10.退行催眠中間域全記録~「若い魂」
マイケル・ニュートンというセラピストがまとめた、退行催眠による「死んだ後の世界~生まれる前の世界」、いわゆる「中間域」の記録を紹介しています。
ここでは、「若い魂」について記述しています。
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●初歩的な魂には二つのタイプがあります。一方は、スピリットの世界から存在界に出てまだ間もないという意味でほんとうに若い魂と、もう一方では、この世の相対的な時間に長いあいだ転生してきていますが、いまだに未熟な状態にとどまっている魂です。レベルⅠとⅡにはこの両方のタイプの魂が含まれます。
●私が扱ったケースの魂のレベルの比率は、
レベルⅠ:42%
レベルⅡ:31%
レベルⅢ:17%
レベルⅣ:9%
レベルⅤ:1%
わずかなサンプルを使って、これらの数字を世界の50億人に当てはめたとしても正確さは望めないでしょう。私の被験者は人生で救いを求めて藁にもすがる気持ちで私のところにやって来た人たちかもしれませんし。しかしながら、世界中にこれほど多くの異文化間の誤解や暴力があるのを見るにつけ、この世には低いレベルの魂がたくさんいるという見方を変える気になれないのです。レベルⅤの魂はこの世に数百人しかいないかもしれない、と私は考えています。
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(しかしながら、被験者対象という性質上、低いレベルに偏っているような気もします。by spritwind)
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●一日26万人の子供が生まれ、世界の人口が爆発的に増え続けている現在、多くの魂が必要とされ、それは、まだあまり進歩していない魂の予備軍に頼らなければならないことを意味しています。
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(これは、魂の進歩には転生が必要不可欠という考え方が基本になっています。もし、現世を取り巻く霊的精神が、過去に無い程、飛躍的に進化するとしたら別の見方もできるでしょうし、ある程度レベルの高くなった魂の分霊が現れることも考えられるのではないでしょうか?by spritwind)
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●スピリットの世界には新たに生まれてくる魂のための、産婦人科病棟のようなものがあるらしいことがわかりました。ビギナーの魂が孤立に近い状態で過ごした相対的な時間の長さとは無関係に、この世での五度目の生の最後に魂のグループを形成するようです。ここで特に重要だと思われるのが、グループの他の仲間たちもまた初めてグループに参加した若い魂であるということです。
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(下記の「魂の分類システム」で「グループ」=「大きな魂」であり、これは、「類魂(グループソウル」と解釈しても良いかもしれないと記述しましたが、新たに生まれてくる魂についてもこの解釈は当てはまります。ただ、「5回転生した後に魂のグループを形成する」・・・これは誰にとっても、どの魂にとっても当てはまるのでしょうか?1~5回の物質界への出現は動物的な要素が多いのでしょうか?by spirtwind)
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●魂のグループはメンバーすべてが互いの性格的な特徴をよく理解しあい、互いを支え合うことができるように注意深く構成されています。この親密さはこの世で知られているものをはるかに超えています。これらのグループを監督する熟練したガイドから得られるのと同じほど多くのものがグループの仲間からも得られるのです。
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(ガイドさんは少し離れた場所から見守っている、といった感じでしょうが、グループソウルメイトは地上界(現世)においては実際に出会ったり、一緒に過ごしたりもしますから、互いに切磋琢磨して魂の成長に関する、より多くの情報の受け渡しがあるのでしょう。by spirtwind)
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●私は親密な魂のグループと人間家族の仕組みとのあいだには、いくつもの類似点があると考えています。この世に生まれた魂は人間の性格を通して自分自身を実現していくからです。しかしながら、私は魂のグループのなかに憎しみ、疑い、蔑みを見たことはありません。スピリットの世界のような慈愛に満ちた環境の中では、そしてメンバーが互いを操作したり秘密を隠蔽したりすることができない魂のグループのなかでは、支配を求める権力闘争は起こりません。魂は互いに相手ではなく、自分を疑っています。
●この世の学校のクラスやセラピーのグループとは違って、スピリットの世界の教師=カウンセラーは、四六時中グループの活動のリーダー役を務めているのではないことがわかりました。ガイドの指導力は独裁的というよりも、両親のそれに近いようです。
●多くの魂のグループには、進歩を阻害する同様な問題を抱える、共通するアイデンティティをもつ者たちのサブ・グループがあることがわかりました。しかし一方では、同じサポート・グループに、性格、感情、反応がそれぞれに違う者たちを集めるような配慮もなされています。
●自分のいたらぬ点や倫理的な軋轢は、この世よりもスピリットの世界においてはるかに重要な欠陥として認識されます。
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(心の中身が丸見えの世界ですから、隠し事はできません。エゴ、利己主義に陥らないように自分自身を観察するようになるでしょうね。そんな中で、個的性格、個性を保ちながら霊的成長に向けて歩むわけです。スゴイですね。このシステムを創ったのは、やはり「大いなる存在(神)」という事になるのでしょうか。by sprit wind)
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●あらゆるレベルの魂が同じように行う、ある重要な活動があります。彼らはこの世(または別の物質的な世界)に行っている自分が知っている、これまでに世話をしたことがある者たちを手助けするために、精神的に集中する時間をもつことを求められるのです。私が集めた情報によれば、彼らは投影の場とも呼ばれる空間に行きます。彼らはここで自分が選んだ地理的な場所に向けてエネルギーを投射するのです。これは’肯定的な波動エネルギーを維持しつつ、それを投射して保護区域つくるための精神的なエクセサイズだと聞いています。こうして魂は自分の思考の波に乗って、特定の人々、建物、一定の地域に到達し、慰めを与えたり変化を引き起こしたりするのです。
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(この内容に関しては、次の言葉が状況を良く現わしているように思います。シルバーバーチによる霊界側からの霊界通信の抜粋です。
あなた方は決して孤軍奮闘しているのではないこと、まわりにはあなた方を愛する人々、手引きし援助し鼓舞せんとする霊が大勢取り囲んでいることを認識していただきたい。(シルバーバーチの霊訓1 P144)
私があなたを陰ながら援助しはじめてずいぶんになります。霊的知識獲得の道を歩まれるよう導いてまいりました。苦難に遭遇された時はかならず援助の手を差しのべてきました。その全てが成功したとは言えません。思うようにならなかった時はまわりの条件が整わなかったときでした。(シルバーバーチの霊訓2 P33)
霊界には、いついかなる時も、インスピレーションによる指導と鼓舞の手段を用意した霊の大軍が控えております。真剣に求めてしかも何一つ手にすることが出来ないということは絶対にありません。求める者にはかならず救助と援助と指導とが与えられます。かつて地上のためにこれほど大規模な活動が行われたことはありません。(シルバーバーチの霊訓7 P113)
地上界(現世)での霊界からの援助の効果的な受け取り方(例えばマインドフルネスなど)は、下記に記述しました。
地上界と霊界は、どうしても「死」を境に別の世界に移行すると思ってしまいますが、そうではなく、魂の一部分が地上界と同時に霊界に存在したり、霊界側から様々なインスピレーションが送られてきているようです。
地上界で、負の思いを抱いたり、隠れて摂理に背いた行動をしても、霊界側からは筒抜けで見通せるわけです。まさに「お天道様が見てござる」です。by sprit wind)