「あなたはいらない」に遭遇してイヤになったら思い出したいこと
すべての人に求められるなんて、どんなスーパーアイドルでも難しい。
それでも誰かには求められる存在でいたい。「あなたはいなくていい」と言われる数が「ここにいてほしい」より多ければ多いほど、人は不安になる。
数ある指南書にあるとおり「そんなこと気にする必要がない」と思えるのなら、精神的な安定を得られるだろう。けれども、そこまでストイックになれる強さを手に入れるのは難しい。
また、近年はやっている「自分軸を大切にする」という自己暗示で乗り切れるほど、現実は単純でもない。「自分軸」をいくら心に決めたところで、人はひとりでは生きていけないからだ。
だけど、ひとつだけ覚えておくと、心が軽くなる。「あなたはいらない」と意思表示をする人の多くは、ちゃんと考えて言っていないのだ。
そういう人は、単に「気に食わないから」「ののしりたいから」という、どうしようもない理由で行為に及んでいることが多い。ネットの誹謗中傷だけでなく、実生活の陰口や、干されたり避けられたりするのも同じこと。彼らはそれぐらいしか楽しみのない、可哀そうな人なのだ。
振り返れば、あなたの学校生活でも、そういう人がいたと思う。そういう人たちの多くは、社会に出ても、可哀そうなまま、同じようなことを繰り返している。いくら出世しても、偉くなっても、変わらない。
だからあなたが、学校や家庭、いろいろな場所で、そのような状況に遭遇しても、卑屈になる必要などない。
つまり、「ちいさな虫ひとつがいなくなると、生態系を壊れてみんなが死ぬ」という寓話を聴いて「その虫のほうがよほど、世の中の役に立っているのに、それに引き換え自分は……」などと思わなくてよい、ということ。
これは机上の思考実験ではなく、いろいろなコミュニティや、さまざまな業種の職場をわたり歩いた観察によって導かれた考察なので、真に近いと思っていただければと思う。
というか、そうやって別角度から観てみると、ドロドロとした気持ちに清浄フィルターがかけられるので、ラクになる。おすすめしたいです。
昨日も「えぇぇぇぇぇぇ……それって結局嫌がらせしたいだけじゃん……」という事態が訪れたのだけれど、乗り切れました。
まぁ一過性の効果なので。繰り返し起こる場所からは離れたほうがいい、それは間違いのないことですが。
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写真は、最近めっきり出番の少なくなったICレコーダーです。取材したいなぁ。
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