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昭和の良さを取り戻せ

家の進化はめざましく、新しい設備や材料が色んな会社から発売され
なかなかその情報量も多く、対応するために 日々勉強が必要だったりします。

特に最近感じるのは、デジタル化しすぎた家ならではの
家に振り回されている感です。

ネットでつながった家電関係から始まり
情報が流れ続けるメディア媒体 TV 携帯・タブレット
家事・炊事などをいかに短縮できるか
清掃性を上げるための家
温熱環境に過敏に反応する家
細菌・雑菌などを対策する家。

うんざりするぐらい、脳的にリスクヘッジを促す家が
求められている状況です。

まぁ昭和生まれの僕は メディアと言ってもせいぜいTVと電話・雑誌ぐらいですが、それもこちらが意識して手にしに行かないと
情報は向こうから来ない時代でした。

現在はその真逆が起こっていて
最新の家では、リスクヘッジを促すセンサーとアラームだらけだと
思ってしまうのです。

朝起きて寝るまでリスクヘッジ。
何なら寝てる間もリスクヘッジです。

そんなもん、気にならないわ。という体と心と脳を作れるなら
ともかく

目まぐるしい時代に耐えられない42歳の自分という
言い訳のタイトルかもしれませんね(笑)


さて、そんな現代の家で
リスクヘッジを切る方法は

いかに『アナログ』を作るか?と
『リスクアラーム』をコントロールするか。

だと考えています。
それは、昭和の家づくりを参考に考えてみると

①:メンテナンスはあるものだという前提でいる事。
②:丈夫で長持ちする商品を選ぶ
③:複雑で多機能な設備は取り入れない事。
④:メンテをすぐにしてくれる信頼できる人・業者とつながっている事。
⑤:アナログさを楽しめる家にする事。

だと思います。
① はそもそのメンテナンスや整備をする事を排除しすぎないようにする。という事だと思っています。
排除はほとんどできません。温熱環境も、メンテナンスフリーも この世には無いと言えます。そこに意識して大枚をはたくよりも、ちょっとはメンテナンスがいるもんだ という意識が気を楽にさせてくれます。

② は そのメンテナンスの間隔を広く取ってくれる有効な選択

③ も それにあたります。

④ はそれを楽にしてくれる 一番のポイント。またそのコストをケチらない事かなと。

⑤ アナログを楽しむためには、動作の先にある 好奇心 やご褒美を用意することだと思います。
  思わず窓を開けた先にある綺麗な庭
  風を通した先にことで入る新鮮な空気
  入る日差しの明るさ
  掃除や片づけ・清掃のしがいのある 内装 など
  スッキリした家でくつろぐ良さ
  中途半端に安い家具より、お気にいりの家具や設備達

そうした工夫をする事で
大切な家がもっと大切になり、快適で長持ちするものになります。



昭和の家は 一国一城の主 一国一城の家 になり
非常に価値が高いと思っていたし、愛着もひとしおです。

デジタルさは無いですし、便利なメンテナンスフリーも無いですが
出来るだけ長持ちして使いやすく丈夫である事を
選択の基準にしています。

そうした選択の中で手に入れた家は
長く愛され、長持ちします。

家の選択をする際に
昭和の要素を取り戻してみる事は
案外恩恵の多い事になると

個人的に思うのです。


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