見出し画像

"重さ"を受け入れる[INFJ男の恋愛事情①]





INFJの方で「重い」と言われたことがある人、
結構多いのではないでしょうか?



かく言う自分も、
過去にいた恋人には「優しさが重い」「行動が重い(愛情が重い)」
大切な友人には「いちいち発言が重いんだよww」
と言われた経験がありまして、



これは、
"他の人が気にしてない部分まで深く考えてしまう"事や

自分より他人の感情を優先するあまり、
"自分以上に大切な他人を大事にしてしまう"という部分が

「重い」と言われる事につながっているのかなーって思います。

この記事読んでくれた方の中には、
「良いことじゃん」と思ってくれる優しい方もいるかもしれませんが、


ぼくはこの
"「重い」と言われてしまうような事を言ったりやったりしてしまう自分"を
好きになれずにいました。




中学生の頃、
小学校から一緒だった同級生が次々と大人の準備を始めていく事に、
声も高いまま、背も伸びないまま、下ネタにも追いつけずに(笑)、
完全に置いて行かれてしまっていたぼくは焦りと不安を抱えていました。


そして、仲間はずれにされたり軽いイジメにあったりしました。
(※暗くなるので割愛)


そんな中、ぼくに声をかけてくれたり、
優しくフォローしてくれる子がいました。

見た目が派手なグループにはいるけど、その端にいるような
根が真面目でかわいくて優しいあの子の事を、ぼくは好きになりました。

覚えてる限り、思春期に入ってから初めて好きになった女の子です。

小さかったぼくはその子に釣り合うわけないと思いながらも、
校外学習で告白。

見事に振られました。
その噂は広がって、部活で異常なほどいじられました。辛かった。

当時(自分の学校では)、振られたらすぐ振り切って次
同じ人に複数回告白するなんてあり得ない
という空気があり(今考えてもなんだそれ)、
いじられるのも嫌だし、ぼくは諦められない気持ちを隠しました。

でも、中学生の時間はとてもゆっくりで、
半年という今思うと短い期間で気持ちは落ち着いていき、
ぼくは別の子と付き合うことに。

あの子とは普通の友だちに戻りました。


受験シーズン。

たまたま志望校が同じで、同じ塾に通っていたぼく達は
異性ということを忘れるくらい仲良くなり、志望校に行けなかったぼくも混ぜた男女何人かでよく遊ぶようになりました。


それが今でも、地元に帰ると集まるお決まりのグループになっていき
大半は結婚したり、子どもがいたりして、

あの子も例に漏れず、お母さんになって幸せに暮らしています。



数年前、友人の結婚式で久しぶりに再会し、自然とその頃の話題になったとき、中学生の頃と変わらない優しい笑顔であの子は言った。



「気持ちにはずっと気づいてたよ。真剣なのも知ってた。
 でも選べなかったのは、あの頃は"●●(ぼくの名前)"みたいなちゃんと愛してくれる人の価値に気づけなかったからで、それは今でも後悔してる。
今はもう結婚して旦那も子どももいるから私はしてあげられないけど、
絶対幸せになって欲しい。他人の幸せを一番に考えられる人なんだから」



この言葉で、ぼくは若干トラウマだった「重い」と言われる事象に対して
一つ答えを出しました。


気持ちはいつかわかってもらえる。
だから、もう「これ重いかも?」って悩むのはやめよう。
「重い自分」を認めてあげよう。





この記事を読んでくれている同じ星の方へ。

悩むことも考えることも全部やめられなくて、苦しいと思います。
ぼくもそうです。自覚があるのが中一からなので、人生の半分以上変わってません。これからもそうだと思う。

紆余曲折あったし時間もかかったけど、それでも、
わかってくれる人・受け入れてくれる人がどこかにいます。

「同じ星の人」ではないけれど、
受け入れてくれる「近くの星の人」がいます。

「きっと」「多分」じゃなくて、います。
これはマジです。大丈夫です。



という感じで、ぼくは自分の「重さ」を認めていく事にしました。
(『化物語』の戦場ヶ原ひたぎみたい。笑)


時間がかかっても、わかってくれた人がいるから。


優しさだと、認めてくれる人がいるから。



_

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?