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憲法コラムのまとめ一覧

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CLAYが執筆した憲法コラムを、まとめて一覧にしたものです。 テーマごとに知識を整理しているため、初学者の方は、気になる項目があればとりあえず読んでみることをお勧め致します。疑問…
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〔憲法コラム20〕営業の自由に対する規制の合憲性判定基準

1 二重の基準論  「二重の基準論」とは、人権のカタログの中で、精神的自由は立憲民主制…

〔憲法コラム14〕社会権の法的性格

1 社会権総説  社会権は、20世紀になって、社会国家(福祉国家)の理想に基づき、特に社会…

〔憲法コラム12〕表現の自由に対する制約についての違憲審査基準

1 二重の基準の理論 〈論点1〉表現の自由を規制する立法が合憲か違憲かを判定する基準を整…

〔憲法コラム11〕外国人の地方参政権

 一時的に日本に在留するにすぎない外国人に選挙権が保障されないことについては争いがない。…

〔憲法コラム9〕司法権の意義・範囲

 76条1項は、「すべて司法権は、最高裁判所及び法律の定めるところにより設置する下級裁判所…

〔憲法コラム7〕損失補償の要否

1 29条3項の趣旨  ⑴ 財産権不可侵の原則との関係    公共事業の用に供するために私…

〔憲法コラム6〕内容規制と内容中立規制

1 表現の自由の違憲審査基準  表現の自由は人権体系の中で優越的地位を認められるべきものであるため、表現の自由に関する規制の違憲審査基準は厳格な基準が用いられなければならないとされる点ではほぼ争いはない(二重の基準の理論)。 2 内容規制  表現内容規制とは、表現行為の観点・主題に着目した規制をいう。表現内容規制は原則として許されず、その種の規制立法の合憲性は厳格に審査しなければならない。表現内容規制の合憲性の審査に当たって適用される違憲審査基準の典型的なものが、扇動

〔憲法コラム4〕報道の自由

 21条1項が保障する表現の自由とは、本来的には特定の思想を表明する自由を念頭に置いたもの…

〔憲法コラム3〕法人の人権享有主体性

 例えば、テレビ局は法人である。そこで、テレビ局に報道の自由が保障されるのか。法人の人権…

〔憲法コラム2〕外国人の公務就任権

1 外国人の公務就任権の保障の有無  憲法上、外国人(特に定住外国人)に公務就任権が保障…

〔憲法コラム1〕外国人の人権享有主体性

 ここでの外国人とは、日本国に居住する日本国籍を有しない者をいう。かかる外国人に、憲法の…