Super-Takumar 試写。
先日入手した "Pentax Super-Takumar 55mm f1.8"。
前の記事で、「こんど晴れの日に、いっしょに おさんぽ しよっと!」と申しておりましたが、さっそくSIGMA fp + Takumar で おさんぽ に行ってきました!
ただ今日は、あいにくの曇天。
そんなわけで、楽しみにしているフレアーやゴーストの作例はありませんが、新しい(古いけど)レンズを手にしたワクワク感だけでもお伝えできれば幸いです。
そんな おさんぽ 日記です。
夕暮れ
あいにくの曇天、オールドレンズ特有のフレアーやゴーストは今後の楽しみとしてお預けとなりました。それでも夕暮れどきの光と影は、どこかノスタルジックな情感を出してくれているように感じます。(よね?)
おさんぽ
いつものようにおさんぽ写真を撮ってみました。(絞りはすべて開放です。)
ん?
このレンズ、今でこそ耐逆光性能の弱さという弱点で脚光を浴びていますが、ふつうに撮ると、
ふつう以上に優秀なレンズじゃないですか!!
うまく言語化できないのですが、撮れた絵を見た感想です。
もともとは PENTAX 主力一眼レフの標準レンズなわけで、決してあなどっちゃいけませんね。
絞り開放での玉ボケ。「端の方はレモンボケですね」と知ったかぶってみる。イルミネーションとか撮ると楽しそう。
マニュアルフォーカス
マニュアルフォーカスなので、ピントを外してしまうこともあります。あとで現像しながら、「あっ、しくじったぁー!」と後悔するやつ。
でもその失敗作を眺めていると、ときには「これはこれで悪くないじゃない」と思えてくる。(いや、むしろ「これだ!」なんてことも。)
この偶然と臨場感。
アクシデントも含め写真の楽しさ なんじゃないでしょうか! (アマチュア限定!爆速AFでは味わいにくい楽しみですね。)
そのほか
時間つぶしに撮った別にどーでもいい写真ですが、どうでしょう?
撮れた絵を眺めてみると、立体感、ボケ味、やさしい色合い、わたし的には「きれいでやさしい描写」に思えるのですが…
(あくまでレンズの特性が。被写体や構図、編集の話ではないですよ。)
昔のレンズなのに最短撮影距離はなんと45cm! ヘリコイド付きマウントアダプタを併用すると、さらにここまで寄れます。(なお大将はニラレバもおいしい!)
おわりに
こんな感じの、「Super-Takumar との初デート」でした。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
今回は、フレアーやゴーストなど「オールドレンズ」としての分かりやすい特徴は引き出せませんでしたが、なんとなくですが、ほんのりこのレンズの良さが感じられてきたように思えます。
わたしには、「このレンズの描写は… 」などと語る知見などありませんが、こうして撮ってきた写真を眺めていると、どうも他のレンズで撮った絵とは違うことに気づかされます。そして、このレンズの絵、「好きかもしれない」と思えてきました。(単にレンズを入手した嬉しさから?)
これまで、なんとなく「どのレンズでも撮れる絵は大差ないでしょ?」 と思っていたのですが、
レンズによって撮れる絵は変わるんですね。(今更?)
ところで、もしかして、人って、
こんな風にして沼に落ちていくのでしょうか…