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なったわ。

なったわ。

いやー、なったわ、本当。

なりましたよ。

痛風。

なったわ…(私の心象風景)

足が痛いと思った翌日。いや、まさか痛風じゃないだろと思っていたのが嘘のように、歩けないくらいに痛くなってまして。世間でいう「風が吹いても痛い」って感じではないんだけど、歩こうとすると足が「ムリィィイ!!」と悲鳴を上げる感じ。

歩いて10分の総合病院まで、まさかのタクシー移動ですわ。タクシー運転手さんがいい人で良かった…。

というわけで病院に生まれたてのガゼルのような足取りでいったら、受付の人が親切で、車いすを進められるわけです。正直人生で一度も車いすに乗ったことがない(骨折とかしたことがない)のに、最初に載るのが痛風だなんて…

成形外科もあったんだけれど、事情を説明したら内科の方で血液検査。結果は尿酸値と白血球の値が高い(痛風だと高くなるらしい、白血球)から、まぁ痛風でしょうねーとあっさり宣告って感じでした。もったいつけるとか神妙な感じもないのが逆によかったかもしれない。いや、よくない。全然良くない。

とりあえずまたガゼルのように歩いてタクシーに乗って帰宅。

いやー、なっちゃった、痛風(泣)

これの何が嫌かって、食事制限。プリン体のあるものを控えて、血をアルカリ性にするやつ食べましょうねー、って感じ。アルコール?は?という感じでもある。

とりあえず今までのようには食べれないし、飲めない。まぁ、今までがおかしかったからこうなってるんだから、普通に戻れってことなのかもしれない。普通のオッサンに戻ります、私。でも普通って何?

そんなわけで今日は職場にお願いしてリモートワークにしてもらった。一人でわーっとやりたい仕事だったので、仕事は大いに捗った。文字通りの怪我の功名だ。上手いこというな!何が怪我の功名だ!

けど、昨日処方してもらった薬がみるみる効いて、夕方にはちょっとまだ痛みでフラフラするけどしっかり歩けるように。歩けるって素晴らしい。リリンが生んだ最高の発明は二足歩行だよ。

痛風になった瞬間思ったのは「これで俺も池波正太郎と同じか…」だった。

小説家の池波正太郎はハイパー健啖家として有名で、彼のエッセイ「銀座日記」を読むと、池波正太郎は痛風の後にもかかわらずフォアグラのソテーを食べたり、トンカツを2枚食べたりしている。見習うべきかはわからないけど、すごい人だなー、と痛風ビギナーとしては感心してしまう。

でもこの人が書いてるみたいに「痛風の発作で飛び起きた」とかはないんだよな俺…本当に痛風なのかしら…ひょっとして誤診では…とわずかな期待に身を寄せそうになるけど、規則正しい生活を心がけようと思います。テニスはじめるかなー。

ちなみにオールフリーを久しぶりのんだら美味しくなってたのは痛風が教えてくれた発見でした。怪我の功名です!上手いこというな!

注:これを見た親族はそっと私に連絡するように。


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