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[考察]ナナチ、男の子説

ナナチの性別はナナチである。


これは一般的に知れ渡っている通説である。以前メイドインアビスに登場するキャラクターの一人であるナナチを女の子として紹介した「ねとらぼ」に対し、作者であるつくしあきひと先生は次のように述べた。


「ねとらぼちゃん、ナナチのこと女の子だと思ってたの?」


このツイートによりナナチ学会は激震が走り、以前以後相変わらず、ナナチが男の子か女の子かの議論が絶え間ない。

そこで私は約10年ほどの研究・調査を行い、次の説を唱えることにした。



ナナチ、男の子説




そう。ナナチは男の子である。

これについて漫画・アニメを参考文献として取り上げ、「ナナチは男の子」である証明を行う。

第1章では、ナナチを紹介する。

第2章では、ナナチが男の子である根拠を順番に説明していく。

第3章では、ナナチが男の子である場合に生じる漫画内での解釈について説明していく。

第1章 ナナチについて

「ナナチ」とは、2013年8月より刊行されている著つくしあきひと氏による漫画「メイドインアビス 」に登場するキャラクターである。

 ネタバレを避けるため大きくは述べないが、元々極北の地である「セレニ」にいた孤児、つまり人の子供である。

 とりあえず、メイドインアビスのamazonリンクを貼っておくので、知らない人は、買ってください。

https://www.amazon.co.jp/dp/B00KYEH7GW/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

 また、本記事の画像群は怒られたら消すので、是非ともメイドインアビス を買ってください。表紙裏のイラストについては、自分の目で確かめてください。

第2章 ナナチが男の子である根拠

 ナナチが男の子である根拠はいくつもある。その根拠を述べる前に、以下の根拠は今回考慮しないこととする。

A. ナナチの口調

 特徴的なナナチの特徴として、「オイラ、〜〜」や「〜〜だ。」などが挙げられる。しかし昨今、これらの口調をするキャラクターは男女問わずに存在する。ただ単に一人称が「オイラ」だからといって男の子であると決めつけるのはナンセンスである。よって今回の説ではこれに触れない。

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B. ミーティとの恋沙汰

 漫画では描かれていなかったが、アニメ版ではミーティに対してナナチは良く頬を染めていた。これはミーティという女の子に対して恋心を多少なりとも抱いていると仮定することも可能である。しかし、ナナチが女の子であっても、それは百合として成立する。確かに私は百合が好きであるが、今回の説において恋沙汰で性別を決めるべきではないと考えるため触れないこととする。


それでは、ナナチが男の子である根拠について触れていく。

根拠1. ナナチの身体的特徴

 ナナチの年齢については触れられていないが、リコ(12歳)と大きく変わらないとされている。

 まだナナチが大穴の街オースに到着して間もない頃に5層直通の籠に入り、そこでミーティと出会った。身体的大きさでいえば同じ程度であったにもかかわらず、ミーティには発達途中のおっぱいが見て取れた。

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 しかし人であったナナチの胸は発達しておらず、なれはてになった後でも胸の成長は見られない

 もちろん、おっぱいの大きさには個人差があり、ナナチのおっぱいが小さかったと考えられる。しかし「メイドインアビス 3巻」表紙裏に、人間性を保持した「なれはてミーティ」の姿が存在する。そこでは確かにおっぱいは存在し、レグがたじろいでいる様子が窺える。

 仮にナナチには小さいながらおっぱいが存在していたと仮定すると、レグがたじろいでいないのは矛盾が生じる。

 事実、レグは目がよい上、リコの控えめなおっぱいを見て勃○してしまうほどおっぱい慣れしていない。しかし、ナナチが上半身脱いでもたじろぐ様子はない。よって、ナナチにはおっぱいと言えるほどのものは持っていないと判断できる。


 また、「メイドインアビス 3巻」表紙裏の「なれはてミーティ」の姿は、ナナチの夢だからその姿は憶測だろうという意見も出ると思う。逆に考えてみて欲しいが、何故ナナチの夢であるミーティの姿はナナチの姿と異なっていたのだろうか

 もし、ナナチ自身も女の子であると仮定した場合、身体的特徴はナナチのものと似るはずである。しかし、おっぱいについては明らかに区別されていた。

 これにより、性差を明らかに意識していると判断できるため、ナナチは男の子であると考えるのが自然である。

根拠2. レグの反応

 前述の通り、レグは勃○するここのリコちゃんの顔可愛いと思う。

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 このことより、あるシーンにおいてナナチが女の子である場合に矛盾が生じる。それは「メイドインアビス 5巻 35話」にある。

 

強大な火葬砲を放った後のレグは正気に戻り、ナナチと会話をする。その中で、ナナチに触れているレグは勃○してしまう。それに気づいたナナチは、顔を赤らめながらレグを殴るというシーンがある。

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 つまり、この時ナナチは「なんで勃○してるんだ」という意味を込めて殴ったと考えるのが自然だが、ここで冷静になってほしい。


なぜナナチは勃○というものを知っていたのか。

なぜナナチは勃○というものを性的なものとして捉えていたのか。


 ナナチが女の子であったと仮定した場合、ナナチと交流が深かったのはリコとレグを除けば、ミーティだけである。ミーティは女の子である。つまりちんちんを見る機会が少ないため、勃○というものを知っているはずがないのである。ちんちんというものを知っているはずがないのである。仮に存在を知っていたとしても、ズボンの微々たる膨らみで勃○しているかどうかを判断できるのは、見たことがある人間のみである。

 加えて、「メイドインアビス 4巻 25話」にて初めてちんちんの存在を知ったとしても、「まだそんな ふわふわした 感じだったの?」とコメントするはずがないのである。

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知らなかった場合、「レグ... ちんちんどうしたの?」というリコのコメントに対して「何がどうしたって?」となるはずである。それは男女の生態を知っているからであり、男の子は興奮するとちんちんが勃○すると知っているからでもあると考えられる。また、ナナチも勃○するだろうから知っているとも考えられる。


 一方で「メイドインアビス 3巻 21話」で、ナナチはリコを脱がせている間、ナナチはためらいを見せなかった上、顔を赤らめている様子はなかった。

 もし男の子であるならば、少しくらいは恥じらいがあってもいいのではと考えられる。しかし、ナナチは人の頃から、短い間ではあったがミーティという女の子と接していた。そのため多少の耐性があったと考えられる。

 また「メイドインアビス 3巻 23話」では探窟家を何人も介抱しては治療に勤しんでいた様子が窺える。作中介抱されていた探窟家は男性であったが、開放した中には女性探窟家も少なからずいたとも考えられる。

 ナナチ自身の医療技術の高さや知識はこの経験から来ているが、患者の手術を繰り返すうちに、男女問わず裸体の耐性ができたのではないかと考えられる。


第3章 男の子である場合に生じる漫画内での解釈

 第2章では、ナナチが男の子であるという証明が完了した。第3章では、ナナチが男の子である時に生じるシーンの解釈について触れていく。

そして、この章でまだ誰も想像していない説についても触れていく。


まず、ナナチは男の子である。

次に、ミーティは女の子である。


 この二人の「なれはて」の姿から、人間が「なれはて」になったときの特徴が見て取れる。

まず一番わかりやすい特徴として、おっぱいである。

 ナナチは男の子であるためおっぱいが見られないが、ミーティは女の子であるためおっぱいが顕著に見られる。

 また、「メイドインアビス 4巻」の表紙裏でも、プルシュカの「なれはて」想像図が描かれている。そこでもやはりおっぱいが顕著に見られる。おっぱいの大きさなどは「なれはて」の姿にも影響する。


また、手先(爪)についても違いが見られる。

 ナナチの爪は比較的丸く短い。鉛筆で文字を書く、釣りをするなど器用な一面を発揮している。

 一方ミーティの爪は鋭く長い。漫画内での「なれはてミーティ」でも、「メイドインアビス 3巻」表紙裏の「なれはてミーティ」も、どちらも爪はかなり長い。

「メイドインアビス 5巻」表紙裏のプルシュカ「なれはて」想像図においても、鋭さは控えめなものの長さが十分顕著に出ている。

まとめると、男の子は爪が丸く短くなりがちで、女の子は鋭く長くなりがちである。



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ん?




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ボ、ボンドルドさん!?


 ボンドルドは声が渋い(CV. 森川智之)ことに加えて、「パパですよ」というセリフが有名である。プルシュカからも「パパ」と呼ばれており、「メイドインアビス  OST2」においても「Papa's lullaby」という曲がある通り、「パパ」である

 プルシュカは「パパ棒」ことちんちんの存在を知っていた。

 ではやはり男なのか?

 (そもそも、ちんちんを初めて目の当たりにした時、「棒」と形容できるだろうかという疑問は置いておく。)


ここでやはり気になるのは「精神隷属機(ゾアホリック)」の存在である。

 「精神隷属機(ゾアホリック)」を使えば、仮面を挿げ替えるだけでボンドルドとなり得る。

 正確には、仮面はただのシンボルと考えられているため、仮面がなくてもボンドルドにはなりえる。しかしやはり仮面がないのでボンドルドと認知はされなくなるだろう。

 「劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明」において、仮面を挿げ替えただけでボンドルドの声(cv. 森川智之)になったのである。このことから、声を発しているのはあの仮面であると考えても今回は差し支えない。


 移り変わった素顔は誰も見たことがない。

 服装も黒い甲冑のようなものを着ているため容姿は確認できない。確かに、プルシュカと一緒に過ごしている間のボンドルドは男だったかもしれない。

図1

だが、このアンブラハンズ(祈手)は、性別が判別できない。

 もし、前述の「なれはて」の特徴がボンドルドにも当てはまるとしたら...それはまさしく...





なれはてボンドルド、ママ説




 以上で、「なれはてボンドルド、ママ説」もとい「ナナチ、男の子説」を締める。


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