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メキシコ コロナ禍の観光関連の現状まとめ㉒

2月18日、メキシコ連邦政府は、全国の信号情報(感染症危険情報)を以下のとおり更新しました。
適用期間は基本的に2月21日〜3月6日となります。


・「赤色」(0州):*1州から1州減
病床65%以上が埋まっており、2週間感染者数が増加傾向。公共機関、学校など閉鎖。健康上のリスクを持つ人は外出不可。

・「橙色」(0州): *15州から15州減
病床65%以下が埋まっており、2週間感染者数が減少傾向。公共機関、学校など一部解除。健康上のリスクを持つ人も外出可。

・「黄色」(16州): *13州から3州増
2週間の入院者数、感染者数が減少。公共機関、学校など 一部例外を除き、商業施設は収容人数の50-75%で営業可。
アグアスカリエンテス州、チワワ州、メキシコ市、メキシコ州、コアウイラ州、コリマ州、イダルゴ州、ハリスコ州、モレロス州、ナヤリット州、ヌエボレオン州、オアハカ州、ケレタロ州、シナロア州、ソノラ州、タマウリパス州

・「緑色」(16州):*4州から12州増
基礎的な衛生防疫措置を講じれば、特段の制約なし
南バハカリフォルニア州、バハカリフォルニア州、カンペチェ州、チアパス州、ドゥランゴ州、グアナフアト州、ゲレロ州、ミチョアカン州、プエブラ州、キンタナ・ロー州、サンルイス・ポトシ州、タバスコ州、トラスカラ州、ベラクルス州、ユカタン州、サカテカス州

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新型コロナウイルス感染症発生状況(2月21日正午現在)

メキシコ全土  (人口:1億2891万人 世界10位)
(1)累計症例数: 5,413,425名
(2)累計死亡者数:315,688名

その他

・メキシコはオミクロンによる感染再拡大(こちらでは第4波となります)
 が一段落したような数値です。
・現在メキシコでは乗務員、関係者の感染および濃厚接触が原因によるフラ
 イト・キャンセルが相次いでおり、消費者保護局から「自分の意思でな
 い」運休や遅延による返金手続きのガイドラインを発表されています。
・米国国境における不要不急の陸路での移動制限が,昨年11月8日に解除
 となっておりますが、それに 付随して北部の州で感染拡大が進んでいるよ
 うに映ります。
・尚、グアテマラ、ベリーズの陸路国境においては、不要不急の移動制限が
 解除されています。
・米国政府は、昨年1月26日来、空路で米国へ入国する者に対し、ウイル
 ス検査の陰性証明の提出(PCRor 抗原検査)を義務付けていますが、メキ
 シコ政府は米国人含め、空路入国に何も義務付けていません。
 その為、米国はじめ中南米からの観光客がカンクンなどカリブ海側リゾー
 トやロスカボスで増加しています。
・外国人のメキシコ空路入国時に「ブエラ・セグーロ」にてQRコード取得
 が必要です。https://www.vuelaseguro.com
・ワクチン接種は日本と異なり、メキシコではファイザー、モデルノ、アス
 トラゼネカ、スプートニク、シノバック等、「手当たり次第。治験や安全
 性は度外視」で確保を進めている状況が、慎重な日本とは大違いながら、
 接種数でも日本が大きく進んでいます。現在メキシコでは12-17歳も接種
 対象になっています。
  ワクチン接種状況(2022年2月21日現在): 
  全体:177,918,897本 …3回目接種の数を含む
  全体:219,899,127本 …3回目接種の数を含む
・日本政府の水際対策において、メキシコは継続して対象国となっていま
 す。メキシコ在住日本人は帰国時にPCR検査の陰性証明(72時間以内の検
 査)+2週間の自主隔離(公共交通機関利用不可)が必要な上、2021年3月
 19日以降は位置情報把握の為、スマホの携帯が義務付けられています。
・メキシコ人旅行者は原則的に日本へのビザは不要ですが、現在は引き続き
 入国不可となっています。また、日本が定める自主隔離期間が短くなる等
 のワクチン接種証明が有効な国にメキシコは含まれていません。
・メキシコ在住の日本人であっても、オミクロン株対策として入国後3日間
 の政府・自治体が指示する宿泊施設での隔離措置(現在は3日間の強制隔
 離)その後、自主隔離4日間となります。
・ANA(成田⇔メキシコシティ直行便)は、2020年12月から週7便、デイリ
 ー運行を継続中です。
・インタージェット、アエロメヒコ共に国際線・国内線ともに運休・キャン
 セルが相次いでいます。アエロメヒコは日本メキシコ商工会議所からも脱
 会。2022年10月まで成田線(直行便)の運休を発表しました。
・2022年2月21日現在で一般公開されている遺跡、博物館は次ページをご参
 照下さい。
*人数制限などの条件や公開時間の短縮など要確認。再開した施設が増えた
 為、紙面が足りなくなりました。
*一部の州ではINAH管轄の考古学ゾーン、遺跡の再開がアップデイトされて
 いません。INAH公式サイトのアップデイトが間に合わず、現場で制限を解
 除している遺跡も多数ある為、要確認です。

メキシコの近況

・メキシコでもオミクロン株の感染拡大が顕著ですが、3回目のワクチン接
 種(ブースター接種)も日本同様に進み現在は18歳以上なら3回目の申込
 みが出来る時期となっています。
・3回目をとっくに終えている50歳代の筆者ですが、週末はメキシコ州のコ
 ーヒー農園に行っていました。社会科見学を兼ねたマニアックな珈琲ツア
 ー造成と新しい販売形態の模索の為の視察でもありましたが、純粋に珈琲
 愛好者として、メキシコのスペシャリィティコーヒーの実力と将来性を確
 認出来る訪問でした。

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メキシコINAH遺跡・考古学ゾーン再開情報

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