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いまさらですがスパイスに目覚めました

料理好き、といってもいろいろある。
オシャレごはんを作るのが得意だったり、うちごはんを作るのが得意だったり、スイーツを作るのが得意だったり・・・、あ、スイーツ作るのが得意だったら「料理好き」じゃなく「スイーツ作りが好き」って言うか。

もともと料理が好き、だったのかな(疑)。
実家暮らしのときはキッチンにふたり以上立つのは煩わしいと感じる母を気遣い、キッチンにはほとんど立たなかった。
それでいて料理を手伝わされるから厄介なんだけど(苦笑)餃子を包むのだったりとか天ぷらを揚げるのだったりとか、サポート的なことだけで包丁を持つことはあまり無かった。基本的な切り方は教わったけど。

実家を出てからは仕事先にお弁当を持っていくことが多かった。悠々自適な一人暮らしだから外食に行ったりコンビニのお世話になったりしつつ、ベースは自炊、お昼はお弁当。

作り置きしたおかずはお弁当用の仕切りケース(当時は味気ないシルバーしか売ってなかったよね~)に入れて冷凍したり、小さめのハンバーグやカツを作ったり。

こまめな20代の小娘が気づいたのが、千切りやみじん切り、包丁でトントン刻む作業って癒やされるなあ、ということ。仕事のモヤモヤが薄れていくストレス解消作業だなぁ、と。

それから料理好きを自覚したものの、凝った料理にはあまり目覚めず、ただただおばんざい料理を作るのが好きだった。

彼氏(旦那)をゲットするには胃袋を掴むべし、というのは俗説。
と気づいたのはなかなか結婚できなかったからだろか。いや他にも理由はあっただろ(笑)異性にごはんを食べさせてあげた記憶は元旦那以外あんまりないな。

娘にごはん食べさせるようになってはたと気づいた。
「子どもって…いつからスパイスOKなの?」
香辛料に馴染んでいる国だったらおチビちゃんでも辛いものに耐性があったりするんだろうけど、日本ではおチビちゃんには原則スパイスは使わない。カレーも大人用と子ども用と分けて作ったりする。
わたしは作り分けるのが面倒(時間ももったいない)ので甘口カレールゥのお世話になって、しばらく甘口カレーをわたしも食べていた。

娘は少食だったので甘口カレーを作っても余ることが多かった。
そのほとんどを大人のわたしが食べるというのも、いつかは飽きがくる。
今度は子ども用レトルトカレーのお世話になることにして、カレーはわたし好みの辛さで作ることにした。

子ども用のレトルトカレーも余すくらい少食の娘。
1回だと多いけど2回に分けると少ない。そのうちレトルトカレーももったいないと思うようになった。でもカレーは娘もわたしも好きだし、困ったな。どうしよう。

「そうだ、スパイスからカレーを作ろう」

もともと、にんにくやしょうが、大葉や三つ葉など日本で馴染みのある香味野菜は祖母(私の母)のごはんの影響もあり、娘も大好きだった。香味野菜とスパイスでカレーを作れば、辛味スパイスを使わずともカレーは作れるじゃないか。

それがスパイス料理にめざめたきっかけ。

だなんてカッコよく書いてはみたが、この頃はまだまだスパイス初心者。
いまもまだ初心者の粋を越えていないんじゃないかな。なんてね。

つづく(いつかまた)

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