部活の時短は教師にとって負担減に働くのか?

今日(2020年2月17日月曜日)の朝日新聞で、「部活動改革 現場はいま」として時短が取り上げられていた。

結論から言って、負担減にはならないと考える。

それは、時短=高密度でなければならないから。今まで数時間かけて行なってきた内容をギュッと凝縮させなければならない。そうするためにはそのスポーツを熟知し、身体の基礎知識が絶対に必要。つまり、部活動の活動時間を減らすためには、準備時間を増やす必要があるということである。

では何のために部活動を時短にするの?ただでさえ教師は多忙を極めているのに、これ以上負担が増えるのは真っ平御免である。我々は教師であってスポーツ指導者ではない。時短にすれば解決するよと簡略的に考えて欲しくない。

そこで私は考えた。

部活をしたくない教師がいるように、部活をしたい教師もたくさんいるのである。この二つの教師でバランスを取ってはどうか。つまり、部活をしたい人は授業を少し免除し、その分をしたくない人に補ってもらう。もちろん部活をしたくない人は顧問に名前を入れない。お互いにお互いをカバーし合うのである。現在の日本の教育は「みんな同じで みんな良い」状態。それは児童生徒だけでなく教師にも求められている。これで本当にAIと共存できるのだろうか?

この仕組みの過渡期が来ていると私は思っている。どこかでエイヤッと変えてしまわなければならないのではないか。あとはその勇気だけであるような気がする。

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