02.声が消えてゆく恐怖の中で(母が爪弾くケメコの歌)
母はジャズやブルースを愛しピアノを弾いていた。
そう、それはそれは最高な環境な私。
幼少時にピアノを習ってはいたが…
何だかしっくりこないのだ。徐々に練習も嫌になり
さぼりがちに…
それが原因でレッスンでは先生に怒られ悪循環。
私は決めていた 「ピアノだけに白黒ハッキリつける!」 と…
辞めるのは簡単だったが、母は寂しい顔をしていたなぁ
時は過ぎ…
家にあったギターで母が爪弾き歌う「ケメコの歌」。
ポロンポロンと鳴る弦の音に
「ギターかぁ。あぁ何なんだぁこの感じ」
私の中に何かがめばえた瞬間だった。
※2022/09/08声帯ポリープ手術をしました。今までの道のりを記録
©️2022 Spider Tetsu
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