢献しない、足を引っ張る。

逆に言えばちゃんと前線で撃ち合いに参加して撃ち勝ってついでにサポートもこなしていると文句言われません。おまえやるじゃん、みたいになるでしょう。


初心者に人気のNZAP89(赤ZAP)は問題を抱えやすい

ちょっと話は変わりまして

NZAP89(赤ZAP)は全体的に人気のあるブキで、A帯までの層では特に使われている多いブキになっています。

人気の理由は「ゲーム攻略サイトで初心者にオススメと書いてあったから」、「実際にやりやすい・戦いやすい」、「撃ち合いが苦手でもなんとかやっていける・いきやすい」等々があります。

実力の差は撃ち合いに出やすい。まだ実力がついていない初心者は撃ち合いに苦手意識が芽生えやすい、避けようとする人が出てくる。

それ自体は心理的にはもっともかなと思います。

ただ「撃ち合いが苦手でもなんとかやっていける・いきやすい」という理由の人は問題が発生しやすい。

撃ち合いが苦手な場合の正しいアプローチというのは2つしかないです。

1、実力をつけて撃ち合いに勝てるようにする・苦手意識を克服する

2、後ろから撃てる後衛ブキなど自分に合ったブキにチェンジしてちゃんと戦闘に参加できるように役割を変化させて適応する

NZAP89(赤ZAP)を持つ人は、サブウェポンがロボットボムでセミオートで索敵してくれる、スペシャルがマルチミサイルでロックオンすればオートで敵に干渉してくれる、という点にフォーカスしてそれに甘えてしまう人がいます。

セミオートのサブウェポンとオートのスペシャルですから楽ですよね。

でも、楽なことをやってても上のウデマエやレートへ必要なのは、「実力を磨いて上手くなる」か、「自分に向いている役割に変わって上手くなる」か。上手くならないと勝ちにくいのでウデマエやレートはなかなか上がりません。

NZAP89(赤ZAP)を使う人の中には、そういう楽なサブウェポンとスペシャルに甘えてしまってる人が出やすい。

前線での撃ち合いに参加しない、自分だけ戦闘に参加しない、そういうのがあまりチームに貢献しない、足を引っ張る。

あれ、これって前述の前衛ブキのサポート枠が嫌がられる本質的な理由と一緒ですよね。

NZAP89(赤ZAP)というのはみんな上手くならないといけない上手くなっていかないといけないのに、サブウェポンとスペシャルの構成が楽だという問題でそこから逃げてしまう中途半端になってしまうそういう人が出やすい罪深いブキなんです。

NZAP89病(赤ZAP病)と言ってもいいんじゃないかなと思います。


やっぱり適正距離でちゃんと撃ち合わなければ上手くなれない

NZAP89(赤ZAP)を使ってて撃ち合いに参加してない。

そういう人は自分がちゃんと撃ち合えるようになる何かを見つけて、撃ち合いをしていってみんなと一緒に上手くなる必要があります。

だいたいのアプローチは

1、NZAP85(黒ZAP)など他の短射程ブキに持ち替える(強制的に意識を切り替えざるを得ないよう環境を変化させる)

2、自分の心理特性に合った適切な距離や特性で戦えるブキに持ち替える(自分のスキルの方を変化させる)

3、甘えたくなるけど頑張って意識的に前に出て撃ち合うようにする(自制心など心の問題も絡むので難度は高い)

あたりになります。

自分に合ったブキを選ばないと伸び悩む、問題が解決しにくい克服しにくい、ので一旦自分の適性を振り返るのも良かったりします。

ブキカテゴリ単位で適性判断できるフローチャートを作ってあるのでそれで見てみるのもいいでしょう。

上手くなるためにはやっぱり戦闘に参加して勝てるようにならないとダメです。


前衛ブキのサポート枠は存在するけど、前線で撃ち合えるようになってるのが必要条件

サポート枠だからというのはあまり言い訳にならなくて、むしろサポート枠だから前線での撃ち合いにも勝てるほど上手くなきゃいけないんだ!というマッスルな道です。

前線もやるしサポートもやるぜヒャッハーという道です。

キッツイです。

あ、自分これじゃねえわマッスルじゃねえわと思ったら、自分に合ったブキが何かちゃんと見直しましょう。

一緒にちゃんと上手くなっていきましょ。


以上です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?