schun chang

schun chang(しゅんちゃん) =ウー・シジュン、 茨城県出身、ドイツ在住。日…

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schun chang(しゅんちゃん) =ウー・シジュン、 茨城県出身、ドイツ在住。日・独の通訳・翻訳の仕事承ります。ご依頼・納期・見積もりのご相談は DM で。最近いいカメラを買ったので勉強中。

マガジン

  • 深夜ガタンゴトンマガジン

    • 14本

    立教大学の劇団しどろもどろで同期だった男3人で「演劇と〇〇」を主なテーマにnoteで配信していきます。中小企業改革をしながら創作を続ける裕本、営業マンをしながらWeb製作勉強中の高橋、ドイツ在住のしゅんちゃんで記事をお届け。 「日々の営みのなかにある演劇」に気づけるそんなマガジン。

最近の記事

去年の8月に書き忘れたことと、ちょっと追記。(雑記)

(この記事は2021年4月に書いた記事を再編集しています。最後の方がまとまらず、当時投稿をしていなかったものに文章を付け加えました。) 日が暮れかけた街をとぼとぼ歩いていると、吹き抜ける湿った風の中にも、どことなく秋の気配を感じる。季節の変わり目は、前触れもなくやってきて、いつの間にか過ぎ去ってしまう。いつまでが夏で、いつからが秋だなんて区切りがあるわけではないけれど、ふと気が付いたときにはこの連日のうだるような暑さが嘘みたいに、吹く風の匂いと肌寒さに切なさをしみじみ感じな

    • 日高屋の話と、差別について。(私見)

      日高屋の話。 東京の大学に入ったばかりの頃、一度「英クラ」の同級生たちと日高屋というラーメンチェーン店にお昼ごはんを食べに行ったことがある。大学には1年次の必修科目として英語授業の参加が義務付けられており、ランダムに振り分けられた学生たちおよそ20から25人がまとまって、週に4日程同じ授業を受けていた。通称「英クラ」と呼ばれ、入学して初めて人間関係ということもあってか、多くの学生が授業以外でも飲み会やカラオケなど定期的に集まり、親睦を深めているようであった。当時、上京したばか

      • 「ごめんね」と「ありがとう」の距離感。 - 文化・言語感覚・身体性について- 【エッセイ】

        外出制限と人間関係の変化? 先日、ネットの記事で「コロナ離婚」なる言葉を見かけました。外出規制(自粛要請)によって家族・夫婦で過ごす時間が増え、家事や育児・家庭における時間の使い方におけるすれ違いが原因となり、離婚に至ることをそう呼ぶようです。 外出制限によって他者とのコミュニケーションが断絶され、孤独感を覚える人が圧倒的に増えることを想像していました。しかし蓋を開けてみれば、もちろんそういった寂しさを覚える人もいる反面、家庭で過ごす時間が増え、家族間コミュニケーションが以

        • 文化芸術への考え方-新型コロナウイルスに伴う劇場の対応【ドイツ】

          落ち着かない日々が続きます。 ここドイツでは、3月16日より、新型コロナウイルス感染症拡大阻止のために、オーストリア、スイス、フランス及びデンマークとの国境において、主に商業目的を除き、入国制限が設けられています。(*ドイツ国籍者及び滞在資格を有する外国人は対象外)物流が規制されることはないとはいえ、日本と同様、物品買い占めの影響により、スーパーマーケット等の品薄状態は数日続く見込みです。 こうした影響が、演劇業界にも及んでいることは周知の通り。他国に違わず、ドイツ語圏にお

        去年の8月に書き忘れたことと、ちょっと追記。(雑記)

        • 日高屋の話と、差別について。(私見)

        • 「ごめんね」と「ありがとう」の距離感。 - 文化・言語感覚・身体性について- 【エッセイ】

        • 文化芸術への考え方-新型コロナウイルスに伴う劇場の対応【ドイツ】

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        • 深夜ガタンゴトンマガジン
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        記事

          わたしが演劇と裕本恭について思うこと。-マガジン開設に寄せて【エッセイ】

          「こうであるべき演劇」の不毛 演劇とはなんだろう。そんな言い方をすると、なんだか大それた、学術的な、小難しい話をしているみたいになってしまうかもしれない。だから質問の仕方を変えて例えば、あなたが演劇に期待すること、求めることはなんですかと考えてみたい。 概して「演劇」媒体に対して持つイメージは各々あって、殊にそれは、育ってきた環境や触れてきた作品、たとえばあなたが今までに好きになった人や恋人、あなたが今、どんな日常を生きているかに関わってくる。 結局のところ、こうした期

          わたしが演劇と裕本恭について思うこと。-マガジン開設に寄せて【エッセイ】