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43歳で子宮卵巣全摘手術①手術までの経緯

    今年の9月26日、産婦人科で子宮全摘と両側の卵巣・卵管全て摘出する大掛かりな手術を受けました。
その後、ちょっとコロナ入院とか色々ありまして、手術から  はや2ヶ月経過。

遅くなってしまいましたが、復帰後の仕事もだいぶ慣れて来たので、需要はほとんど無いとは思いますが、ボチボチとゆるゆると綴ってみたいと思います。
婦人科の病と向き合っておられる方に届けば嬉しいです。

病気発覚から


27歳で次女を出産し、授乳後の生理(28歳)から徐々に生理痛が酷くなり、ひどい腹痛で寝込むようになり、寝込む日が1日から2日になり。
鎮痛薬を飲んでも七転八倒の痛みが続いていましたが、35歳の時に、ついに動けなくなって病院を受診しました。

症状や内診、血液検査の数値等からおそらく子宮内膜症とチョコレート嚢胞でしょうと告げられ、黄体ホルモンの投薬治療をスタートしました。
当時はジェネリック薬の販売がされておらず1ヶ月の薬代がおよそ9,000円となかなかの負担でした。

子宮内膜症とは

子宮内膜症は、本来は子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜組織が、子宮以外の場所(卵巣、腹膜など)で増殖、剥離(はくり)を繰り返す病気です。

子宮の内側からはがれ落ちた子宮内膜組織は、月経血として腟から体の外に流れ出ていきますが、子宮以外の場所で増殖した子宮内膜組織は腹腔内にとどまり、炎症や痛み、癒着(ゆちゃく)の原因になります。
また、不妊の原因になっていることもあります。

良性の病気なので、命にかかわることはありませんが、痛みなどの症状をコントロールしながら、閉経まで気長につきあっていく病気です。

出典  持田製薬


後日のMRI診断で子宮後屈が見られ、ダグラス窩の癒着もあるだろうとのことでした。
手術してわかったことですが子宮腺筋症もありました。

子宮内膜に似た組織が両側の卵巣をバームクーヘンのように覆い、大きくなっている状態で、腸にもその他の周辺の臓器や組織に癒着しているかもしれない状態で、子宮にも内膜症組織が入り込んでいました。

子宮内膜症と診断されてから7年半。
去年の11月の定期検診でのこと。
ディナゲスト等の投薬で排卵を抑える治療を続けながら経過観察してきた子宮内膜症性卵巣嚢胞(チョコレート嚢胞)が一気に大きくなり、7cmを超えた事で卵巣破裂の危険が出てきました。(43歳)

そして40代半ばで6cmを超えると癌化リスクもグッと高まります。
嚢胞のサイズだけではなく、年齢とも比例して癌化のリスクが上がっていくので、43歳の私は経過観察してる場合じゃないかもしれない状況になりました。

「少し考えさせてください」とお願いして、次の予約を6か月後に入れて(少し考えさせてって言ったのに6か月かーーーい!?と思いましたが言えなかった。)悶々とした期間を色々考えながら過ごして今年の5月からレルミナ錠を1カ月間。
6月から毎月リュープリン注射を打ちながら少しずつ手術の準備を始めていきました。

後からふり返れば6か月間、色々と考える時間が持てて良かったなと思います。




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