Spider Tetsu

Blues Man,Vocalist,Guitarist,放浪癖,人が好きだが性格悪?…

Spider Tetsu

Blues Man,Vocalist,Guitarist,放浪癖,人が好きだが性格悪?B型です。例えば、本・レコード・CDなどで得られないリアルな事を好み望みますので「しょぼいもの」は好みません。(駄菓子は除く)リアルな経験を貯めて生きています。人生は趣味ではない。

最近の記事

03.声が消えてゆく恐怖の中で(夢のエレキギター)

声が消えてゆく恐怖の中で(夢のエレキギター) 家にある母のグランドピアノの下には 古ぼけたガットギターがあった あるのは知ってはいるが弾き方を知らない チューニングも知らない 弦が何本あるのかさえ知らない 音感はあったので、とりあえず1番細い弦だけを使って メロディーを弾いた。何のメロディーかって? 今でも覚えている1978年発売のディスコソング「ポパイ・ザ・セーラマン」だ 1本弦奏法でも楽しかったなぁ。でもなんか限界を感じていたな… その頃、同級生のI君の家に行った時

    • 02.声が消えてゆく恐怖の中で(母が爪弾くケメコの歌)

      母はジャズやブルースを愛しピアノを弾いていた。 そう、それはそれは最高な環境な私。 幼少時にピアノを習ってはいたが… 何だかしっくりこないのだ。徐々に練習も嫌になり さぼりがちに… それが原因でレッスンでは先生に怒られ悪循環。 私は決めていた 「ピアノだけに白黒ハッキリつける!」 と… 辞めるのは簡単だったが、母は寂しい顔をしていたなぁ 時は過ぎ… 家にあったギターで母が爪弾き歌う「ケメコの歌」。 ポロンポロンと鳴る弦の音に 「ギターかぁ。あぁ何なんだぁこの感じ

      • 01.声が消えてゆく恐怖の中で(プロローグ)

        何も気にせず夜が過ぎ、また夜がくる。何十年と変わらず歌い続けた帰り道の河原でいつかの一言を思い出した。 「その声でよく持つなぁ、、」 私は、十五歳から音楽の道へ進んだ。全てはそこから始まる。 音痴だし歌う事が大っ嫌いで過ごして来た幼少時。そんなに綺麗な声ではなかった気がする。そう、少し痰が絡んだような声だった気がする。 しかし、そんな昔のことなど鮮明に覚えている訳もなく …。 あっ、でも、時折母が私に「んんっ!ってやってから話をしなさい!」と 言ってた記憶がある。(んんっ

      03.声が消えてゆく恐怖の中で(夢のエレキギター)