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すぴーの考えごと

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仕事、趣味、家族、社会、哲学などジャンルを問わず、なるべく平易な言葉で自分の考えをまとめていきます。世界は分からないから面白い。
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2020年10月の記事一覧

自信に関する勘違いは、ある種の同調圧力を生み出す

日本人は集団の考えに染まりやすいとか、日本社会は同調圧力が強い社会であるなどと言われて久しい。しかし例えばアマゾン創業者であるジェフ・ベゾスの本などを読むと、同調圧力との戦いは海外にも普通に存在することが分かる。その本によると、ある会議で偉い人(ベゾス本人だったか?)が出した提案に対して、出席者の誰も反対意見を出さなかったのだという。それをベゾスは叱責したという話だ。 このような同調圧力が生じるのは、偉い人に対する信頼や恐怖、責任転嫁、意思決定を楽に行いたいという気持ちが働

37歳で亡くなった宮沢賢治を思う

Chiaki さんの下記の記事で、私のnoteをご紹介いただいた。このように自分の記事のURLが含まれる記事が投稿されると、「~さんの記事であなたの記事が話題になっています!」という通知が届く。こういうご紹介に喜ぶと、まんまとnoteの仕様にノセられているようでシャクなのだが、喜ばしいものは仕方がない。私も Chiaki さんのように他の方の note をちゃんと読んで、いいと思ったものは面倒くさがらずご紹介したほうがいいのかもなという気になった。 で、Chiakiさんの記

マーケティング用語を日本語で話してくれという話に感じたこと

何の番組だったか忘れたが、最近ちょっと印象的なエピソードを見た。ある人(Aさん)が会社の立て直しか何かをやっていて、組織全体にマーケティングの思想を根付かせるために、会議の場などで専門用語を日本語で話すよう求めたという話。専門用語というのは多分、以下のような言葉だろう。 https://crowdworks.jp/times/marketing/4134 たしかに、マーケティングの専門用語というのはある程度覚えても、早口で数種類を連発されると理解が追いつかないことがある。

結論を予め考えずに文章を書くことに対する憧れ

文章っていうのは普通、結論を考えてから書き始めるものだと思う。自分も常にそうしてきたが、だからこそというか、結論を予め考えずに文章を書くことに対する憧れのようなものをずっと持っている。 結論を考えるというのは、なかなか大変なことだ。何でも良いから結論があって、それに向かっていけばいいだけなら簡単だけど、書いてみた起承転結を眺めたら全然気に食わない主張になっていることは結構あって、その場合はもう全部やりなおしになってしまう。こういうことを防ぐために、ぶっつけ本番で文章を書くん