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スタートアップスタジオでは、何をしているのか?

こんにちは。大企業から生まれた事業アイデアと、多様な人材を結び付けて、ゼロからの事業立ち上げを行うスタートアップスタジオSpirete(スピリート)です。

企業の新規事業・社内ベンチャーの立ち上げ支援を行う「スタートアップスタジオ」とは何か、実際どんな支援をしているのか?イメージしづらい方もいるかもしれません。

そこで、スタートアップスタジオSpireteで働くメンバーが日々どのようなことを考え、どのように新規事業と向き合っているのか、社員インタビューと共にご紹介させてください!

Spireteメンバー  原 知裕
新卒で武田薬品へ入社後、ITベンチャーに転職し商品企画や新規事業の立ち上げに従事。その後、慶應大学発のロボティクスベンチャーの立ち上げに携わり、2022年からスタートアップスタジオSpireteに参画。

創業者の想いを後押しながら、サポートを


ー普段のお仕事の内容を教えてください。

Spireteでは主にProject推進の仕事を担当しています。担当Projectの支援活動はもちろん、新規のProject候補との面談や、現在J-POWER社と共同で運営しているSXLab(詳細は後述)の運営も行っています。その他、起業家コミュニティに関する業務や定期的に実施しているピッチイベントの運営なども担当しています。


ースタートアップに関心をもったきっかけは?

新卒の頃、配属エリアに手術用ロボットの研修センターがあったり、医療系ITベンチャーが台頭してきたこともあり、自然とテクノロジーやITに興味を持ちました。そうした理由もあってITベンチャーに転職したり、慶應大学で研究をしている先輩と共に大学発のロボティクスベンチャーの立ち上げに携わったりと、気づけばスタートアップの世界にのめり込んでいました。


ースタートアップに対し、具体的にどのような支援をしていますか。

Spireteが支援するProjectは、投資家が入るよりもっと手前の段階から対象になるため、事業化に向けての具体的なプランを作成するところからはじめることが多くあります。

その中で、特にSpireteの強みとしている”伴走型でのゼロイチからの事業立ち上げ”や”必要な人材のチームアップ”を重点的にサポートしています。

また、創業者含め投資家や金融機関出身のメンバーのネットワークを活用して資金調達の支援も行っています。


ー今、何社ほどの支援をしていますか。

3Dフードプリンターを活用した事業化に取り組む「ByteBites」の支援を中心にSpireteの支援企業数社のサポートと、その他Spireteが開催している「SX lab」参加企業の支援を並行して行っています。

ーByte Bitesに対しては、どのような支援をしていますか。

Spireteコミュニティを活用して「食品関連の事業立ち上げ経験者」「食品素材関連、製造プロセス等に詳しい事業家や研究者」「食や匂いの専門家」など、事業を進めていく上で必要な人材のマッチングを継続して行っています。

また、事業の方向性を定めていく上でのブレストやマーケット調査、ヒアリングなども含めた事業プラン作成の支援や、顧客候補への営業活動の支援、展示会の出展支援等も行っています。


ー支援する中で、大変だと思うことはありますか。

スタートアップは資金的な余力がないことが多く、簡単に人を雇用することができません。そのためSpireteコミュニティから参加していただく場合も、最初は副業的に関わっていただく形で本来よりも報酬を少なめにお願いしたり、事業プランを作成する段階での打合せ等は報酬がでない形で参加いただくことがあります。

Project参加者が事業テーマに興味関心があることはもちろんですが、そのあたりも含め双方のモチベーションを保ち、良い形でProjectを進行できるようにコミュニケーションには気を付けています。


ースタートアップと伴走して仕事する中で、意識していることはありますか。

創業者の熱量や、想いはとても大切にしています。
合理的、経済的なビジネスプランを作成することはもちろん大事ですが、
何よりも起業家自身が自分の事業で世の中を良くするという強い気持ちが重要だと思っているので、事業化を支援する中で色々な提案はしますが、最終的には創業者の想いを後押ししたいと考えています。




型にはまらず、一緒に挑戦していくからこそ、自分も学べる。


ー原さんは、「Spirete」をどのような会社だと捉えていますか。

「スタートアップを支援する」という活動をしていますが、Spirete自体もスタートアップの一つですので、型にはまった感じではなく、挑戦的で、ある意味実験的な組織だと感じています。

特にスタートアップの成功を再現するということはとても難しいことだと思いますし、だからこそやりがいのある仕事だと思っています。


ー「Spirete」の強みはどんな部分だと思いますか。

一番の強みは、事業立ち上げ人材が集まるコミュニティを運営しているところです。現在も150人以上の何らかの形でスタートアップに関わりたいというモチベーションを持った優秀な各分野の方々に所属いただいていて、この人材プールは他にはない強さだと思っています。

また、弊社は起業/投資経験が豊富なメンバーが多く、ゼロイチの事業立ち上げから資金調達まで一気通貫して伴走支援できるというのも大きな強みだと考えています。創業者2人の経験に基づく、大企業/投資家等のネットワークも大きな強みの一つです。

◾️”新規事業 立ち上げ人材”が集まるSpireteコミュニティのご紹介


ー原さんの働くモチベーションを教えてください。

日々、起業家や企業内でも新規事業やイノベーションに取り組まれている方々と関わりを持てることが一番のモチベーションです。Projectを共に進める中で学ぶことも多くありますし、新しい挑戦をされる情熱を持った方々から刺激をもらっています。



ー起業家とコミュニティメンバーの繋がりを作るため、どのようなイベントを開催していますか。

Spireteでは、4半期に1度ほどの頻度で、ピッチイベント(MeetUp)と、コミュニティ交流会(SpireteNight)を行っています。

MeetUpは、起業準備中もしくはシードステージのプロジェクトについてご紹介いただく招待制のイベントです。主に、弊社プログラムで支援中もしくは支援検討中の大企業・大学・起業家の方にご登壇いただいています。

また10/22(火)には、SpireteMeetUpとSpireteNightが合わさったイベントを行いました。

イベントには登壇者をはじめ、起業やスタートアップに関心のある方々、事業会社の方々、起業家など幅広い方にご参加いただいています。純粋な情報交換の場としてはもちろん、そこから特定のProjectに興味を持ちチームに加わる人が生まれたり、企業同士の協業などが生まれたりします。イベントの運営自体は大変ですが、定期的に開催する価値があると考えています。

◾️過去のイベントの様子はこちら



ー今後、どのようなスタートアップとの取り組みや支援を増やしたいと考えていますか。

直近の支援事例として多いのが、大企業からのスピンアウト/オフ、または外部探索的な新分野でのシーズ発掘と事業化です。

大企業の中で挑戦している新規事業やアイデアに課題感がある場合、弊社でご支援できることもあると思いますのでぜひお話しさせていただきたいです。社内ベンチャー公募プログラム等のご支援もしています!

もちろん、大学等の研究者や起業家の支援も行っておりますので、そちらのご相談も大歓迎です。

【大企業にスタートアップを】Spireteの支援事例紹介

【最大5000万円出資!】サステナブル社会の実現を目指す起業家や研究者への資金提供と事業化支援を行うプログラムSX labについて


ー今後の展望を教えてください。

Spireteは創業してまだ4年ほどですが、スタートアップスタジオの仕組みを使って、今後日本からグローバルで活躍するようなスタートアップを数多く支援していきたいです!

ーありがとうございました!



Spireteでは、大企業や大学研究機関から預かった事業アイデアや技術シーズをもとに、大企業人材や大学研究機関の人材、フリーランスや副業人材など、異分野の技術と異業種/業界の専門知識や経験を組み合わせ、グローバル規模での資金調達・事業展開に挑戦できるスタートアップの創出を目指しています。

Spireteコミュニティとの連携など、Spireteの支援内容や事例を詳しく知りたい!という方は、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。


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